免許を取ろう!!

~ Road to get driving license ~

第ニ段階

Second Step(99/07/1899/08/20)

 

1999/07/1822 第二段階・学科教習

第二段階になりまず学科教習を詰めた。

学校のテストの時期と重なり、バイトを入れていなかった。

だから教習所優先で学科教習の時間を詰めることが出来た。

このペースだと7月中に全ての学科を終えることが出来る(セット教習は除く)。

学校やバイトの束縛がないと実にスムーズに時間割を組むことが出来た。

第二段階の学科になるとやたらとビデオを多用する。

そのほうが楽で良いけど。

それにしても学科教習の指導員は自分の担当した学科についてこう言う。

「ここからはよく試験に出るから注意しとけよー」って。

みんながみんなそう言うんだよね。

 

1999/07/22/ 第二段階・第1回技能教習

遂にやってまいりました、第二段階の路上教習。

最初は車の点検。ボンネットを開けて中を点検。

そして路上教習に出発。最初は指導員が運転してくれるのかと思いきやいきなり運転させられた。

教習所から即路上、とっても緊張。

最初の信号の交差点・十字路で左折、慌てていて早速やりました、エンスト(笑)

焦った焦った、恐くて恐くて。慌てて左折して逃げるように走り去ったよ。

路上では40kmで走らねばならない。

ギアはサードからトップまで使わなければならない。

教習所内でもあまりサードですら使ってなかったのでギアチェンジはかなり神経を使った。

気が付くと後ろに車が連なっていることがザラだった。

坂道でも赤信号で止まって、ハンドブレーキを使った坂道発進。

後続車が結構近くまで寄ってきていたのでかなり恐かった、無事出来たけど。

もうなによりも路上教習は恐い恐い。

信号待ちしていても「このままずっと赤信号なら走らなくてもいいんだな」って思っちゃった(笑)

所内と違うのはなによりもスピード感覚。

所内では35kmでも早いと感じたのが、路上だと40kmでも他の車よりは遅い。

どこを走っていたのかなどという意識はなく気が付いたら元の道に戻っていた。

いやぁ、路上は恐い。

これから10数回乗っていって果たして慣れることができるだろうか??

 

 

1999/07/23/ 第2,3回技能教習

この日は連続乗車することが出来たが、あいかわらず恐いです。

チャリが急に飛び出してきたときはかなり驚いた。

「危ねーな!バカ野郎!!!」って叫びたくなった。

それからこの日は軽い渋滞にもぶつかった、半クラッチでじわじわと進んで行く。

もー全てが恐いよ。

原チャ来ないかな、人が出て来ないかな、信号変わらないかなetcetc

後続車いると「早く追いぬいてくれー」って思いながら走っている。

でも路上走っていてホッとする一瞬は同じように教習やってる車を見たとき。

おぉ、仲間よ。苦労してるか?って(笑)

 

 

1999/07/27/ 応急救護教習・第4,5,6回技能教習

本日は応急救護の講習。3時限連続教習になる。

人工呼吸とか心臓マッサージなどです。

この日は人が少なくて私を含めて5人しか受講しなかった。

ビデオをみて説明を聞いてそして実践。練習用の人形を相手に実践練習。

結構恥ずかしいです。

大きな声で「もしもし、どうしましたかー?」「救急車を呼んでくださーい!」

練習だから言わなきゃいけないんだけどさ、馬鹿馬鹿しいっす。

心臓マッサージ、人工呼吸。続けてやるとかなり疲れます。

実際には使う場面に出くわさないことを祈りたいよね。

 

そしてこの日は初めて一日3回乗った。

路上に出ると毎回がみきわめのようなものだから新たに覚えるようなことはもうほとんどない。

指導員に時々言うことが変わってくることがあるから困る。

前の指導員のときには全然注意されてない所で注意されたりも。

1段階よりも指導員が厳しくなった感じがする。

 

 

1999/07/28/ 効果測定・第7,8回技能教習

この日に学科教習を受けて2段階の学科は全て終了。

そのままこの日に卒検前効果測定を受けた。

まだまだ技能教習が半分以上残っているのに効果測定を受けてしまった。

でも早めに効果測定に合格しておけば技能教習が途中でストップすることがないから良い。

効果測定に合格していないと高速教習を受けた後に教習を受けられなくなるのだ。

勉強はというと前夜に過去問を眺めただけという仮免前効果測定と同じ勉強法。

無事に、見事合格。95問中90問正解で合格、91点とかなり危なかったが合格は合格だ。

同じ教室で効果測定を受けていたのは20人弱いたが私を含めて4人しか合格していなかった。

かなり気分が良かったねー「お前ら、勉強しろよ」(笑)

