GBのアームチェアCinema見ist:リボルバー・リリー
リボルバー・リリー
監督 行定勲
脚本 行定勲/小林達夫
原作 長浦京
出演 綾瀬はるか/長谷川博己/羽村仁成/シシド・カフカ/古川琴音/清水尋也/ジェシー/佐藤二朗/吹越満/内田朝陽/板尾創路/橋爪功/石橋蓮司/阿部サダヲ/野村萬斎/豊川悦司/アフロ(MOROHA)/鈴木亮平
音楽 半野喜弘
製作 2022
上映時間 138分
本作、劇場予告で見て気になってたんだ。
先月(7/20)におひとりさまで見た宮崎駿、完全ティザーで前宣伝もポスターのみ。
公開時劇場でのパンフレット販売も無し。
今日、劇場で売っていたので取り敢えず。
いや…
これただの画集じゃないの。買う必要ないかな。
閑話休題、そ・れ・は・さ・て・お・き…
しかし、本作のパンフレットは…
凄いなこんな大量の正誤が付いた映画パンフ、初めて見たぞ。
それも情っけない誤りばかり。
校正なんてしないんだろうか。
さて、いつも映画鑑賞前に予備知識を入れないようにしているのだが…
昨日、つい上がってきた素人レビューを読んでしまった。
いやいや、酷評だらけだ。
い〜んだもん。ワシ綾瀬はるかに期待してるから。
時代背景も私が大好きな大正浪漫だし。
そもそも、これ、“東映映画”だぞ。
設定がリアルかどうか何ざぁ関係ないのだ。
不死身で滅茶苦茶強いスーパー主人公が敵をバッタバッタと打ち倒し、ってのが定石だろうが。
果たしてそのパターンは受け継がれている。
監督の行定勲はそもそもアクション系の人ではないが、まぁなかなか良い映像を紡いでいる。
身体能力が高い綾瀬という女優を美しく撮っているのは評価に値する。
場面によって“不自然さなく”衣装の色や印象を変えているのも素敵だ。
ただね、“特撮”部分が60年前の円谷作品並みの情けなさだったのは戴けないかな。もっとちゃんとヤレよ。
綾瀬もなかなかだが、満州馬賊崩れで百合に従うシシドカフカ、この人が実に良い。
銃撃戦でウィンチェスターを使うのも馬賊らしくて良い。
ラストの戦闘で馬賊丸出し箒の柄モーゼル二丁拳銃なんて、もう、堪らんね。
鈴木亮平なんか出てたっけ?
あ、あのラストシーンの一瞬出演がそうか?
最近よくある“To be continued”的ラストだったなぁ。
作中で提示された謎も回収されてないし。
果たして続編はあるのか?
S&W M1917
M1917 リボルバー(M1917 Revolver)は、アメリカで設計された2種類の45口径6連発回転式拳銃である。制式名称はUnited States Revolver, Caliber .45, M1917(合衆国.45口径回転式拳銃M1917)。
1917年にこの名称で採用された拳銃は2種類あり、片方はコルトが、もう片方はS&Wが設計を担った。これらは軍部の要請に基づき、装弾数や口径こそ統一されていたものの、全く異なる製品である。
劇中のリリーこと百合の愛銃には繊細な彫刻が施されている。
これはなかなか素敵な演出だ。
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