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デジカメ遍歴-11- X10 その後
レンズガード(常用フィルタ)を探したが、レンズサイズはこんな所までレトロしなくても良いじゃないかのビンテージ・カメラには使われていたらしい40mm。現在はフィルタメーカーでカタログに載せているのはHANZA位。
で、現在どこへ行ってもそれは品切れ。Amazonですら欠品している。
ヨドバシにはいくつかあるようだが、しかし、ヨドバシのサイトには当該品のみわざわざ「この商品に対する注意事項」という記述があって…
・こちらの商品は、富士フイルム(FUJIFILM) X10にはご使用頂けません。
と明記してある。
多くの人が無理矢理使っているようだが…
当該フィルタの製造元、HANZAでは「富士X10のレンズ部にフィルターを付けるとすると40.5mmでピッチが特殊な7.5なのに対し、当社のものは40mmでピッチが一般的な5であるのでこれを付けるのは無理」と表明しているらしい。
富士フイルムでは「X10のフィルター径は40mmではなく40.3mmという変則的な径で、ネットで話題になっている40mmは装着出来るが緩いために若干カタカタし、キツく締めようとするとネジ山を傷つけたりする恐れがあるので自己責任でもお勧め出来ない」としているそうな。
んじゃ、40.5mmを装着しようとするとどうなるか…
色々な人が試しているようだが、途中までは入るがそれ以上は一寸恐ろしくてねじ込めない。
(使ったのは大昔のLeotax-Kで使っていた40.5mm/UV)
ネジ径0.2mm違い、ピッチ2.5違い程度なら、ネジそのものを多少削ってルーズにしてしまえばどうだろう?
と、一つ犠牲にするつもりで一番廉いレンズガードを購入、トライしてみた。
結果…
一つレンズガードをダメにしただけで、状況は変わらず。
どうあがいても取り付けることは出来なかった。
40mmではなく40.5mmに拘ったのは、当該サイズのフィルタが装着出来れば、比較的ラインアップが多い40.5mmのその他のフィルタも使えると思ったからであった。残念。
メーカー推奨では、フィルタは、これまた別売純正のフードに52mmを付ける事になっているのだが…
折角切ってあるレンズ本体のネジは使わない。
じゃ、何のために切ってあるんだ?このネジ?フードのためだけ??
純正フードは削り出しで大変高価。
(それでもX100専用フィルタリング/フードの半額ではあるが…)
更に、フィルター取り付けのためだけだとすると、非常に使い勝手が宜しくない上に、フードに蹴られ防止の穴があるため、レンズガードの取り付けも意味希薄になってしまう。
しかしながら、こうした別売りオプションは一定数売ると製造を止めてしまうことも多い。
後になって入手しなかったことを後悔するよりは…と、結局購入した。
化粧箱も本体とお揃いの豪勢な物である。(その分、安くして欲しいと思ったり…)
携帯用の布製の袋が付属する。
右側の写真のようにフード本体を二つに分解してフィルタを取り付けるのだが…
これが結構面倒臭い。
装着すると…
まぁ、なかなかクラシカルで格好は良いではないか。
レンズカバーが使えなくなる、速写ケースのカバーが使えなくなる…等、常用するには問題もあるが…