効果測定や学科教習を受けていたのでこの日は2回しか乗車できなかった。

でももうあとは技能教習だけをやればいいからこれからは楽だ。

でもやはり夏休み、教習所も混んできています。

翌日の朝一で予約を入れようとしたのに午前中は予約が全ていっぱいだった。

自分の取りたい時間に予約が取れなかったのは初めてだ、やはり混んできているのだ。

 

 

1999/07/29/ 第9回技能教習

この日は所内にて、急ブレーキと縦列駐車の教習。

今までは路上ばかりだったので所内は落ちつく、安心して運転できるよ。

急ブレーキはかなりスリルがあった。

「もっとスピード出して、スピード出して、はい!ブレーキ!!」

それだけだけどね、実践で使うようなことがないといいな。

縦列駐車はとくに問題なく出来たが、それは所内でのこと。

教習だと、ポールが何本見えたらハンドル切って、というような教え方をする。

それは所内だと通用するかもしれないが路上にはそんなにポールなんて存在しないからね。

こんなので良いのだろうかと思った。

 

 

1999/07/30/ 第10,11回技能教習

この日は2回乗車に成功。

まずは昨日に引き続き所内教習、方向変換。

これもやはりポールがあの辺に見えたらハンドルを切ってといわれた。

言われた通りにやるわけだからまぁ出来るわな。

実際に路上でそれが使えるかは甚だ疑問だけどね。

 

11回目の教習は路上、自主経路というやつである。

横に乗っている指導員が何も言わないで、自分で地図を見て目標地へ行くのである。

卒検でも自主経路がある。そろそろ終わりというやつが見えてきたのだ。

地図を見るといっても大きな道しか通らないからそんなに迷うことはない。

これまでの路上教習で走っている所ばかりだったし。

とくに問題なく終わることが出来た。

 

そして次の教習からは複数教習というのに入ってくる。

同じ車に2,3の教習生で乗って教習を受けるのだ。

複数教習になると同じ時限に同じ項目を受ける人がいないと乗ることが出来ない。

そして今まで多用していたキャンセル待ちも出来なくなるのだ。

予約をとって、更にその予約が成立しているかも確認しなければならない、面倒くさい。

 

 

1999/07/31/ 第12回技能教習

複数教習、この日は無事に予約が取れて、成立した。

一緒に乗ったのは二人、二人とも男。18歳と20歳だ。

最初に20歳の人が乗って私と18歳は後部座席に乗る。

さすがに同じ車に乗ったから他の二人とちょこちょこ会話もした。

人の運転に乗るのは仮免試験以来だ、とくに恐いと感じることはなかった。

15分毎に交代して運転した。

複数自主経路という項目なのだがなんのための複数教習なのかはよく判らなかった。

ただ「人の運転を体験してみる」というだけだったような…

まぁ楽だったから良かったけれど。

 

 

1999/08/05/ 第13,14回技能教習"危険予測"

今回も複数教習。今度は前回のセットでも一緒だった18歳の彼と、19歳の女の子。

最初の時限は指導員の運転をずっと見ているだけ。

こんなに楽なことはない。

次の時限では車を乗り換えて3人交代で運転。

敢えて今までに通ったことのない狭い道を通って、どこが危ないか等を見る。

その際に運転をしていない二人が採点をするのである。

人の運転の採点をするのはかなり心苦しい。

お前なんかに採点されたくねーよって思われそう。

最後の時限では教室に入って3人+指導員でディスカッション。

あそこが危なかった、安全確認が抜けていた、標識通りではなかった等々。

そんな感じでセット教習が終了。

次はいよいよ高速教習になる。

 

 

