愚行連鎖 冬が来る前に…その2

VZJ95との生活:13/冬支度

車にもサングラス?

サンシールド
実は、クリアサイドウィンカーをNetツーシン販売で買ったのは、注文金額が10,000円を超えると送料をサービスしてくれるというので、本当はこちらが本命だったのだ。
目が悪いせいもあり、普段、調光レンズ(紫外線によってレンズの色が変わる)のメガネをかけていることが多い。
調光レンズは色の変化にかなり時間が掛かるし、自動車のフロントガラスというのは意外と紫外線を通さないようで、調光レンズはかなり良い天気でも車内では色が変わらないことがある。



釣行/運転用メガネ
濃色サングラスのままピーカンの日に暗いトンネルに飛び込んだりすると危険ですらある。
運転時に愛用しているのはこのフリップアップ式のサングラスである。
透明レンズに度付のUVカットレンズを使用している。
元は釣行用に買った偏光グラスだが、フレームはニコン製、販売はアウトドア・ブランドの FoxFireである。
(眼鏡屋さんでは扱わないので、お問い合わせは釣具店などへ…)
フリップアップ式なら、外光の明るさの急変にも臨機応変に対応できるし、このレンズの色も運転に向く濃度で、とても気に入っている。


サンシールド
クリアサイドウィンカーの項でも書いたが オリヂナル工芸 と言う会社からの購入である。
クリアサイドウィンカーはオリヂナル工芸から送られてきたが、このサンシールドは別便で、製造元からの直送であった。
(写真はレバー式になった取付部)


破損!
ところが、である。
取付けてみたモノの、上辺にどうしても隙間が出て気に入らず、調整していたら角がパリンと割れてしまった。
本来なら、取付破損はユーザーの責任であろうが、取りあえず販売会社に問い合わせをしてみたら、何と無償交換に応じてくれた。
トラブル時に若干の不安もある通信販売であるが、こういう対応をしてくれる会社に出会うと、ちょっとクセになってしまいそうである。

車内からの様子
車内から見た感じはこんな具合である。
両端の装着すると突っ張るレバー式の押さえ部品と、ルームミラーの押さえゴムで、かなりしっかり固定されている。
かなり厚いアクリル製なので境目が気になるかとも思ったが、さほど邪魔にはならない。

積雪のピーカン・ドライブなどではかなり威力を発揮しそうではある。




後ろは見えますか?

27wブルーコーティングランプ
プラドのリアクオーター、リアガラスは最近主流?のブロンズ色のプライバシーガラスである。
確かに後席は眩しい光が入らず、快適かも知れないが、事バック時には薄暗いと後方が殆ど見えない!
取りあえず、既に光量アップ型の定格21Wバックランプに交換していたが、殆どその効果は認められない…
定格を少々オーバーしているが、長時間でなければ27W型の電球が使用可能である。


取付状態
巷の評判では STANLEY の RAYBRIGブランドのバルブがよいと言う話であった。
早速買いに行ったのだが、あいにく品切。
陳列棚にあった CAR MATE
“T20シングル BW501 12V 27W プレミアムホワイト”が上の写真である。
RAYBRIG製の27Wバルブと、ほぼ同等品と思われる。
(実売価格はちょっと廉い)

装着すると、コーティングの青が微かに見えて、ちょっと嬉しい。

実際には通常電球の黄色がかった光と明らかに違って、純白光のかなり明るいランプではある。

日も短くなってきたことだし、これはやはり有用なパーツかも知れない。




靴も履き替えなきゃ!

タイヤショップにて
今日は天神平もスキー場開きだったそうな。
かねてから予約を入れておいた オートクリエイティブ矢東へと向かう。 このShopは前任LJ78時代からずっとお世話になっているタイヤ屋さんである。
各種測定器を備え、ヨンク関係にも強い、安心感のある店である。
べらぼうなディスカウントではないが、価格もそこそこ廉い。
なにより、組み付けにインパクトレンチを使ったりしないのがプロである。
(取り外しには使うようだ)


純正タイヤ/Dunlop AT-20
実は… DunlopのWebタイヤ・モニター・キャンペーンに家族全員のアドレスで応募してて、これが当選すれば、今年のボーナスは他のことに使えるぞぉっ!(捕らぬ狸の何とやら)…と思っていたのだが…生まれつきくじ運が悪買ったことをまたしても再確認してしまった。

