愚行連鎖 WorksGBの道具達-55

カメラ編 その-14-

デジカメ遍歴-14- 義母デジカメデビューと防水カメラ

正月の帰省中のこと、義母が「デジカメが欲しい」という。
んじゃまぁプレゼントしようか、と市内のショッピングセンターに入っている量販店へ。

ここは毎年、結構本気のお正月セールをやっているのである。
(例年大抵何かしら買ってしまうのであった)

ワゴンセール目玉は…
 OLYMPUS VG-145
 CASIO EXILIM EX-ZS10+Canon PhotoPrinter CP800+TDK 4GBSDHC
 RICHO PX+TDK 4GBSDHC
うう〜ん初めての一台向きではないなぁ…

ん?RICHO PX??
防水カメラぢゃん…
防水コンパクト、欲しかったんよね…
5台限りのワゴンからとりあえず、自分用にキープ。

義母用は色々検討の結果…


LUMIX S1


寄らば大樹のPanasonic。

LUMIX S1
撮像素子:1/2.33型CCD(総画素数1270万画素、原色フィルター)
カメラ有効画素数:1210万画素
光学ズーム:4倍
EX光学ズーム(EZ):最大7.8倍(3M:300万画素以下のモード時)
デジタルズーム:最大4倍バリアブルデジタルズーム(EX光学ズームと合わせて最大31.3倍)
開放絞り値:F3.1(ワイド端)〜F6.5(テレ端)
焦点距離 f=5〜20mm(35mm判換算 28〜112mm相当)
撮影可能範囲:広角 5cm〜∞/望遠 100cm〜∞
液晶:2.7型23万ドットTFT液晶
手ブレ補正:光学式手ブレ補正 MEGA O.I.S.
外形寸法:幅約98.8mm×高さ約58.8mm×奥行き約20.9mm
重さ:約117g(メモリーカード、バッテリー含む)/約100g(本体)
付属ソフト:PHOTOfunSTUDIO 6.0(Windowsのみ対応)、QuickTimeTM

「はじめてでもかんたん・キレイ!」というキャッチコンセプト通り、これは分かり易い。
手ぶれ補正も付いているし(初心者用カメラなのにこの機能がない物がある。何を考えているのか…)、おまかせiAなる自動シーン認識もある。
デザインも可愛いし丸みがあって持ちやすい。
ケースもおまけしてくれた。
義母も気に入ったようでめでたし。


で、ついやっちまったRICHI PX。
この機種はあまり意識の範疇になかったのだが、ワゴンに乗ってて安くて5台限り…って、そりゃ連れて帰るしかない。

RICHO PX


高い防水防塵、耐衝撃性を備えたコンパクトデジカメ。
水辺や天候を気にせずに使える全天候メモカメラ、欲しかったのよね。
このカメラ、他社製のように「ほら、アウトドア仕様だぜぃ!」みたいなわざとらしさがなくて良い。

防水カメラ色々

(デザイナーの気持ちは凄く分かるんだけどね…)


RICHO PX
撮像素子:1/2.3型CCD(総画素数約1640万画素)
有効画素数:約1600万画素
光学ズーム:5倍
5.0倍光学ズーム(焦点距離の35mm換算値で28〜140mm)
超解像ズーム:2.0倍 光学ズーム併用 最大10.0倍(280mm相当)
デジタルズーム:4.8倍 光学ズーム併用 最大48.0倍(1344mm相当)
オートリサイズズーム:7.2倍※1 光学ズーム併用 最大36.0倍※1(1000mm相当)
開放絞り値:F3.9〜F5.4
焦点距離:f=5〜25mm(35mm判換算 28〜140mm)
最短撮影距離:広角 3cm〜∞/望遠 50cm〜∞/拡大鏡 3cm〜∞
液晶 2.7型23万ドット透過型液晶
手ブレ補正:イメージセンサーシフト方式ブレ補正機能
最高ISO感度 3200
連写:最大1枚/秒
外形寸法:幅10.0×奥行き2.13×高さ5.5cm
重さ:136g(本体のみ)

