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キングコング: 髑髏島の巨神

キングコング: 髑髏島の巨神(原題:Kong: Skull Island)

監督 ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
脚本 ダン・ギルロイ/マックス・ボレンスタイン/デレク・コノリー
原案 ジョン・ゲイティンズ/ダン・ギルロイ
出演 トム・ヒドルストン/サミュエル・L・ジャクソン/ジョン・グッドマン/ブリー・ラーソン/ジン・ティエン/トビー・ケベル/ジョン・オーティス/コーリー・ホーキンズ/ジェイソン・ミッチェル/シェー・ウィガム/トーマス・マン/テリー・ノタリー/ジョン・C・ライリー
音楽 ヘンリー・ジャックマン
製作年 2017/米


朝から雨。

もう、全然やる気が失せ、午前中ダラダラ過ごす。
まぁ、ゴロゴロしてても仕方ないので映画でも行きますか。

何を思ったか、アニメーション、余り得意でないカミさんが観たがっていた動物が歌唱コンテストで奮闘する3DCGアニメ。ブタがくるくる回るのを観ておきますか。

カミさん得意のNet…をしようとしたら、幾つかの映画館ほぼ全て満席。
はぁ…
雨降りでお子様達も行き場を失っているのか。

他には?

何とキングコング。
いやいやいや、何とまぁ。

怪獣映画だからね、なんだかんだ言っても仕方がない。
とにかく、キャーキャー言いながら(いや、実際には黙ってるけど…)観るのがよろしい。

この監督、俗に言うアニヲタだそうで…
随所にヲタク趣味が溢れている。
映画そのものは色々とツッコミどころ満載なのだが、まぁ、そんな事はど〜でもよろしい。

これは正統派怪獣映画と言っても良いだろう。
その上、全編これフルスピードで疾走する。
ヲタクによる制作とは言え、かのシン・ゴジラの如く、色々と細部をほじくって考察するような物ではない。
純粋に大猿と気持ちが悪いクリーチャーが大暴れするのを楽しむべきだろう。
ここには「怪獣映画の本質」がある。

ベトナム戦争終結直後が舞台なので、音楽は当時のロックが多い。
なかなか雰囲気が出ていて、これはよろしい。
で、エンディング。

が、しかし、帰還する船の上で流れる Dame Vera Lynn / We'll Meet Again が実に良い。
この曲は博士の異常な愛情のラストや数年前のリメイク版日本のいちばん長い日でも使われていた。




デイム・ヴェラ・リン (Dame Vera Lynn, DBE, 本名:Vera Margaret Welch (ヴェラ・マーガレット・ウェルチ), 1917年3月20日) は、第二次世界大戦期に称賛を受けたイギリスの歌手、女優。
第二次世界大戦中、リンはイギリス軍が戦っていたエジプト、インド、ビルマで慰問コンサートを開いており、「イギリス軍の恋人」として記憶されている。リンが歌った歌でもっとも知られている曲は『ウィィル・ミート・アゲイン(We'll Meet Again)』と『ザ・ホワイト・クリフズ・オブ・ドーバー(The White Cliffs of Dover)』である。

彼女は大戦がはじまると、自身のラジオ番組で海外にいる兵隊向けのメッセージを送ったり、病院へ慰問するなど、軍隊の恋人(forces' sweetheart )と呼ばれた。
戦後はこの功績からだろうが、女公 (Dame) の称号も与えられた。

「We’ll Meet Again」(1943)は、彼女が主演した同名のミュージカル映画の主題歌。

この歌は第二次世界大戦において従軍した兵士への想いを歌い、戦時歌謡としても使われた。

We’ll Meet Again

作詞:Hugh Charles (Hughie Charles)
作曲:Albert Rostron Parker (Ross Parker)

We’ll meet again,
Don’t know where,don’t know when.
But I know we’ll meet again, some sunny day.

Keep smiling through ,
Just like you always do,
Till the blue skies chase those dark clouds, far away.

So I will just say hello,
To the folks that you know,
Tell them you won’t be long,
They’ll be happy to know that as I saw you go
You were singing this song

We’ll meet again,
Don’t know where,don’t know when.
But I know we’ll meet again, some sunny day.


また、逢おうね

また、逢おうね
いつか どこかは 分からないけれど
でも、きっと 逢えるね 晴れた日に

笑顔を絶やさずにいてね
いつも いつまでも
青空が雨雲を追い払うまで

挨拶を交わそう
君が知っている人々に
きっと 私は、もうじき戻る
知らせはきっと届くだろう
この歌を歌う君の許に

また、逢おうね
いつか どこかは 分からないけれど
でも、きっと 逢えるね 晴れた日に
(意訳;GB)


う〜ん…このエンディングは一寸素敵だ、と思っていたら、実はこの後にエピローグがある。
まぁ、ハッピーエンドを強調しているのは決して悪くないが、余韻的にはどうかな…
“と、思っていたら”…更に…

エンドロールが終わってスクリーンが暗転してから、いきなりセリフと字幕が…

本作は劇場の照明が全部灯るまで立ってはいけない。

で、だ、予備知識を全く入れないで観たので知らなかったが…
制作者はこれを三部作にするつもりらしい。
なんと、ゴジラとモスラとラドンとキングギドラががが…

まぢかぃっ!


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