記載者:竹内壽一 on November 02, 2105 at 14:11:07:
元の記事:もう一度、会費を見直そう /記載者:竹内壽一 on November 01, 2105 at 10:29:11:
関連して、2005年度関東甲信越支部総会での看過出来ない「公言」を指摘しておきます。今回の提言の本筋からそれますが、執行部トップの「予算編成における積立金への認識」の一事例です。
■2005年春、関東甲信越支部教育事業の老舗「JIA建築セミナー」で、「特別会計」ゆえに自助努力の結果、2年前までの10余年間にわたって貯まった積立金や繰越金が、役員会で「一般会計化」されました。「資金の流れが不透明であり、公益法人で多額の繰越金を出すのは、金額に見合ったサービスを怠り不正を行っているからにちがいない。」との現支部長の根拠ない批判と、自らの任期中にその「余剰金」を予算に充当したい意向を示され、その意向どおり、2005年度予算編成期に、積立金を取り崩して補填したのでした。
■より詳細に述べますと、2年前までその教育事業に関わっていた当事者としては、当時の一実行委員会が長年にわたる将来の夢「JIA傘下の学校法人化」を実現することよりも、「JIAの窮状に役立てる」という最も価値ある使い方を望み選択しました。いままで実行委員会でともに活動してきた仲間へも配慮して、400万円取り崩す苦渋の決断を下し、支部役員会で提言しました。「ならば」と支部から各地域会にまわす「地域活動費」の約1/2に充てました。財政が逼迫してくると、努力の賜物に眼をつけ、「余剰金をよこせ」というのがことの本質です。余剰金を出すと賞賛されるどころか犯罪者のように様々な理由をつけて取り上げられます。また、教育事業の積立金は、「資金不足に悩む教育事業のために使ってはならない」そうです。
■ところが・・・なんと、今年度の支部総会で、「取り崩した教育積立金400万円は、一時的に借りたもので、返済する。」 と現支部長・松原忠策氏は公言されたのです。公約に等しいと考えます。
(1)この公言どおりなら、返済する意志があっても、2006年度関東甲信越支部での不足額約1800万円の中にこの教育積立金分400万円が算入されていません。これを支部会員に賄ってもらうことは倫理に背きます。不足額400万円は現支部長個人が支払う覚悟があっての公言だったのでしょうか。
(2)またもし仮に、その場を取り繕うための関係者への単なる「リップサービス」だったとすると、現支部長の信用は失墜します。返す意志も、返せる見通しもないことを分かった上での公言ならば、尽力してきた関係者のみならず役員会への背信行為となります。「倫理規定やダンピング問題」などについて語る資格もないでしょう。この場合、責任の所在は明白で、例えば、支部総会やBulletinなど公の場で自らの言動を、記録に残る形で謝罪すべきだと思います。