1999/08/11/ 第15,16,17回技能教習

高速道路教習は三時限連続での教習、これもまたセット教習。

一緒に乗りこんだ二人は主婦、しかもその二人が仲良し。

20代後半〜30代前半くらいの主婦。かなり孤立した。

乗る車はオートマだから楽だった、最初は違和感あったけど。

所々で交代しながら東名高速へ向かう。

横浜・町田インターから東名に乗った、しかし最初は道が混んでいた。

私が高速を運転する番、アクセルを思いっきり踏んで合流する。

最初に80kmを越えたときは恐かった。

後ろに乗っているよりも運転席で実際にハンドルを持って80km出すとかなり感覚が違った。

私が運転したときは道がかなり空いていたのでグングンスピードを出せた。

ずっと100km近くで走行していた。

でもチョットでも手元がぶれると大きく揺れるのが恐い。

それからアクセルを緩めても実際にスピードが落ちるまでにタイムラグがある。

その時間は少し不安になる。

逆にスピード上げようと思ってアクセル強く踏んでも少ししてからスピードが上がる。

秦野の方まで走ったので私の大学のすぐ横も通った。

海老名のサービスエリアで休憩したが、一人で寂しくぷらぷらしていた。

結局教習は9時〜12時過ぎまでで教習所に戻ってきた。

あまり"教習受けた"という感じはしなかった。

指導員は何も口出ししなかったし、AT車で楽だったし。

私も卒検を含めてあと3回MT車に乗ればその後はずっとAT車だ。

 

 

1999/08/13/ 第18回技能教習

いよいよ終わりが見えてきた。

今回の自主経路教習を終えればあとはみきわめ、卒業検定、そして学科を受けて免許取得だ。

この日はMT車に乗ったのは1週間ぶりくらい。

しかしエンストもなく無事に乗ることができた。

指導員にも、確認も出来ているし、大丈夫でしょうって言われた。

しかししかし、なかなか予約が取れないのです。

この日も朝一で教習所に行ってキャンセル待ちで乗車。

予約しようと思ったら1週間以上も先でないと予約が取れない状況。

キャンセル待ち台数もかなり少ない。

やはり夏休み、恐るべし。

 

 

1999/08/17/ 第19回技能教習"みきわめ"

いよいよ最後の教習、みきわめです。所内と路上の両方をやります。

路上はともかく所内の縦列、方向変換が入らない入らない。

ポールの位置とかは正しいはずなのに何故か入らない。

入ったとしても極端に左に寄っていたり、入りきれていないことが多かった。

指導員に口出しされずに完璧に入ったのは1,2回しかなかった。

みきわめ合格もらえないのではないかと思うほど失敗ばかりだった。

ハンコはなんとか貰えたがかなり不安の残る教習となってしまった。

「全体的に見てバランスは悪くないからハンコはあげるけど、もう少しだね」

みたいなことを言われた。

卒業検定は2日後に予約、問題は所内になりそうだ。

 

 

1999/08/19/ 卒業検定

やってまいりました、卒業検定。

長かったようで長かった、短いようで短かった。

教習所に向かいながら「もうこの景色は見ないぞ」と誓う(笑)

10時に集合、同じ日に検定を受ける人は10人ほど。

路上のコースは18回目の技能教習で行ったところ。

なんとなくだがコースを覚えていたから少し安心。

だがあまり行かない方のコースだったから不安もあった。

なによりの不安は所内の方向変換。

この日の検定は縦列駐車ではなく方向変換。

凹状になったところに車をバックで入れて出て行けば良いというもの。

どんなに汚い入り方でも入れて出ればOKだという。

 

説明を聞き終えて10時45分、先ずは路上の教習からスタート。

私と一緒に乗ったのは1人。今回私は2番目つまり最後に運転することになった。

指導員の運転で検定スタート地点へ向かう。

最初は同乗者の検定。

ちょうどスタート地点が私のゴール地点でもあったからすこし道の感覚がつかめて良かった。

やはり2番目の運転のほうが有利だと思った。

同乗者は細かいミスはあったような気がするが大丈夫ではないかという感じの運転だった。

いよいよ私の順番。ほぼ滞りなく進行した。

横断歩道を渡ろうとしている人がいたので慌てて止まった。

そのまま行っていたら検定中止になってしまう、歩行者保護というやつだ。

一度、わき道の安全確認を忘れて指導員に注意された。

ヤバイって思った。検定中に注意されるなんて。

そのほかに工事中のところが2ヶ所ほどあって走り辛かった。

進路変更合図を忘れた所も1箇所あった。

修了検定よりも「厳しいかな」と思った。自覚できるミスがあったから。

私の検定を終えて、指導員の運転で教習所へ戻った。

教習所についたのが12時少し前。

12時30分から所内・方向変換の検定を始めるという。

午前の一般の教習時間が12時30分までだから所内は検定の車だけとなる。

 

