since 2010.1.10

 

用 語

解 説

【あ行】 上がり湯 強酸性やアルカリ性など刺激の強い温泉に入ったあとそのまま上がると肌が湯ただれを起こすことを予防するための真湯の浴槽。
  岩風呂 大きな岩を組み合わせて造った浴槽。 露天風呂に多い。
  打たせ湯 細い滝のように上から注ぎ、肩にあてるとマッサージ効果が得られる。
  引湯 自家源泉を持たず、旅館組合、自治体や源泉管理組合から温泉を引いていること。
  塩素殺菌 レジオネラ菌などの雑菌をろ過装置と塩素を併用して除菌し、温泉水を二次使用する。 本来の温泉成分を損なう場合がある。
  温泉分析表 源泉の成分や効能などを保健所や承認を得た第三機関が記したもの。温泉法では浴室や脱衣所に必ず掲示することになっている。温泉の内容は変わることがあるので、古いものは信憑性に欠ける。 掲示していないところは、天然温泉かどうかあやしい。
  足元湧出 浴槽や露天風呂の底から源泉がじかに湧きでいる状態。源泉掛け流しより新鮮な温泉が楽しめる。
  足湯 足だけ浸かる温泉のこと。 服を脱がなくてもよい手軽さがある。 意外と全身が暖まる。
  泡風呂 浴槽の底から気泡が出る風呂のこと。 マッサージ効果がある。
  飲泉(所) 温泉を飲むこと。胃腸病などに効果があるといわれている。 保健所の許可が必要。別に解説コンテンツあり
     
【か行】 源泉 温泉が湧きだしている場所またはそのもの。 自噴しているものと地下からポンブなどで揚げているものがある。
  源泉掛け流し 源泉から湧き出した温泉のみを浴槽に注ぎ、ろ過したものそのまま使用したり、加えたりしないこと。 このことで温泉本来の成分や新鮮な温泉を楽しむことができる。
  掛け流し 浴槽からオーバーフローしたものを二次使用(ろ過)せず捨てること。
  混浴 男女が同じ浴槽に入浴すること。 脱衣所が別で浴室が同じ場合や露天風呂だけ混浴の場合もある。
  乾式サウナ ガス・石油ボイラーや電気ヒーターで遠赤外線を利用して、低温や高温で発汗を促す。
  カラン 湯桶に注ぐための蛇口。 昔はお湯側と水側に別れて自分で調節しながら注いでいたが、多くはサーモスタット付きになり調節が容易になった。
  源泉温度 湧き出している直後の温泉を計測したもの。 当サイトは、温泉分析表や書籍掲載の温度。ただし、実際には、気候などで温度は変化するので参考程度にとどめてほしい。
  岩盤浴(岩石浴) 温泉とは直接関係ないものもあるが、ブラックシリカなどの鉱物の上に寝そべって発汗作用を促す。サウナよりも負担が少なく、特に女性には美容によいとブームになっている。
  休憩室 温泉に入った人が休憩する部屋。和室やジュウタンの大部屋から有料の個室部屋、ソファなど一時的に休憩する場所。食事も兼用している施設もある。
  間歇泉(かんけつせん) 一定間隔を置いて繰り返し温泉が十数メートル吹き上げる現象。道内では鹿部温泉、全国でも他に4箇所ととてもめずらしい。
  加水・加温 湧き出る温泉の温度は源泉によって様々。そのため入浴温度に調整する必要がある。 自然に調節できれば一番よいのだが、それを人工的に水道水や井戸水を加えているのが“加水”。ボイラーや熱交換装置を利用して過熱するのが“加温”という。
     
【さ行】 泉質 温泉の成分を表記したもので、様々分類に分かれる。別に解説コンテンツあり
  自家源泉 温泉施設が自前の源泉を持っていること。
  ジャグジー 今では泡風呂やジェットバスのことをジャグジーと代名詞のようにいっているが、もともとアメリカにあるジャグジー(Jacuzzi)社が1968年に世界で始めて発明してから広まったもの。
  サウナ 温泉との相乗効果で発汗を促し、毛穴の汚れを押し出したり、肌の新陳代謝を活発にさせます。
  湿式サウナ=蒸気サウナ 室内に蒸気があふれ発汗を促すもので、「東苗穂温泉〜千の湯」などのように薬草を使ったものもある。乾式サウナほど高温ではないので、体への負担が少ない。
  砂風呂 砂場のようなところの真下から温泉成分を含んだ蒸気が出ており、寝たまま砂を全身にかけて発汗させる寝風呂。 また、屈斜路湖畔ある砂湯は、砂浜を掘ると温泉が染み出てきて、さらに深く掘ると露天風呂になるというもの。
  シャワー ホースで自在に体にかけれるものから、壁に固定してるものがある。
  循環湯 浴槽にある温泉をろ過装置などをくぐって再び浴槽に戻って繰り返すもの。
  自噴 自然に地表に湧き出ている温泉。 登別温泉など地獄谷でボコボコしている様子。
  主浴槽 浴場にある一番大きなや象徴的な浴槽。
  外湯 温泉地で旅館やホテルなどの宿泊施設のほかの共同浴場などのことをいう。
     
