GBのアームチェアCinema見ist:埴生の宿/ビルマの竪琴
※都合により閉鎖したギターTabの解説文の一部を抜粋掲載しています。
Home,Sweet Home:埴生の宿(はにゅうのやど:Sir.H.R.Bishop)
おなじみのイギリス曲。
この曲は映画でも効果的に使われ、とても印象深い曲である。
使われた代表的映画は次の様な物が挙げられる。
ビルマの竪琴
監 督 市川 崑
音 楽 山本直純
主 演 中井貴一
助 演 石坂浩二、川谷拓三、渡辺篤史、浜村純、北林谷栄、菅原文太
製 作 年 1985
製 作 東宝 フジテレビジョン 博報堂 キネマ東京
原 作 竹山道雄
シナリオ 和田夏十
原作は竹山道雄の少年むけの小説。小学校の頃読んだ覚えがある。
市川崑は1956にも全く同じ脚本で映画を作っている。助演のうち、国境の村長浜村純(前回は今回川谷拓三演じる軍曹役)、物売り婆あさん北林谷栄(何と29年前と同じ役)、の二人は二作連続出演。
奇しくも戦争の悲劇を描いた「火垂るの墓」と同様に「埴生の宿」が印象的に使われている。
和田夏十のシナリオラストシーン…草も木もない荒涼たる山峡を、北へ向かって歩む主人公水島。その画面にタイトルがだぶる。
《ビルマの土は赤く、岩もまた赤い》
ビルマの竪琴・総集篇
監 督 市川 崑
音 楽 伊福部昭
主 演 安井昌二
助 演 三國連太郎・北林谷栄・西村晃・三橋達也
製 作 年 1956(昭和31年)
製 作 日活
原 作 竹山道雄
備 考 モノクロ116分スタンダードサイズ
当時、ビルマロケはなかなか許可されず、昭和31(1956)年1月に「ビルマの竪琴」第一部、として公開された。しかしビルマでの撮影許可が下り、バゴーやシッタン河でのロケシーンを加え、昭和31年2月に「ビルマの竪琴」総集篇として公開され多といういわく付きの作品。
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