愚行連鎖 WorksGBの道具達-65

カメラ編 その-25- 愚行、果てしなく連鎖す…-3-

デジカメ遍歴-25- Canon EOS 60D

我ながら本当に愚かだと思う…
堪え性がないと思う…

EOS 60D お盆休みに田舎に行くときに持って行きたかったんだよ〜…

店頭でX-6iってのを見てたんだな。
何でこんなに高い?
だったら、旧型のX-5で充分じゃないか。

そもそもなんでCANONのカメラに興味を持ったか、と言うと、ひとえに超安価な単焦点レンズが気になっていたからであった。
このレンズが使ってみたいだけなら、もっと安い入門機だって良いんだよな。


ふと隣を見ると…
右肩にダイヤルの代わりに液晶表示部が乗っかったのがいた。

愛機X-S1を肩から提げて歩いている時、すれ違うカメラ・ヲタと思しき人種の視線の動きが気になっていた。
大抵カメラの右肩からすっと視線が入ってくるのである。

気が付けば、一眼レフ入門機は例外なく、右肩に操作ダイヤルが乗っかっているが、上級機では操作ダイヤルは左肩。右側には大抵液晶パネルが付いていて出っ張りはないのである。
どうやらヲタ諸氏は右肩部分を見て「高いカメラかどうか」を確認しているらしいのである。

カメラには歴然とヒエラルキーが存在する。
デカきゃデカい程、高きゃ高い程偉いらしい。

そんなことは全くないのだが。

確かにデカくて高いカメラはきれいな写真が撮れる…可能性を秘めている。
しかしながら、所詮は道具なので、使う人間の側の問題が大きい。
技術もさることながら、その人の使用目的にあっているかどうか、である。

でもねぇ…
初級機はフルオートで撮る前提なのか操作系が煩雑なのだな。
なにより、手に持ったときの質感が…

EOS 60D このくらいのサイズってのは実際にシャッターを切るときに安定して使いやすい気がする。
このカメラはそろそろ代替わりの言うなればもう一歩で旧型機だが、初級機よりも安い価格に落ち着いている。
でもって、ズームレンズ2本付いたセットと本体のみとで、ほんの少ししか違わなければ…
そりゃセットを行ってしまうのであった。

CANONの初級機はEOS Kissと呼ばれる。
このEOS 60DにはKissの名は冠されていないが、マニアの間では“男Kiss”と呼ばれているらしい。
Kissシリーズを“女Kiss”と呼ぶのは聞いたことがないが、渡辺謙が「趣味なら本気で」と言っているので、それで良いのだ。


EOS 60D カメラ本体の質感はなかなかの物だが… レンズの作りは安っぽいんだな。ぜんぶぷらっちっくだしな…
並べて触るとX-S1の質感の高さが際だつ。
う〜ん、やっぱりX-S1好きだな。
まぁ、そのうちに追々もう一寸良いレンズを…と泥沼に踏み込んでゆくのである。

ただね、シャッターを切ったときの感触、ミラーが動くこの振動と音…
あぁ、写真撮ってるなぁ!と言う満足感はこりゃやっぱり別物だね。
なんも考えずにシャッター切っても背景綺麗にボケるし。

新しいカメラEOS 60Dは、多分単焦点を付けていることが多くなりそうだ。
(大体、ズームは“ついでに買っちゃった”訳だし)


EOS 60D ダブルズーム用のフードは一応純正を買ってみたが…格好悪い。
単焦点用は超安価なラバーフードにしてみた。こっちの方が数段格好宜しいし、使い勝手も良い。
ズームに付けてみたら、広角域で蹴られてしまって使えなかった。

▽次へ続く…
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