こけた雪祭り見学ツアー&スカイメイト初体験

1999年2月7日〜9日

 

----------予定の大幅変更----------

 

もう予定の狂いまくった今回の旅行だったよ。

当初の目的では「予告」でも書いてある通り、青春18切符を使って前回の東北旅行で行けなかった地&函館を経由して北海道へ行き、祖父母の家に泊り、雪祭りを見るという予定だった。

ところがまず予定が狂ったのが青春18切符の発売がなかった。

1月に売っていたから大丈夫だろうと思っていたら、期間が1月いっぱいだったのだ。

そもそも夏休みなどの長期休暇の時に発行される切符だから、冬休み用の期間だったのだ。

じゃしょうがないから普通に切符買って鈍行で行こうと思って、学割を学校で沢山貰った。

そしたら今度は体調が悪くなった。成人式前に引いた風邪が完治してなかったのか喉が急激に痛くなった。

こんな状態で東北へ行ったら寒いから風邪が悪化したら困るという事で東北〜函館旅行を断念。

この時点で旅のテーマが「東北・函館経由、雪祭りを見に行く」旅から

「北海道の祖父母に会いに行くついでに雪祭りを見る」

というのに変わってしまった。

次の問題が「北海道までどうやって行こうか」ということだった。

寝台特急の料金を調べたら高い高い。

かと言って鈍行を乗り継いでいく計画立てるのも今回の旅のテーマが大きく変わってしまった以上嫌になった。

残された道は飛行機。そうスカイメイトという奴だ。

その存在は知っていたがまさか使う事になるとは…

でもそれが一番安く、早いのだ。なんせ料金は半額になるのだから。

スカイメイトのシステムとは当日空港に行って、空席があれば半額で飛行機に乗れるというもの。

18歳〜21歳までの人が1000円でスカイメイトに登録できる。

「空席があれば」乗れる、予約は(基本的に)できない、その代わり安い。

まさに若者向け、今回の旅はそれの初体験だ。

 

 

----------1999年2月7日 日曜日----------

先にも書いた通り、空席があれば乗れるスカイメイトだから当日空港に行くまで乗れるか分からない。

ということで朝の5時30分には家を出た。新横浜駅から高速バスで羽田空港へ。

7時チョット前に空港に着いた。とりあえず席の状況を見てみると、札幌(千歳空港)行きはどれも満席。

しかも朝の7時なのに人は大勢いた、これはまずいかなって思った。

札幌行く奴の目当てはほとんど雪祭りだろう。

他の所へ飛ぶ飛行機は満席ではないのに札幌行きは満席。恐るべし、雪祭り。

満席だけど何はともかくスカイメイトの登録。

写真を持ってなかったから空港内の写真屋でスカイメイト用の写真を撮ってもらった。

急いで行ったカウンターはJAS、即時スカイメイトに登録完了。

札幌行きは空いてますかと聞くと、今の所すべて満席で空席待ちの状態。

航空券だけ発行してもらって空席待ちの券を渡された。

空席待ちスカイメイト番号は2番だった。でも一般空席待ちのお客の後にスカイメイトの空席待ちが乗れる。

とりあえず一番早い便が7時40分札幌行きの便だと言われた。

その時点で時間は7時20分。急いでとにかくゲート内に入ったらいきなり空席待ちのアナウンス

「一般空席待ち○○番から××番のお客様、スカイメイト空席待ち2番のお客様、○○ゲートまでお越しください」って俺じゃん!!

走った走った。既に一般の客が乗り込んだ後らしく、ほとんど人がいない中空席待ちカウンターへ。

そしたらなんと乗れた。その場で発券してくれた。

そして7時40分発の飛行機(JAS)で北海道へ。

まさかこんなに早く乗れるとは思わなかった。

7時に空港に着いて7時40分発の飛行機に乗った。こんなにうまくコトが運ぶとは。

機内では爆睡。ずっと寝てた。

 

