GBのアームチェアCinema見ist:アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン

Amazing Grace

アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(原題:Amazing Grace)

監督 シドニー・ポラック
出演 アレサ・フランクリン/ジェームズ・クリーブランド/アレキサンダー・ハミルトン/コーネル・デュプリー/ケニー・ルーパー/パンチョ・モラレス/バーナード・パーディ/チャック・レイニー
製作年 2018/米

やっと観てきた!

なんと、月曜日は年寄りデーだそうで爺ぃは1,000円!ありがたや。
見たかった「ジャニス」もこの館で上映しているのだが…
なんと一律3,000円で割引など一切無し。
普段爺ぃ割引で鑑賞している身としては一寸出しづらい金額だ。

はっきり言って古い映像で解像度は低い。ピントが甘い。カメラマンが迷ってピントリングがグルグル回る場面も数多い。
“映像作品”として見たらはっきり言って現在のレベルからは見るべき所は無い。

しかし…
もう、冒頭、バックのチャーチ・クワイアの入場シーンから鳥肌(って変だよね。嫌なものへの表現だし)。
アレサの歌が始まると、何故か涙が流れた。

タイトルにもなっている“至上の愛:Amazing Grace”は日本でも有名でなじみ深い曲であるが、これは実はブラック・アメリカンの祈りの根幹を成す歌なのであろう。
(作ったのは白人であまつさえ“元”奴隷商人なのだが)
ライブ…と言うよりも通常のミサをそのまま記録したかったのだろう。
バックミュージシャンに強力な手練れを揃えているが、彼らもバッキングに徹して決して前に出てこない。
彼女の歌はPlayではなく、Prayそのものなのだ。

多くは語らない。
音楽好きなら、取り敢えず観とけ!
話はそれからだ。

流石に黒人教会、殆ど白人客いないよね、と思ったら、どっかでみた人がいた。
世の中には似てる人がいるもんだ!
いえ、御本人だった。ミック・ジャガー。

ウチに帰ってCD山(HDDに整理済み)を探したら、映画の音源でもある2枚組があった。


return目次へ戻る