気を取り直して、こちらは純正タイヤ/Dunlop AT-20。
このタイヤはOEM専用らしく、カタログには載っていない。
(タイヤ店での発注は可能とのこと)



純正タイヤ/Dunlop AT-20
このAT-20もOEM専用だからと馬鹿にしてはイケナイ。
パターンはおとなしく、少なくともオフ向きではないが、通常の使用では乗り心地も良いし、走行音も小さく、なかなか良いタイヤだと思う。
コーナーリングの反応も悪くない。

何故か、ここ10年はDunlopに縁がある。LJ78も納車時DunlopのTGと言うおとなしいタイヤを履いていたし、その後履き替えたAT-2もなかなか良いタイヤだった。



Pirelli/Yokohama
さて、肝心のスタッドレスであるが…
4本セット販売価格では上のPIRELLIがなんとDunlop SJ-5よりも1万円も廉かった。
財布を覗けば、これは大変に魅力的であったが、他の諸々の国産品、写真下のYokohama等と比べてもブロックが大きく、間隔も疎である。
もとより性格上ブロック剛性が低く、夏タイヤより安定性が多少劣るスタッドレスで、このパターンは少々気になる。
何より、舶来(古いね…)、雪質はもちろん彼の地と我が国ではかなり違うはずであろう。
夏タイヤなら、文句なしにピレリ履いてみたかったけどね。
(4×4Mag.によると、実はピレリ・スコーピオンはヨンク用としては珍しい高速カテゴリー・スタッドレスだそうな)


Dunlop SJ-5
…と、言うわけで、やっぱりDunlopである。
ずっと履いてきて(前任車はSJ-3愛用)何となく親しみもあるしね。

ホイールは麦秋館の仲間から譲って貰った初期型5本スポークの純正である。後期型3本スポークより軽快な印象があるな。
(TOYOTAのホイールナットは特殊形状なので、夏やスペアが純正ホイールなら冬も純正というのは互換性メリットが高い)


Dunlop SJ-5
こちらはトレッド面。
旧型SJ-3よりも個々のブロックが小さく、サイプも多い。
ブロックの組み合わせもSJ-3よりもずっと複雑である。
このSJ-5はデビューしてから既に数年経つが、私は履くのは初めて。
これはちょっと性能に期待が持てるかな?

さぁっ!いつでもかかってきなさい!冬将軍!

(もちろん、スタッドレスは万能ではないので金属チェーンも積み込んである事は言うまでもない。)




書き忘れてた…

スノーブレード
冬支度、と言えば、これも欠かせないのが「視界確保」
温暖地の方には余り馴染みがないかも知れない“スノー・ワイパー”(別名:スノー・ブレード)である。
これは一度使うと手放せないのだが、需要が余りないのだろうか、ラインナップしているメーカーが少なく、どういう訳か、雪国であるカミさんの故郷、富山県辺りのショップでも余り目にしない。
タイヤと違って、無くても何とかなるし、構造上、通常のワイパーよりも高価、かつブレード(払拭ゴム部分)のみの交換が不可能、更に風を孕むので高速時などに浮き上がりが大きくなり、払拭効果が低下することがある…等々、購入を躊躇わせるファクターが幾つかあるからだろうか。
そして、残念ながら、未だ「シリコートワイパー」のスノー・ブレードは発売されていないようである。
今回購入したのは、 CHAMPION製。他に選択肢無しだった。

写真は左から、パッケージ、スノー・ブレード、ノーマル・ブレード、ワイパーゴム用コーティング剤、スノー・ブレード付属の取付アダプターとオマケのステッカー。
アダプターが各種揃っているため、大抵のクルマに取付が可能である。
製品本体は“U”マウントであり、95プラドの場合はアダプター無しで取付けられる。
このCHAMPION製以外にも、BOSCHやその他のメーカーからもスノー・ワイパーは発売されているようだが、本当に店頭で目にすることは希である。(つーか、CHAMPIONとBOSCH以外見たことねぇぞ)

