ベトカン一人旅

2008年2月25日 月曜日
ホテルへ戻る前にシェムリアップのオールドマーケットへ。
前日の晩飯を食ったバーストリートのすぐ近くにあるオールドマーケット。
観光客向けの土産物屋だけでなく、地元民向けの食材の店や雑貨屋などが所狭しと並んでいる。
ホーチミンのベンタイン市場に比べると規模は小さく、店員もガツガツしていない(日本語で呼び止められることが無い)。
それでも生魚や生肉、野菜、フルーツなどを売る一角や雑貨を売る一角。
ムッとした熱気とナマモノのニオイ、規模は違えどやはりアジア的雰囲気。
一通り冷やかした後にトゥクトゥクでホテルに戻り、そこでトゥクトゥクを終了に。
9時前に行動を開始して17時に終了、時間的にちょうど良いくらいか。
遺跡間移動に関してはトゥクトゥクだったが、遺跡の中は徒歩なのでだいぶ疲れた。
ホテルにはプールもあり、入れるように水着も持ってきていたが疲れていたのでパス。
何日か余裕を持ったスケジュールでないとプール入って落ち着くってのは難しいことが分かった。
部屋に戻ってシャワーを浴びる。
午前中は曇っていたが午後は晴れて炎天下。
だいぶ日に焼けて殆ど水のシャワーを浴びる。
小休止の後にこの旅最後の晩飯を食うために街へ出る。
ガイドブックに載っていたカンボジア名物と言う鍋料理のチュナンダイを食べさせる店へ。
しかし暑い国で鍋料理が名物って本当かね。
前夜にも行ったバーストリート、基本的に観光客向けだから入り易い。
そろそろ暗くなってきた18:30頃、まだ半分くらいの入り。
ビールを頼むと19:30までハッピーアワーでビールが0.7米ドル(≒77円)だとか。
これで遠慮せずにビールが飲めそうだ。
名物という鍋料理のメニューを見ると、基本となるスープに好きな具材をオーダーする方式らしい。
基本となるスープの値段が3米ドル(≒330円)で具はどれも1米ドル(≒110円)以下。
スープと肉、野菜、卵、キノコを注文。
(肉はメニューに"meat"としか書いていなかったので何肉かは分からず)
1品あたりの値段が安いので調子に乗ってポンポン頼んだが出てきた量は結構なもの。
卵なんか4つも出てきた、1人で食べ切るには結構頑張らないといけない量。
カセットコンロと土鍋は日本の居酒屋で出てくるのと遜色ない。
店員から具材を入れる順番などを聞き、1人鍋開始。
片っ端から鍋にぶち込んで適当なタイミングで食べる。
スープ自体に味がついているのでそのままでもいけるがツケダレみたいなのもある。
店員がソース+チリソース+ニンニク+香草みたいなのを混ぜて作ってくれた。
香草にややクセがあるが、濃い味付けが良ければつけるのも良し。
個人的にはタレをつけなくてもスープのダシだけでいける。
暑い国で熱い鍋、必然的にビールが進む。
1人で食べきれるかと不安になる量だったが、ビールと共に流し込むと結構いける。
結局食べきって締めは麺でしょ、ということでヌードルまで注文。
これも日本の居酒屋感覚で頼んだのだが1人分の量が多い。
最後の麺もビールと共に流し込んで完食。
美味かったので満足満腹。
ただカンボジアまで来て1人でひたすら鍋食い続けてるってなんだか…
そういやホーチミンでは1人で焼肉食ってたし。
1人旅だと食事時がどうしても寂しくなってしまう。
ビールは全部で5本、それでもハッピーアワーということもあって会計は合計9.1米ドル(≒1000円)。
観光客向けの料理店でもこの値段なわけで、やはり物価は安いだろう。
店を出てビール5本分の酔いも手伝って真っ暗なオールドマーケットへ行ってみた。
通路以外はシャッターが下りていて、昼間の喧騒が嘘のように静か。
日本でこういうところがあったら確実にホームレスが寝床にでもしていそうだが誰もいなかった。
昨夜も行ったナイトマーケットも冷やかし。
冷やかしている間に3,4回停電が起きてマーケット中の電気が消えた。
電気が消えると完全に真っ暗になる。
1回目の停電では小さく悲鳴があがったがすぐに復旧。
2回目以降はまたかよ…みたいな空気が流れる。
しかしあれだけ頻繁に停電するのはまだ電力事情に難ありか。
満腹と酔いを醒ますために必要以上にウロウロしてホテルに戻る。
日焼けが痛いので極限までぬるくした風呂に浸かりこの旅最後の夜が終了。

次へ
ベトカン一人旅一覧
最初のページ