ごく普通のスタイリッシュなカメラ。このシンプルなデザインが良い。
が、水中3mで60分以内の撮影ができるという、高い防水性を備えている。もちろん防塵性や耐衝撃性も高い。
仕様を比べれば分かるが、エントリークラス前後のデジカメの性能なんぞ、どこのメーカーでも大して変わらない。
デザインと操作性、そしてこのPXの様に防水防塵などの特殊仕様を踏まえて選べばいいのだ。

RICHO PX

パッケージを開けて充電器が付いていないのに一寸とまどったが、これは充電に本体を使いUSB端子を経由して行う。そのため、カバーを開けたままの状態で充電することになる。

電源オンやズームでも全くレンズが飛び出さないインナーズーム採用と言うのもなかなか素敵だ。
前面がほぼフラットなので、自分の指等が写り込まない様注意が必要かも知れない。

光学ズームは28〜140mm相当となる5倍ズーム。一般的な使用には十分。
操作性やメニュー階層もなかなか使いやすい。
独立したフラッシュダイヤルを備えているのは私にとっては特に使い勝手がよい。
(出来る限りノーストロボ撮影を基本にしている)
何が嫌って中途半端な自動切換で勝手に発光されるのは堪った物ではない。

十字キーの下ボタンには露出補正が割り当てられ、ほぼすべての撮影モードで使用できる等もなかなか泣かせる設定である。

もちろん「P」「A」「S」「M」モードがあるし、「料理」、「スイーツ」等のモード、ミニチュアのように写る「ミニチュアライズ」、おもちゃのカメラで撮影したようになる「トイカメラ」など、フィルター機能まであり、これはかなり楽しそうだ。

デジカメなのに、CD-ROM等の媒体が付いていない。
おまけソフト(いらないが…)はないのかと思ったら…

  RICOH PX付属ソフトウェアはカメラの内蔵メモリーに収納されています。

だ、そうである。
いや、お見事、と言うかこれもCD-ROMなくしたりする心配がなくて良い。
調べたら、どちらも価格.com最低価格よりずっと安かった。
S1の発売は2011年2月25日、PXの方は2011年6月24日。どちらもそろそろモデルチェンジ時期かも知れないが、まだカタログ落ちしてはいないモデル。
やったね!

このPXにはプロテクションを兼ねた着せ替えカバーもある。

RICHO PX RICHO PX

RICHO PX RICHO PX

帰省中にAmazon、ポチっとな…
したら、帰京した時には自宅に届いていた。
かなり厚手のしっかりしたTPU(軟質ウレタン)で保護性能は高そうである。
(「カメラを長期間使用しない場合はジャケットから取り出してください」…って…融着したりするのか?)

さて、このカメラ、マニュアルには防水機能については一切記述が無い。

ないが、巻末の仕様一覧に

JIS/IEC防水保護等級8級、JIS/IEC防塵保護等級6級(IP68)
水深3m以下で、連続60分まで水中で使用可能

使用上のご注意に

防水機能について
とある。

「使用可能」ってことは「3m以内の水深であれば60分を超えない範囲で“カメラとしての機能を使える”」って事なんだろうな。

「JIS/IEC 防水保護等級8級」は8段階の最上位で“水中形:継続的に水没しても内部に浸水しない”とされ、おおむね保護等級“4級未満”の防水機能が「生活防水」で、保護等級“5級以上”の防水機能が「完全防水」といわれる。
防塵保護等級に関しては6段階の分類で、「IPX6」等“X”が付加される時は“防塵のテストをしていない”という意味になる。
本機の場合「JIS/IEC防塵保護等級6級(IP68:最上位の保護性能)」“X”がないので防塵テストも行っているという事になる。

IPコード表示は
  IP[第一特性数字(固形物の侵入)] [第二特性数字(防水)]
で表され、本機はIP68

6 耐塵試験用粉塵(直径75μm)が入らないように保護されている。

8 潜水状態での使用に対して保護されている。7(水に浸しても影響がないよう保護されており製品を水中にて使用するもの)より厳しい条件の中で使用するもの。

と、言うことになる。

で、流石にフルオートモード、特にストロボ自動発光時にだとシャッター・ラグが凄く大きい。
ボタン押してから忘れた頃にシャッターが落ちる感じ。この動作感覚は携帯電話の内蔵カメラに近いイメージである。
これはプログラムモード常用かな。


▽次へ続く…
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