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記載者:安達治雄 on May 12, 2108 at 19:46:57:
元の記事:公開質問状 JIA次期会長 出江寛氏に問う /記載者:新庄宗昭 on May 12, 2108 at 18:58:10:
ご考察の真剣さには、敬服いたします。
が、失礼とは存じますが、JIAに新庄さんが入られた意味が無に近くなるような論旨と拝読しました。
ミクロに個人の建築家ベースで考えれば、建築の質に操をたてるのは
あまりに当り前のことですが、それに社会システムが便乗しているのが日本の惨状です。
これはマクロに考えるべき事柄と考えます。職能団体の会員であることの意味は、個人の視座のみだけでなく、社会の構造にどう働きかけるかという視座に立つことだと思います。
もう一つ、建築家のアーティストとしての立場と、巨額の施主の財産に対し責任を持つプロとしての立場とを、混同した論旨のように拝読しました。
新庄さんの言われることのポイントは、例えれば、面白い小説であればいずれ必ず値が付く、に尽きませんか?
ところが無料で読めるなら、だれも払いません。
文化的価値あるものに値が付くとは限らないのが現状です。
アーティストとして考えてもそうなのに、プロたる建築家、その報酬の本質は責任に対する対価です。弁護士が報酬無料で仕事を奪い合ってもあなたはそれで良い、と言われるのだろうか?
そもそも、報酬の問題をアーティストの気概と絡める所に、誤謬の発端があるかもしれません。そしてそれは新庄さんのせいでもないのかも知れません。
次期会長の回答の前に、生意気を書いて忸怩たるものがありますが、お許しを。