愚行連鎖 WorksGBの道具達-47

カメラ編 その-6-

デジカメ遍歴-6-

FUJIFILM X10
X-10ねぇ…欲しいね、確かに。
見た目はX-100の方が良いけど、実用品としてのカメラとするとX-10の方が良さそう。

いずれもデジカメ…なのだが、まさに「写真機」と言うのが似つかわしい佇まいのカメラ達ではある。


カメラ好事家は少々お高くても気にしないと改めて業界に知らしめたフジフイルムのレトロハイエンドコンパクト Finepix X100に兄弟機が登場します。名前はシンプルに Finepix X10。
光学式と電子式を切り替えられたハイブリッドビューファインダーは普通の光学ビューファインダーとなり、CMOSセンサは2/3インチに小型化されました。有効画素数は12メガピクセル。画像処理エンジン EXR 内蔵。レンズは単焦点ではなく、F/2.0-2.8、28-112mmの光学4倍ズームを備えています。デジタルズームは2倍。背面液晶は2.6インチ、46万ドット。そのほかの特長を並べていくと、最高感度 ISO 12800、ポップアップフラッシュ内蔵、1080p動画撮影対応、RAW撮影対応、フルサイズのホットシュー付き。一部層を強く惹きつけそうな黒一色のデザインとなり、コンパクトになったサイズもアピールポイントです。発売は11月はじめの予定。
engadget日本語版記事より

FUJIFILM X10 & X100
記事には「に兄弟機が登場します。名前はシンプルに Finepix X10。」とあるが、実際にはXシリーズは10も100もFUJIFILMのデジタルカメラ・ブランドである“Finpix”と言う名称を捨て、別系統のプレミアム方向に振りたいようだ。正式にはどちらにも“Finepix”の名は冠されていない。

X100は、単焦点とファインダー、こちらは明るいズームレンズと光学ファインダーが目玉か。

固定焦点レンズにAPS-Cサイズセンサーを搭載した「X100」、新発表された4倍ズームレンズに2/3型センサーを搭載する「X10」。

カタログやメーカーサイト見てもX100のAPS-CサイズセンサーとX10の2/3型センサーの違いってのがよく解らなかったが…
大分大きさが違うの??
(※かなり違うのだよ…)

まぁ、紙に出力することはまずないのでどっちでも良いんだが…


訂正

× 正式にはどちらにも“Finepix”の名は冠されていない。

X10から正式に“Finepix”の名は冠されていない。

X100の方はカタログにもメーカーサイトにも
 FinePix X Series FinePix X100 あるいは FINEPIX X100
とあり、後発のX10では
 X Series FUJIFILM X10
と“Finepix”の名称が無くなっている。(2011.11.12.)


撮像素子の大きさ比較
受光素子のサイズはX-10の2/3型CMOSで8.8mm x 6.6mm = 58.08平方mmで、X-100のAPS-Cは23.4mm x 16.7mm = 390.78平方mm。撮像素子の面積は約6.7倍違う。

ちなみに、HS20EXRのCMOSは1/2型で6.4mm×4.8mmの30.72平方mmなので、X-10の約半分。

  撮像素子の大きさ比較:ガバサク談義より

撮像素子の面積=カメラの価格でほぼ正比例するのである。
素子そのものの価格もあるだろうし、素子面積が大きくなればレンズも大きい物が必要になる。

HS20EXRの撮像素子が小さい、と言うのはコストを抑えるのと同時に望遠側を延ばし、倍率を大きくしたかったから…だろう。多分。

撮像素子を小さくすれば、レンズの実際の焦点距離が短くても超望遠が実現できるが、当然、画質は落ちる。

そして、カメラメーカーが自慢げに言う「画素数」っての、昔から胡散臭いと思ってたし、今となってはカメラ性能にとっては殆ど意味のない、と言うか悪影響しか及ぼさない数字なのである。1000万画素越のコンパクトデジタルカメラ等「画質の悪さを競っている」のと同価でナンセンスの極みである。


FUJIFILM X10 & X100
実際に2台並べた写真。


TVCFを見てデザインの素敵さに、量販店の展示を見に行って、その価格と実物の質感にかなりがっかりしたX100だったが、X10は…実物見ても、これは素敵だ。
(過剰な期待を抱いていなかったせいか?)
質感の印象はX10の方が高いような気がする。
見た目イメージ、デザインは確かにX100の方が雰囲気があるが、実用カメラとしての使い勝手はX10の方が優れているのではないかと思う。
デザインもかなり惹かれる物ではある。
どちらも「昔ながらのカメラを提げたおとーさん」風になれそうなのがとても良い。

店頭展示を触った感じでは、ファインダーはとにかくX100が素晴らしいが、操作性はX10もカメラとしてかなり優れていると感じる。
X100ではリング式絞りとダイヤル式シャッター速度がX10では廃されているのが残念だが、露出補正が独立ダイヤルなのはかなり使いやすそうだ。
何より「電源スイッチ」がなく、リングを回すと起動ってのが「まるでカメラみたい」で気持ち良い。
弟扱いとはいえ、X10も各操作部の手触りや抵抗感の持つ上質な触感がこれまた気持ち良い。
光学ファインダー、リングオペレーション、更にはフォーカルプレーンシャッターの音まで出る……あぁ、惹かれる。

以前「そんなもん要らね」と放言したX100だが…
ゴメンナサイ…
イソップの酸っぱい葡萄である。

しかし、総合的に見ると、普段使いでガンガン使うのならX10が良いなぁ…
一回り小さいサイズも良さげだし。
ぱっと見同じ位の大きさに見えるが、実際にはX10は幅が9mm、高さが5mm小さい(ただし、奥行きは+3mm)ので、X10はX100よりも一回りコンパクトである。
重さもX10がX100よりも95グラムも軽いので、持った感じでは結構違いを感じる。

手に入れたばかりのFUJIFILM FinrPix HS20EXRも良いカメラでお気に入りなのだが、長いタマのカメラって結構端から見て威圧感あるらしいし…
もちろん、「用途が違う」ので使い分けも出来るし…

もう少し価格が落ちてきたら…
ううむ…

▽次へ続く…
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