愚行連鎖 ランクルさん近況 2021

VZJ95との生活:52/ランクルさん近況 2021

2021年…我が家の守護神、ランクルさんも20歳を過ぎた。
人間の年で言えば…いくつになるのだろう。
ドイツでは古い車に乗っていると賞賛されるらしいが、我が国ではたかがガソリン車は13年経過、ディーゼル車は11年経過で見せしめのように税金が急激にアップする。
更には欧州の手前勝手で「内燃機関は罪悪」の様な風潮もある。
しかし、私はこれとコペ子、2台のガソリン車と添い遂げるつもりなのである。

前回の車検から2年。来年はまた車検がやってくる。
頼りになるお婆ちゃんは極めて快調。
古い物を捨てろと言わんばかりの酷税と環境保護とやらにに虐められているが、お別れする気は無い。全くない。

Photo 2018年、前回の車検後の冬、スタッドレス交換。
(年間スタッドレス履きっぱなしだったが、流石にもう固くなって駄目)
11月中旬下旬になるとスタッドレスは品薄になるので、換えないまでも手に入れて置いた方が良い。
選んだタイヤはDUNLOP WINTER MAX SJ8。
単に一番安かったというのは…ある。
ふと思うと初代ディーゼルランクルさんに履かせた冬タイヤもWINTER MAXだった。
型番は確かSJ3…歴史だなぁ。
年間スタッドレスで過ごす身としては固くてヨレない、減りにくい、今まで履いていたMICHELIN(Scorpion)は気に入っていたのだが、冬期性能はその分一寸ね。
DUNLOPは柔らかめで急激な操作をするとヨレるが、ランクルさんはもうそういう運転をしないので、これで良いのだ。


ホイールも純正に戻す。
社外品、何が問題って、万一タイヤトラブルがあった時のために2種類のナットを車載しておかないといけないのが面倒だし、何よりTOYOTAの平面座のナットはホイールナットの中でも一番信頼性が高いし。
勿論、冬場は金属チェーンも積んでいる。

Photo 2019年、ナビの具合が悪い。
頻繁に読み込みエラーを起こして止まってしまうのだ。
まぁ、新車買った時に一年型落ちのナビを入れて貰ったので仕方が無いと言えば仕方が無い。
19年前のDVD地図データの機種だし。
クリーニング掛けても直らない。
光学ディスクはこうなったらもう駄目かな。
PCだったら開いてディスクユニットだけ差し替えちゃうのだが、カーナビではそういう訳にも行かない。

ディーラーで安い物を見積もったら型落ち新品本体5万、取り外し取付工賃が3万だって…
で、中古の状況を見に行った訳だが…



大体7〜8年物で15,000〜2万円台。
数年落ちだと3万円台から。いずれも1ヶ月は保証。
取付取り外し工賃が走り出し2万円。(開けてみないと解らない)
更に、取付は日を改めて外注業者の予約が必要。
パネル外しの仕様書があれば自分で出来るが、手に入らないだろうなぁ…

古いナビは地図の更新が出来ない事がある。その上、保証が1ヶ月かぁ…
ううむ…

往復2時間程のドライブだったが、こういうときに限って全く不具合は出ない。

選択肢は幾つか。
  1. 中古を自分で取り付ける、(1万台〜)
  2. 中古で一番安いのを購入店で取り付けて貰う。(上手いけば3万円台)
  3. 中古でそこそこ新しいのを購入店で取り付けて貰う。(上手いけば5〜6万)
  4. 中古をディーラーに持ち込んで取り付けて貰う。(4万台〜6万台)
  5. 新品をディーラーで取り付けて貰う。(8万位)
19年落ちのナビでも実用上何の不自由も無いので、最近のン十万の豪華オーディオ付きナビは要らないのである。
そもそも、最近は車運転してる時オーディオなんか使わないし。
車の音が好き。


Photo その一月後、こんなのをね。新古品で見つけた訳よ。かなり安く。
展示品ほぼ新品ってのが手に入ったと。
迷わずゲットしたのは、コペ子についているものと同一型番で幅が広いワイドタイプだったから。
正面パネルサイズとスイッチ位置以外は全く同じ物で、操作性同一、地図データも同一、もちろんファームウェア等も同じ。
コペ子はワイドタイプ取付位置に標準タイプを付けているので、両脇にプラスチックのスペーサーがカマしてあって、何となく哀しかったのである。

こいつをコペ子のと入れ替え、外したナローパネルの物をランクルさんに移植しようという魂胆。

取付に関しても本体外してハーネス入れ替えるだけだからもう簡単至極。


Photo 激安処分品でこんな物を手に入れた。
表示は一万三千某だが、ポチった時は¥2,684。
赤ステッチが派手すぎて嫌なので黒く染めた。
縫い糸も黒染めにした。
今までグリップ部分のみ革を巻いていた。こいつをバリバリと剥がし…
ちくちく、ずりずり…
ひたすら縫い合わせる。

うむ、なかなか良いんでないか?



