マカオ社員旅行+香港
2005年1月9日 日曜日
完全自由行動の1日。
一緒に行動するのは同室かつ現在同職場の先輩と前職場で一緒だった同期と先輩。
9時30分にホテルロビー集合。
サッカー好きの先輩はソウルでそうしたように香港でも安いバッタ物ユニフォームが買えれば良い、とのこと。
他の2人は特に希望が無さそうだったので香港の典型的観光スポットを回れば良いかな、と判断。
旅のイニシアティブは私に与えられた(と勝手に判断)。
ホテルを出て歩いて15分ほどで昨夜到着したフェリーターミナルへ。
噴射飛航(TurboJET)という名の船、香港中心部まで154香港ドル(≒2156円)。
9時50分くらいにフェリーターミナルに着いて次の船は10時出港。
昨夜空港からマカオに向かった船と同タイプの船だったのだが、波の影響か揺れが凄く激しい。
強烈なタテ揺れが何度も襲ってくる。
自分は乗り物酔いには弱くないと思っていたが、かなり気持ち悪くなり眠るタイミングすら逸した。
かなり辛い60分弱で香港島に到着。
1998年の香港旅行時の記憶と日本から持参したガイドブックを頼りに行動開始。
船で降りたのは香港島だったが、まずは九龍島へ行くことにした。
庶民の足として使われているスターフェリーが発着するフェリーターミナルまで徒歩。
香港もだいぶ暖かく日本の春並みの陽気で、歩いていると汗ばむくらいだった。
スターフェリー(2.2香港ドル≒31円)は10分弱で九龍島側のフェリーターミナルに到着。
香港一有名なペニンシュラホテルを経由して香港一有名なネイザンロード(彌敦道)へ。
漠然とイメージする香港、看板と人と車がひしめき合っている通りがこのネイザンロード。
1998年に私が宿泊したホテルも健在だった。
昼飯時になったので適当な店に入る。
いつもなら早速「イーピンピージュ(一瓶碑酒)!」と行くところだが、マカオ→香港船内での気持ち悪さが残っていた。
それは酒飲みの同期も一緒だったらしく、最初に出されたジャスミンティーが実にお腹に優しかった。
日本語表記の無いメニューの漢字と英語を見比べて適当に注文。
炒飯、水餃子、小龍包、麻婆茄子、回鍋肉(ホイコーロー)、拝骨麺(パーコーメン)。
最後にキナコ餅みたいなデザートが出てきて4人で259香港ドル(≒3626円÷4=1人906円)
ガイドブックを眺めて今後の予定を決める。
地下鉄で2,3行った駅にスポーツ用品店が軒を連ねる花園街という通りがある。
サッカーのユニフォームを買いたいという先輩のためにそこへ行くことにする。
レストランを出て地下鉄に乗り旺角(モンコック)駅へ(5香港ドル≒70円)。
目指した花園街(通称スニーカー街)にはスポーツ用品店は沢山あったが、
先輩の求めるような安バッタ物サッカーユニフォームは置いていない。
めぼしいものが無く適当に歩いていたら行き着いたのが女人街。
女人街と書くと妖しいイメージだが、実際は露店が並ぶ市場で観光地にもなっている所。
衣服や雑貨など女物の商品を多く売る店があることから女人街の名がついたに過ぎない(男人街もある)。
女人街は日曜の午後ということもあって観光客や一般客でごった返していた。
サッカーのバッタ物ユニフォームを売っている店もあったので先輩はそこでユニを購入して事なきを得た。
女人街近くには信和中心なる通称「おたくビル」がある。
日本のアイドルや漫画、アニメなどを扱う店が多数集まっている。
前に香港へ行ったときに何となく入って日本のサブカルの浸透具合に驚いたものだ。
前回はそこで海賊版CDを購入したがCDを売る店は殆ど無くなり、エロDVDを売る店が大量に出来ていた。
1人なら色々見て回ったかもしれないが(笑)、社員旅行ということで一応節度を保って冷やかすだけで出た。
花園街から女人街、信和中心と結構歩いていたのでそろそろ疲れてきた。
この辺が潮時かもしれないということで、香港で予定していた最後のコース。
香港へ来たら誰もが行くであろうビクトリア・ピークへ。
もはや説明するまでも無い100万ドルの夜景が見える丘である。
ビクトリアピークは香港島側にあるので再び海を越える。
ビクトリア・ピークを登るケーブルカー・ピークトラムの駅まではバス。
2階建てのオープントップバス(3.2香港ドル≒45円)に乗りピークトラムの駅へ。
ビクトリアピークへ向かうピークトラムの駅は大混雑。
30分ほど待たされてようやくビクトリアピークへ向かうピークトラムに乗り込む(往復30香港ドル≒420円)。
トラム内も大混雑で座ることが出来なかった。
世界でも有数の急勾配4〜27度の傾斜(ガイドブック参照)を立ったまま、というのは結構キツイ。
ピークではまだ夜景も夕陽も出ていなかったが観光客は多数。
これから夜にかけてどんどん増えて行くのだろう。
ビクトリアピークは近代的な建物でレストランや土産物屋も集う一大観光地。
少々ブラブラしてからマカオへ戻ることにした。
香港に宿を取っているならともかく、マカオまで戻らなければならないのだ
折角マカオに泊まっているので晩飯はマカオで食べようということにしていた。
行きと同じピークトラムで降りるのだが、下りでも椅子の向きは上りと同じ。
つまり背中を向けて山を下る感覚。
ケーブルがプツンと切れたらアッというまに落ちていくだろうなというのが容易に想像できる。
ところがこのピークトラム、1888年の開業以来100年以上経っているが未だに無事故だという。
さすがイギリス統治時代に造られた物だ、これがもし中国だったら…(以下自粛)
ビクトリアピークを降りてタクシーでマカオ行きの船が出ているフェリーターミナルへ(21香港ドル≒294円)。
この日は高速船・低速船・地下鉄・バス・トラム・タクシー…あらゆる乗り物に乗ったな。
帰りの船は17時45分発、帰りは夜料金になっていて行きより高価175香港ドル(≒2450円)
かつては国境を越えたはずの香港とマカオを行き来するのに1時間で2000円チョットか…。
帰りの船内は疲れて殆ど眠っていられたので船酔いを気にする必要は無かった。