記載者:高木つねひで on October 05, 2104 at 03:13:25:
元の記事:今、JIAがやるべきこと /記載者:高木つねひで on September 27, 2104 at 17:06:40:
サッカーのルールに、レッドカードとイエローカードというのがあります。選手が反則を犯したとき、危険な反則はレッドカードを受け退場処分、さほど危険でない反則はイエローカードを受けます。イエローは警告であり2回受けると次の試合に出られません。ですからイエローを受けた選手はよほど気をつけてプレーしなければなりません。
「(仮称)新台東病院基本設計入札の問題では、36の応札者の中で、JIAが定める倫理規定・行動規範に違反している範囲を特定することが難しいので、落札した松田平田設計の社長だけを懲戒の対象にする」というお話しがあります。
このお話しは「どこからが反則で、どこまでが反則でないか、境界線を引けないので1番だけを反則とする」というふうに読むことができます。
ところで、「懲戒」とは何でしょう。JIAではちゃんと「懲戒規定」で定められています。
1)注意 − 直接本人に対し、口頭または書面による注意を行なう。
2)戒告 − 直接本人に対し、口頭及び書面による戒告を行ない、かつ戒告を受けた者の氏名と
その内容を、 会報に公表する。
3)会員の権利の停止 − 直接本人に対し、書面により理由及び期間を明示して会員の権利の停止を
通告し、かつ、その氏名と内容を会報に公表する。
4)除名 − 理事会における除名の議決とその理由を直接本人に対し書面により通告し、かつ、
定款第13条による総会の除名の議決を求めるものとし、総会における議決があったときは、
その結果を本人に通告するとともに会報に公表する。
JIAのルールでは、もっとも軽い「注意」から、もっとも重い「除名」まで、なんと4枚の反則カードが用意されています。
レフェリーの皆さんには、4枚の反則カードを的確に使い分けていただきたいと願います。そうでなければルールが無いも同然となってしまいます。