【た行】 湯治 温泉地に長期間(一般的に一週間以上)滞在して、温泉療養すること。 「玉川温泉〜湯治館 そよ風」のように看護師が駐在し、湯治相談・健康相談(要事前確認)が受けられる。
  動力揚湯 地下からモーターで汲み上げている温泉。 深いものでは千m〜数百mところもある。
  男女入れ替え 内装の異なった浴室を日替わりや時間で男女を入れ替えて両方楽しめるようにしたもの。
  手ぶらセット=レンタルセット 手ぬぐいやバスタオルを貸し出してくれる。施設によっては館内着やボディソープ、シャンプーを貸し出すところがある。
  泥パック=泥湯 湯の華が浴槽の底に沈殿してできた泥状のもの。 顔などの体につけると美容によいと云われている。「湯本(チセヌプリ)温泉〜国民宿舎 雪秩父」女性露天風呂にある。
     
【な行】 にごり湯 温泉成分が酸化したり、湯の華が多く、濁っている温泉。一般的に温泉成分の密度が高い。
  入湯税 天然温泉に入浴する際にかかる地方税。鉱泉源の保護管理施設などの整備に使われる目的税。一人一日あたり1950年は10円(標準税額)であったが、1978年から現在は150円(標準税額)である。自治体の条例により税額は様々である。
非課税となる場合として、年齢12歳未満の人、温泉地であっても共同浴場や一般公衆浴場に入浴する人など。
     
【は行】 秘湯 人里離れたところや容易にいけないところなどそういった環境にある温泉
  檜風呂 文字通り檜できた浴槽。すべて檜で造られたものを総檜風呂と言われることも
  pH値 別に解説コンテンツあり
  日帰り入浴=立ち寄り湯 宿泊はせず、その日のみ入浴すること。一日中出たり入ったりすることも含まれる。
     
【ま行】 水風呂 サウナに入る前後に体を冷やすための風呂。サウナがあるところには必ずいっていいほどある。
  真湯 湧き水や水道水、井戸水などを沸かした天然温泉が含まれていないもの
     
【や行】 露天風呂 露天風呂といっても色々あり、風除室の中にあるようなものや屋根のかかっているのがある。
  野天風呂 自然の中にあり、あまり人の手が加えられていない露天風呂。「カムイワッカ湯の滝」や「川原毛地獄」、「吹上温泉〜吹上露天の湯」などがある。
  輸送湯 タンクローリー車で他の温泉地から温泉のない施設へ運ばれること。 ちなみに輸送先では循環ろ過装置を使用することとなる。
  湯船=湯つぼ=浴槽 温泉の入った入浴のための器(箱)。タイル・木製・岩など様々ある。
  湯つぼ=湯船=浴槽 温泉の入った入浴のための器(箱)。タイル・木製・岩など様々ある。
  浴槽=湯船=湯つぼ 温泉の入った入浴のための器(箱)。タイル・木製・岩など様々ある。
  ろ過装置 不純物や雑菌などを取り除くための装置。温泉成分に影響する場合がある。
  浴槽温度 入浴可能な温度まで調整した温度のこと。自然に冷ましたものや人工的に沸かしたもの・熱交換装置を利用しているところもある。加水・加温ということもある。
  湧出地 実際に温泉が湧き出している源泉の場所(住所)。浴槽の下から直接湧き出しているものもある。
  湧出量 自然に地表に湧き出しているのとモーターで汲み上げている量(動力揚湯)。毎分のリッター数で表しているのが主流。 自噴の場合は常に変動するため、推定や不明の場合がある。
  湯の華 温泉と共に湧き出る固形物や濁り湯のこと。 析出物ということもある。成分が濃いと浴槽や床に付着してうろこ状の岩のようになるところもある。「二股ラジウム温泉」が有名。