デジカメ遍歴-3-
(2011年06月)、アウトレットショップですれ違いざま衝動買いしてしまったのがこちら。
数年前の旧型だが、これが結構面白い。
(とにかく廉かった。8GBのSDとEneloop4本一緒に買って1諭吉半)
一眼風だが、これは“高性能コンパクトデジカメ”と言った分類になるモノだろう。
光学ファインダー(OVF:Optical View Finder )ではなく、EVF(Electrical View Finder:電子式ファインダー)だしね。
FUJIFILM FinePix S8000fd。
単なる記録写真やスナップならE50/90で充分すぎる程充分だが…
「写真を撮る」という行為の面白さはこのクラス辺りから始まるのではないかと思う。
マニュアルモードもあるし、何よりカメラはファインダーを覗いて使いたいモノである。
もちろん、SDカード、単3電池仕様だったのが決め手。
前述した様にFinePix X100は確かにデザインは美しいが、機能(と価格)を優先すれば、こちらへ行くことになるかな…
「いつも持って歩く」にはちょいと大きくて重たいが。
同じコンパクトデジタルカメラの括りであってもこの手の高倍率ズーム機とも呼ばれる機種とX100とは明らかに「用途が違う」のである。
(発売直後、量販店でX100の現物見たら、少々落胆した。写真やTVCMで見る程質感が高くない。)
ちなみに現在仕事で使っているのはこちら。
Canon EOS Kiss
7年程前のモデルである。
カメラとしては非常に面白いが、普段使いにここまでは必要ない…様な気もする。
Webに使う写真もMixiなどに上げる写真も縮小して圧縮しちゃうんだし…
FinePix S8000fd。
一眼風だが、これは“高性能コンパクトデジカメ”と言った分類になるモノだろう。
数年前の旧型だが、綺麗に撮れるし、これが結構面白い。
仕事では前述のCanon EOS Kissを使っているが、高倍率ズーム一本あればレンズ交換のメリットは余り感じられない。
(カメラマニアには「そう言うずぼらをしては良い写真は撮れない」と言われそうだが…)
普段使いの記録用なら胸ポケットに入るコンパクトカメラで充分なのだが…
やはり、写真を撮ると言うことなら、ファインダーを覗き、ある程度マニュアルがきちんと使える物が楽しい。
ファインダーは絶対欲しいが、ミラーを使った光学式で無くても、私は特に不満はない。
(液晶ファインダーは結構遅れは出るのだが…)
SDカード、単3乾電池仕様、ファインダー、そしてリング式手動ズーム、リング式手動マニュアルフォーカス。
これがね、なかなかないのだな。
気になっていたカメラがあって、量販店を覗いて店員に訊くと…
最期の在庫だという。暫く入荷していないという。
(だって、今年、2011年の3月に出た機種だろ?)
しかし、こういうパターンはそのまま入荷しなくなる場合が多い、と言う。
(って、あんた、私の弱点見抜いてるか??)
気が付くとカードを持ってレジに並んでいる自分がいた。
FUJIFILM FinePix HS20EXR
カタログ上はフラッグシップの筈のHS20EXRが市場に出回っていない、と言うのは、一眼レフをラインナップに持たないメーカーにとっては、この手が名目上は必要な機種と言うことなのだろうか?
秋の行楽運動会シーズン直前に店頭在庫がない程出荷が少ないと言うことは、本気で売る気はないのではないか?
こう言うのが欲しい人は無理しても「高価な一眼レフ」を持ちたいのだろうか?
また、最近は薄型コンパクトの高機能高性能機が増えてきて、売れ筋はそっちに移っているのだろう。
一眼の様で一眼でない、こういうタイプを何でも「ネオ一眼」と言うらしい。
ネオ一眼は言うなれば中途半端なカテゴリーなのかも知れない。
いいじゃん、隙間商品。ニッチ万歳!
この名称を最初に使ったのは確か富士フイルム。
2004年にFinePix S9000が登場したときのキャッチコピーだったと言う。
(参考写真:Finepix S9000)
「構造分類上はコンパクトデジカメだが、一眼レフのような形状のカメラ」を指す様だ。
構造的にはレンズから入った対象画像光学的にファインダーに送る為の鏡がないので、「一眼」であっても「一眼レフ」カメラではない。
昨今はミラーレス一眼等という機種もあるので、なんともだが…
そう言った新型新機軸の一眼レフはファインダーを持たないことが多い。
そんなカメラは嫌だ。
で、数ヶ月前に手に入れたFinePix S8000fd。これは実に使いやすくて楽しいのだが…
左手でカメラを支えると、本能的にズーム・フォーカス・リングを探して手が彷徨ってしまう。
S8000fdは薄型コンパクトに良くあるタイプの、シャッターボタン外周のスイッチでズーミングするのである。
これが結構もどかしい。
左手で支えたレンズボディをグリグリ回せるのが欲しかったのね。
HS20EXRはズームは勿論リング式のマニュアル。フォーカスもレンズのリングでマニュアル合わせをすることが出来る。
楽しいの〜〜!
(ズーミングのための電気気候を持たないので電池の消耗も少ないのではないかと想像する)
何よりデジタル一眼レフ/デジタル一眼よりも格段に安価である。
本気のカメラマニアに言わせると、「やっぱりコンデジだな」と言うことになるのだろうが…
実用面、コストパフォーマンスから言えばデジ一眼に勝るのではないかと思う。
何せ価格から言ったら、S8000fdやHS20EXRでは一眼用の高倍率ズームレンズのみすら買えないのだから。
まぁ、所有するカメラマンの腕も高価な一眼レフには追いつけないんだけどね。
ふと気づいたら、ご先祖様S9000にはあったシャッターボタンのレリーズ用のネジ穴がない。
なんだぁ?レリーズ、使えないのか?
と、思ったら、カタログにUSB接続のリモートシャッターボタンが載っていた。
高いじゃないか…汎用の機械式レリーズの10倍位するぞ…
オマケ
片づけてたらこんなの↓出てきた…
CASIO WRIST CAMERA(16grayscale 14,400Pixel:120×120)
某所で
「こんなカメラがあれば、手鏡とかいらなかったかもね、あの元教授」(><)
と言うコメントを頂いた。
そ、そうかっ!
この腕カメラ、頂き物で、結局使い道が思いつかないで死蔵してたが…
その手があったか…
とは言え、16階調グレースケール120Pixelでかいだんおぱんつ撮影してもな〜〜…
多分何の役にも立たない。
冗談はさておき、S8000fdやHS20EXRに限らず、ポケットに入るような小型ではなく、こういう形をしたカメラなら、「写真を撮る」と言うことのかなり自由度が高くなると思う。
嵩張る、重い…が気にならなければ、カメラは大きければ大きい程偉いのだ。
まぁ、かいだんおぱんつが目的だとしたら…
カメラは小さければ小さい程偉くなるなぁ…
(だからぁ…冗談だってば)
昔、長岡鉄雄という人がいて…
オーディオ機器選びで迷ったら持ってみて重たい方にすれば間違いない…とその言葉は完全に私に刷り込まれている。