白紙撤回を求めて、区長に請願書を区議会議長に陳情書を提出


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記載者:toshi jinnai on September 18, 2104 at 18:37:06:

元の記事:「8366円で基本設計受注 都内初の区立病院入札で」 /記載者:toshi jinnai on August 22, 2104 at 16:06:57:

先に述べたように新台東病院基本設計業務を白紙に戻すように、区長に請願書を区議会議長に陳情書をそれぞれ提出しました。台東区の各派、各議員も今回の件はたいへん戸惑っていらっしゃったようです。議員の方には原点(入札)から間違っていた、と認める方もいました。議員のホームページには日本建築家協会を非難するコメントもあります。

JIAの動きは反対する区民にとっては心強いものがありました。しかし、再考してみれば、JIA会長、小倉氏の公開質問状は勝手が良すぎます。基準価格を下回る建築事務所のほとんどにJIAの会員がいます。小倉氏の所属する日計設計も含め、そのような組織事務所が今回のようないい加減な数値を出しています。いわば家協会で禁止している立派なダンピング行為です。家協会で決めた規律を自ら不正しながら行政はけしからんなどというような公開質問状を台東区に押し付けること自体、社会が納得いかないと思います。台東区の経理課長、区議会議員の話の様子だと、区としても苦し紛れの決断だったと思います。どうして、一般公開入札ということが判明すれば、日本建築家協会が台東区に入札を辞めるよう働きかけなかったのですか。入札の結果がでて騒ぎ始めるのは少々虫が良すぎやしませんか。物件の規模からして、いまだダンピング入札が日常茶飯事に行われている日本の社会にあって今回のような根拠のない金額がでてくるのは予想できたはずです。

アメリカから帰国し、JIAの動きをAIAと比較しながら機関紙、ホームページ等で逐次見てきましたが、相変わらず昔のままであることが、今回の入札の件でわかりました。とくに組織事務所のJIAの会員は建築家としての自覚が著しく欠乏している、ということです。JIAの会員が建築家としての自覚があれば、今回のように台東区の皆さんに迷惑をかけるような稚拙な行為はなかったと思います。建築家はただデザインのよいものを創ればいいという職業ではないと思います。医師、弁護士と同様、地域住民・社会に対し常に守護・貢献する社会的任務を担っているはずです。今後、若い建築家がJIAに入会を希望されるよう、よき見本となる建築家としてのモラル、行動を期待するのみです。

請願書、陳情書には日本建築学会、前会長 仙田満氏が主軸となり作成された、建築業界5社団体による、立派な「公共建築の設計者選定方法の改善についての提言」を添付資料として使用させて頂きました。議員の間では好評のようでした。この提言は著作権等のこともあり、JIA事務局に確認、了解を頂きました。


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