シリコート加工のスノー・ブレードが無いのなら、それに近い物に加工してしまえばいいのである。
そのためのグッズが右上のコーティング剤。
降雪時の走行では、降雨時以上にガラスコーティングが威力を発揮する事が多い。
前方視界確保の意味でもワイパーを動かすのは最低限にしたいし、ワイピング時に折角のコーティング剤を剥がしてしまうのは気に入らない。
今回は“PRO STAFF”と言うメーカーの“COATING SMOOTHER”と言うフッ素剤を選んだ。
この手のケミカルは結構昔から出ているが、フッ素系のモノはどれもほとんど内容(組成)・価格とも同じようなモノのようである。
要するにゴムに乾式潤滑剤を塗って、ガラス面との摩擦抵抗を減らすと言う発想の商品である。
今回選んだのは、単にパッケージに「コーティング車用」と書かれていたからであって、それ以外に大きな理由はない。
恐らく、他メーカーのモノでも性能・使い勝手とも大差ないのではないだろうか。
以前SMICOのモノを使ったことがあるが、ゴムに塗布後の感じも同じようなモノである。

スノーブレード
スノー・ブレードはワイパーフレームを薄いゴムで覆って、ワイパーフレーム内に詰まって凍り付く雪やフレームの稼働部の凍結をを防ぐ仕掛けである。
吹雪などの時に走ったことがある方ならお分かりと思うが、ワイパーフレームに雪が詰まったり、フレームが凍ったりするとゴムをガラスに押しつける力がほとんどなくなり、ワイパーが意味を無くしてしまうのである。

この写真はコーティング剤未処理であるが、コーティングするとワイパー・ラバーは右の“シリコート”と同じようなガンメタル色になる。


スノーブレード
こちらは装着の様子。

ワイパー・コーティング剤処理済みでガンメタル色になっているラバーブレード部分がお分かりになるだろうか?

ゴムカバーで覆われたスノー・ブレードは些かモッサリした印象があるが、これが冬ドライブの力強い味方なのである。

95のフロント・ウィンドウは、殆ど直立に近かった78と異なり、今様に傾斜がきつい。
構造上、走行風の影響を受け易いスノー・ブレードが高速などで浮き上がったりして払拭効果が落ちるようだったら…
ワイパー・ウィングでも探して付けてダウンフォースを稼ぐしかないな。

それはさておき…
社団法人 日本自動車連盟(JAF)

クルマ何でもメールアドバイス
ドライビングテクニック
 雪道ドライブ:視界確保
と題するページの
Question
 雪道をクリアな視界で走るには?
に対しての
Answerの一つに

【スノーブレード】
 雪は雨と違って重たいものです。フロントウインドウに付着すると、意外なほどワイパーに負担がかかってしまいます。そこで、通常よりもブレード部分の幅が大きいスノーブレードに、あらかじめ交換しておくことも得策です。スノーブレードはカーショップなどで販売されています。

等と書いてあった…
をいをい、実物を見たことも使ったこともないんじゃないかい?

JAFのQ&Aと言えば、これを読む人は恐らく殆どが素人さん。
クルマのことを分からない人相手に、検証もなしに嘘書いちゃイケけませんぜ。

スノーブレードのブレード部分は決して通常ワイパーより幅広くはないし、スノーブレードはウィンドウに付着した氷雪を掻き落とせるような代物でもないぞ。
ラバーブーツで覆われて、ワイパーそのものの柔軟性は落ちているはずだから、払拭性能は夏ワイパーよりかえって劣るかも知れないよね。
それに、前述した様にかなり沢山あるデメリットも説明すべきだよな。

スノーブレード用ケース 私の場合は、通常は※ケースに収め携帯していて、夏ワイパーではどうしようもなくなった時に取り出して換装することにしてます。
要するにスタッドレスタイヤ同様、必要のない時には通常装備に戻すべきモノ、温暖時にはかえって邪魔なモノだって事です。

消耗パーツとしては決して廉いモノではないしね。


写真:携帯には振り出し渓流竿を買うと付いてくるプラスチックケースが最適。

ちなみに、95プラドのフロントワイパーの純正サイズは450mmと475mmである。
“CHAMPION”製のスノー・ブレードには475mmはラインナップされていないが、480mmのモノが全く問題なく使用可能である。末端の干渉などもないのでご安心アレ。


▼続く


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