トルコ一人旅

2007年7月25日 水曜日
朝、高級ホテルでの朝食。
これまでのホテルと同様にビュッフェ形式の朝食だが、そこは高級ホテル。
入口でルームナンバーを言わないと中に入れない。
中に入るとウェイターが席まで案内してくれる。
当然料理の量も質もだいぶ違う。
食事中もウェイターがウロウロしているので慣れないこっちは落ち着かない。
フランスパンの食べ方1つにも気を遣う。
パンは一口大に千切って食べるのは知っていたが、フランスパンは固いから千切るとパン屑がボロボロこぼれる。
果たしてこの食べ方で正しいのだろうか…
これまで中級ホテルのビュッフェだったら気にならなかったことが気になりだす。
折角良い朝食を食べているので1回だけでは勿体無い。
席を立ってお代わりを取りに行く時でも自分の机が気になる。
ウェイターが全部片付けてしまったら戻る場所がなくなってしまう。
1人の場合、途中で席を立ってもまだ帰ったわけじゃないよというのをアピールするにはどうすれば良いのだろう。
次に高級ホテルに泊まる時までには調べておこう。
慣れないことはいちいち緊張する。
やはり私には中級ホテルくらいのビュッフェが適しているようだ。
ホテルの部屋に戻って「アッ」っと。
ルームキープをした痕跡が。
貴重品はセーフティボックスに入れていたし高級ホテルなので物を盗られている心配は殆ど無かった。
それでも部屋にはTシャツを干していたり、脱いだものが放置してあって綺麗とはいえない状態。
そんな状態のままルームキープをさせてしまうとは。
部屋のドアに「入らないでください」の札をかけておくのを忘れていた。
これまでのホテルでは殆ど意識していなかったのだが、ここは高級ホテルだった。
つくづく高級ホテル慣れしていないのを露呈してしまう。
最後の荷物整理をしてホテルをチェックアウト。
最終日もやはり綺麗に晴れて暑い。
タクシム広場から地下鉄に乗り路面電車の駅へ。
路面電車は新市街からガラタ橋を経てアヤソフィアもブルーモスクもグランバザールも主要な観光地を全て通過。
初日からのルートの逆を行くことで戻っていることを実感。
空港に着き、インターネットチェックインを済ませているのでチケットを発券してもらって終了。
残金を見ると6YTL(≒600円)程。
朝食はしっかり食べてきたので腹は減っていない。
ビールでも飲もうかと思ったが、缶ビールがありそうな売店が見当たらず簡易バーみたいな所ばかり。
缶ビールならいざしらず、簡易バーで飲んだら恐らく6YTLだとピッタリか足りないくらい。
いつも海外へ行った後には現地通貨を幾らか残しておくのが私の旅の流儀。
またいつかこの国に来るぞという思いを込めて6YTLは取っておくことにした。
13:00すぎに飛行機に乗り込む。
今回は一番後ろの席。
前の方では早くもガキが超音波泣き声を発している。
後ろの席にして正解だったようだ。
トルコ時間13:30に出発、トルコ時間もこれで終わりか。
機内食1度、ビール飲んでダラダラしてドバイ着。
トルコ時間17:45、ドバイ時間18:45、飛行時間は4時間程。
今回はドバイで降りようと思い、念のために客室乗務員に確認。
すると出発の40分前には戻ってきてくださいとのこと。
出発はドバイ時間で20:00、つまり19:20には戻ってこいということ。
20分くらいしか時間無い。
それでも新興の金持ち国家の空港だけでも味わおうと降りる。
トランジットパスなる紙を貰い、降りるときに金属探知機チェックを受ける。
なかなか立派な空港で大きなスーパーマーケットが空港内にある。
他にも探索したい気持ちはあったが、何せ時間が20分しかない。
取り残されたらどうしようもないので、結局店を少し冷やかしただけで終了。
インフォメーションで出発便の搭乗口を聞いたのがドバイでの唯一のコミュニケーションだった。
まぁこの国にはいつかちゃんと…来るかな?
ドバイ時間19:30だと日本並みにしっかり暗い。
トルコの19:30なんていったらまだ充分に明るかった。
トルコって時差の設定なんかおかしくないか?
再び飛行機に乗って変わったことがある。
機内アナウンスに日本語と中国語が追加されていた。
段々と近づいていることを実感させられる。
ドバイ時間20:00発。
機内食後に客室乗務員にシンガポールスリングを注文。
プラスチックのコップで出てきた安っぽいシンガポールスリング。
氷が入っていて冷たく、しっかりアルコールの味もする。
ややアルコールが強すぎる感もあったが充分美味しい。
とてもラッフルズのと同じ飲み物だとは思えない。
ラッフルズのはジュースっぽかったが、シンガポール航空内のはしっかりお酒。
ラッフルズで2,000円近く払わなくても無料のシンガポールスリングで充分だ。
機内で日付が変わる。

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