千歳空港に着いたのは9時頃、こんなに早く北海道に着くとは…

やはり北海道は寒い、でも寒くてたまらないって程ではなかった。

札幌行きの電車に乗ってまず一面の雪を見た時の印象は「眩しい」だった。

一面真っ白だからね。きれいだとかよりなにより眩しいだったね。

とにかく札幌に行った。祖父母の家のある倶知安駅への電車の時間を確認して街をぶらついた。

まず何より腹が減ったのでぶらぶら歩いてて目に付いたラーメン屋に入った。

店内は汚かったけど、ラーメンは美味かった。

すげーこってりした脂っこいラーメンだったけど美味かった。

それから雪祭り会場へ。

まさに「祭り」ってかんじだったね。

人も沢山いたし、いろいろな雪像、氷像が並んでる。メインの雪像はホントに圧巻、でけーって感じ。

その中で年代の差を感じてしまったことがあった。

色々なTV等のキャラクターばかりの雪像のコーナーがあったのだが、さっぱり分からなかった。

ちっちゃな子供とかが「あー○×だー」と喜んでいるのだが、なんなのかがさっぱりわからん。

私に分かるのはピカチューまでだったよ。

雪像の中には色々な国の人が作ったのとかもあってそれも楽しかった。

まぁ一見の価値はあると思うね。一回見ればいいかなって気もするけど。

日曜日ってこともあって会場は混んでいた。あと会場内や道が滑る滑る。

私も4,5回滑った、転びはしなかったけど転んでいる人はいっぱいいた。

ずっと歩きっぱなしで疲れたからデパートの休憩所みたいな所でしばらく寝てた。

 

祖父母の住んでいる倶知安は札幌から電車で二時間くらいかな?

とにかく電車内もずっと寝てたね。疲れた疲れた。

祖父母は共に元気そうで良かった。

晩飯も食わせてもらい、ビールも飲ませてもらい、気分は上々。

 

 

----------1999年2月8日月曜日----------

昨日は札幌で雪祭りを堪能(?)したから、今日は倶知安の街をぶらぶらする事にした。

おばぁちゃんなどはしきりに「何もない所だからねぇ」と言っていたが確かに目新しいものはなにもない。

でも私にとって見れば大量の雪がなによりも新鮮だ。

札幌などはやはり大都市だから雪はかなり除去されちゃっていた。

でも倶知安は大量に雪が残っている。素朴なこっちの方が札幌雪祭りよりある意味面白かった。

街のいたるところで雪下ろし雪掻きをしている人がいる。いたるところに雪山が。

どこを見ても雪雪雪。

雪の中に思いっきり突っ込んだりとかを一人でやってた。

そして更に雪がやわらかくてサラサラだった。

踏むとキュッキュッ音がする。

北海道の人からすると当たり前なのだろうけど私にはとても新鮮で面白かったね。

 雪の駅

 倶知安の駅ホームにて。

----------1999年2月9日 火曜日----------

さて、2泊3日の「祖父母に会いに行くついでに雪祭りを見に行く」旅の最終日。

やはり帰りもスカイメイト。倶知安から千歳空港へ直接行く特急があったのでそれで空港まで行った。

そして帰りの飛行機もすぐに取れた。

れいによって掲示板を見たら東京(羽田空港)行きは見える範囲では満席だった。

また空席待ちになるのかなと思ってANAのカウンターへ行って「東京行きなんですけど」と聞いたら。

表示では満席となっていたのだが「3席だけ空いてます」だそうで、空席待ちもせずその場で発券してもらった。

13時に空港に着いてなんと13時25分発の飛行機。

帰りもこんなにスムーズに運ぶとは…

チョット千歳空港を散策(お土産コーナーとか)したかったのに全然そんな事する暇もなくすぐに飛行機に。

自宅には夕方には着いていた。

 

 

それにしても行きも帰りもこんなにスムーズにスカイメイトで行けるとは…

長時間の空席待ちを覚悟してウォークマン用に電池を沢山持っていったのに無駄になったな。

 

 

----------総評----------

今回の旅(?)で飛行機も面白いなって思った。

空港に行って掲示板を見て、行きたいと思った空席がある所へブラリと旅をするってのもいいかもしれない。

スカイメイトが使えるのは満22歳までと限られているから今の内だ。

 

 

 

 

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