Photo 勢いに乗ってランクルさん用シフトレバーレザーカバーと、MAZDA用サイドブレーキレザーカバーなんてぇ物も。
シフトレバーレザーカバーは、またしても半額処分が出たので、迷わずポチ。
サイドブレーキレザーカバーは、やはり赤糸仕立てが気に入らなかったので、仕立て直し。
よしよし、これで勘弁してやる。

ちなみに、糸探し、ハンズかユザワヤまで行かんと…と思っていたら良いのがダイソーにあった。
侮り難し100円Shop。


Photo オヤジの遺品の中にあったこれ、数年前から気になっていた。
なんでこんなもの?
自分の車に付けていた訳ではないし、そもそもこれ、コラムシフト用じゃないか?

ふと気付いた。手で触れる部分総革化のランクルさんで一カ所、サブミッションのレバーがゴム製だった。
一寸サイズが違うが…
サイズ一寸大きいが、何の問題も無い。総革化完了!

まず滅多に使うモノでも無いし。
車検対策にアルミ板にシフトパターンを書いた物を貼り付けておいた。
オヤジの遺品だからお守りにもなるだろう。


Photo 2021年の春になった…
疫病禍でカミさんの送迎を始め、ランクルさんコペ子とも稼働が増えた。
雨天悪天はランクルさんの担当。
そうなってくると通年冬タイヤは少々心許ない。

で、死蔵していた初期型純正ホイールに夏タイヤを履くことにした。
ランクルらしいタイヤと言う事でA/Tを選んだら…
うひゃ、ホワイトレターかよ!その上パターンがサイドまで回り込んでえらく派手。
カタログにゃホワイトレターなんて書いてない…と思う。
一寸恥ずかしいが、ま、良いか。
ま、これで気温が高い雨の日も一寸安心。


実はランクルさん、20年前に手に入れたとき、ホントは丸目のM/Tが欲しかった。

丸目は3ドアショートボディだけ、M/Tはディーゼルのベーシックモデル(スタンダードというヤツ)にしか設定がなかった。
カミさんは前任のディーゼルランクルさん買うときも「商用車(1年車検)」は駄目、家族全員+α(7人乗り)乗れないと駄目。」と言う事だったし、そもそも前任のディーゼルランクルさんが都内では運用しづらくなってのガソリン車への乗り換えだった。 そして我が家の二代目ランクルさんは今日に至る。
20年前に“ショート用のヘッドランプユニットのみ取り寄せ”を問い合わせたら、ロングには固定部分違いで装着不可。と言われてそのままになっていた。
ぱっと見それほど目立たないのだが、ヘッドライトの黄ばみが出始めている。
さてさて…

Photo と…
荷物が届いた。
あら、来ちゃったよ。

2021年梅雨時であった。
オークションで丸目化キットを発見した。
これが、日本製ではなく、装着にえらく苦労することになるのだが…

ランプ本体は台湾製らしいが、カットが日本向け(左側通行用)ではないのでIPFの物を用意した。
電球はポジションもIPFのLED、ヘッドランプは88ハウスのファンレスLED。
それまで車検ギリギリのハイワッテージのハロゲンランプを装着しており、交換した当時は“白い!明るい!”と思った物だが、最近は皆さん白い前照灯でランクルさんのランプは行灯の如く黄色く感じる。
いままでLEDを避けていた理由は…
ひとえに吹雪などでのライトへの着雪がイヤだと言う事。

冷静に考えると、着氷で困る状況は田舎へ帰る時、せいぜい年に数回。
それ以外の一年はLEDで困ることは一つもない。

取り敢えず、切った貼った削った盛った、20日ほどかかって何とか形にし、ディーラーに持ち込んで光軸調整を行った。


こうして頼りになる姥桜、ランクルさんは今もウチの守護神として活躍しているのであった。

Photo

 To Be Continued…


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