12時30分、いよいよ問題の所内。

これもやはり私は2番目、検定員も同じである。

最初にやった人が出来たことは出来たのだが、後ろがポールにぶつかってしまっていた。

そして私の順番。

ポールの位置を確認して執拗に安全確認してなんとか一発で入れることが出来た。

かなり左寄りに入ってしまったが、入って出られれば良いのならOKだったと思った。

これにて検定は終了。

最後の所内がまぁ出来たので「いけるかな?」と思う余裕が出来た。

合格発表が13時45分、1時間以上も空き時間がある。

とりあえず教習所から出て近くのブックオフで時間を潰した。

 

13時45分、合格発表。

修了検定と同じように教室内で乗った車毎に発表。

私の乗った車は私を含めて2人だけ、最初に同乗者が発表された。

同乗者は不合格だった。

最後の所内で後ろがぶつかってしまったからだという。

後ろがぶつかると検定中止なのだそうだ。

その他に路上での注意事項を色々と受けていた。

その間私は緊張しっぱなし。私の結果は発表されていないのだ。

しかも同乗者が落ちたからかなり不安が募った、修了検定では同乗者みんな合格だったから。

が、私は合格だった。かなりホッとした、しかしあからさまに喜びを出すことはできない。

そりゃそうだ、同乗者が落ちているのだから。

しかし私も点数は結構ギリギリでの合格だったらしい。

色々と路上での注意事項を言われた、「これからが大切だぞ」と。

合格した人だけが教室に残って卒所式。

本試験(学科)の受け方と事故に気をつけろ違反のないように等の小言を言われた。

最後に卒業証明書等の書類を受け取る。初心者マークや、地図なども貰えた。

合格していたからおおらかな気持ちではあったが、説明が長くて退屈だった。

昼飯も食べてなかった、結局全てが終わったのが15時過ぎであった。

合格していたのは7人、3,4人は落ちていたのだ。

検定で落ちてあの教室から出て行くのはかなり惨めだろうなと思った。

 

これで教習所へ来ることはもうない(違反をしたら別だが)。

この日に貰った卒業証明書等を持って府中の試験場へ行って本試験(学科)を受ければ良いのだ。

結局一度だけ仮免前効果測定に落ちただけであとは全ての試験・検定・教習を一発合格。

思ったよりもスムーズに行った。

教習期間は約2ヶ月半、こんなところだろう。

しかしこれから車を運転する期間はこれよりも遥かに長い。

そして横で口出しをする指導員ももういないのである。

違反をして初心者講習を受けることのないよう、もう2度と教習所へ行くことのないようにせねば。

次に教習所へ行くのは50数年後の高齢者講習だと良いのだが(笑)

 

 

1999/08/20/ 学科本試験・適性検査

私の住所は一応東京都となっているので府中の運転試験場へ行くことになる。

午前の試験を受けるために8時10分頃に試験場についたのだが既にかなり混雑していた。

卒業証明書を持って収入証紙を購入して視力検査(適性検査)を受ける。

窓口へ行き受験票を貰い、指定された教室へ。

前夜に過去問には目を通してあったが、教室内で最後の復習をした。

試験は当然といえば当然だが簡単である。

どう転んでも落ちてはいないだろうな、と自信を持てた。

10時10分頃に試験が終わり(終わったら退室可)、合格発表は11時。

それまで府中の試験場内をブラブラしていた。

そこそこ大きな建物で、講習をやっていたり様々な窓口があった。

合格発表、試験を受けた教室の黒板の上に電工掲示板がある。

その掲示板に受験番号が表示されれば合格である。自信はあったがやはり緊張した。

結果は当然合格。掲示板を見るとあまり落ちている人はいないなという感じだった。

しかし発表後に落ちた人は教室から出て行くのだが、そのときにはかなりの人数が出て行った。

教室内でチョコチョコと説明を聞いてから免許用写真撮影。

ズラーっと並んで一人一人座って、ハイ次、ハイ次みたいな感じでポンポン撮っていく。

写真を撮り終えたら終了。あとは免許証の交付時間の13時まで自由行動となった。

およそ1時間の空き時間、試験場内の椅子で寝ていた。

免許の交付は大きな部屋で交付番号順に前に出て行って順番に貰う。

かなりの人数がいたが、運良く私は最初の方に呼ばれたので早々に帰ることが出来た。

免許を貰ったときはたった1枚のこのカードの為に…という感じだった。

勿論嬉しかったけどね。

これにて免許取得までの全課程を終了したことになる。

1999年8月20日・免許交付、3年後の私の誕生日まで有効だ。

 

 

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