タイ旅日記
8月29日 木曜日
寒くて熟睡は出来ないまま、空港内のざわめきで起きる。
台湾時刻5時30分頃、どうやら第1便が到着したらしい。
6時になり、行動開始。
出国手続きも朝早くで実にスムーズだった。
飛行機は8時30分(台湾時)に出発。
やはり眠って機内を過ごし、台湾時刻12時(タイ時刻11時)頃にタイの首都バンコクに到着、飛行時間は約3時間30分。
今回の旅行では高校時代の友人(私より先にタイに来ていた)と現地で合流することにしたのだ。
出国審査やら税関やらを済ませて、到着ロビーへ。
既に相方はそこで待っていた。
ここまで行動を共にした彼はカオサンという場所で安宿を探すと言い、ここでお別れ。
気の許せる今回の旅の相方と2人になったところで、まずは何か食うことに。
空港内にフードコートがあるというのでそこへ行った。
タイの通貨はバーツ、空港での両替で1万円=3471バーツ。
(1バーツ≒2.9円、以後文中ではバーツをBと表記、1B=3円のレート計算で表示)
タイ語は勿論判らないので、指差しとジェスチャーで注文。
ラーメンみたいなものが30B(≒90円)。
カウンターには唐辛子・砂糖・酢・醤油のようなものが並んでいる。
これらを入れて自分で味をつけるのだそうだ。
唐辛子と砂糖は同量くらいを入れると不思議とコクが出て美味しくなった。
早速ビールも飲んで燃料補給
タイのビール、SINGHA(シンハビール、タイの呼び方ではビア・シン)の大瓶70B(≒210円)。
シンハビールは飲み易かったがアルコール度は7%か8%だったかで、チョット高め。
なんでもタイではビールに氷を入れて飲むのでアルコールは高めになっているとか。
1歩空港を出るとやはり暑い、というよりも蒸す。
空港からタクシーに乗ってバンコク市街へ向かう。
既に相方が予約しておいてくれたのでまずはホテルに向かう。
1泊1,000B(≒3,000円)程の中級ホテル、ツインでこの値段なので1人当たり500B(≒1,500円)。
ホテルで小休止、今後の予定を考える。
翌日の昼過ぎにマレー鉄道に乗ってマレーシアへ向かうことになっていた。
この日と翌日の昼までにバンコクの市内観光。
バンコク市内で見たかった所はとりあえず…という感じで超観光地。
ワット・プラケオ(通称・エメラルド寺院)、王宮、ワット・ポー、法医学博物館(通称・死体博物館)。
時間は14時過ぎくらいだったので閉館時間を考えるとそれら全てを回るのはチョットきつそうだった。
そこでこの日は寺院系を回ることにした。
あちこちを走っているタクシーを捕まえてワット・プラケオを目指す(タクシー初乗り35B≒105円)。
目的地に到着してワット・プラケオと王宮へ。
どうやらこの2つは隣接しているらしく、敷地内はかなり広い。
こっちの金額にしたらかなり高額と思われる200B(≒600円)の入場料を払って中へ。
陽射しもあって暑い中、敷地内を見て回る。
色々な建物がある、どれもこれもきらびやかでまばゆい。
派手派手な建物がいっぱい、観光客もいっぱい。
暑さと陽射しで、どれもこれも駆け足で見て回る。
人ごみの熱気から逃げるように外に出た。
観光を早々に切り上げて、安宿で有名なカオサン通りへ。
歩道に屋台が所狭しと並んでいて歩くのも困難。
カオサンは安宿で有名な通りだけあって観光客が多い。
暑く、散々歩き回ったので早々に燃料を補給する必要があった。
ビールを一杯、燃料補給完了。
一杯飲むと腹が減って、相方が薦めるガイドブックにも載っている有名店で飯。
ブー・パッ・ポン・カリーなる蟹のカレー粉炒め卵とじが有名な店。
蟹と卵の旨みとコクがピリッとしたカレーと絶妙にあって美味。
他に生のエビをピリ辛いタレに付けて食うものや、ほうれん草みたいな空心菜炒め。
どれも辛いのでビールが実によく進んだ。
店内は日本人客が多かった、予算は2人で約700B(≒2100円)。
食後、有名なパッポン通りへ行くことに。
そこへ向けて歩いていると突然の雨、スコールだ。
通りにあったホテルの軒下に避難。
かなりの大雨であちらこちらで人が避難している。
15分以上は待っただろうか、なかなかやむ気配がない。
雨宿りがてら入った屋外のレストラン。
ビールをピッチャーで飲みながら通りを眺める。
外は大雨なので涼しく感じられて良い、次第に雷まで鳴り出した。
タイではビールに氷を入れて飲む。
実際に試してみたが、これが悪くない。
氷で冷たくなるし、氷を入れるたびに泡が復活する。
ビールが薄まって不味くなるということはなかった。
雨がやんできたので店を出て、パッポン通りへ向かった。
屋台街で、通りに大量の屋台が並んでいる。
服飾品、靴、土産、時計、違法コピーのVCDやDVD、ブランドものは全て贋物だとか…
そう広くはない通りに所狭しと屋台が並び、その中を観光客が行き交う。
雨上がりなので大混雑とまではいかなかったが、それでも人の熱気と活気は凄かった。
新宿の歌舞伎町みたいなパッポン通りでは、それ系の呼び込みも凄かった。
屋台でも通りでも日本語で声をかけられる、いかに日本人が多いかだな。
しばらくうろついて、タイスキというタイ式しゃぶしゃぶを食わせる店へ。
日本にも支店がある有名なタイスキの店らしく、店内には日本人が目立ち、店員も片言の日本語を話す。
鍋に湯が張ってあり、その中に肉や野菜などを入れてそれらをピリ辛いタレにつけて食す。
まさに日本のしゃぶしゃぶだ。
独特のピリ辛いタレが美味い。
既にこの日何食目なのか、何杯目のビールなのか判らなかったが、それでも美味しく食えた。
また少し雨が降る中をホテルまで歩いて帰る。
散々食って飲みまくった1日だった、タイ初日にしてこれか。