インド一人旅
2008年8月2日 土曜日
とうとう帰国の日。
前夜にぶっ倒れて寝ていたときはちゃんと帰国できるのかと不安になっていたが、どうやらそれは大丈夫な模様。
飛行機の出発は16時過ぎなので、昼過ぎに空港へ向かえば間に合う時間。
回復傾向にはあるが万全とはいえない体調だったのでチェックアウトの12時ギリギリまでホテルでゆっくり。
朝風呂に入って二度寝してゆっくり帰り支度して。
12時前にチェックアウト、天気は良い。
結局天気が崩れたのはインド最終日だけだったか。
香港での最後の食事と帰国した時の職場への土産購入代金用に香港ドルを両替。
だいぶ余っていたので米ドルから香港ドルに両替した。
1米ドル110円で換算すると、1HK$が14円程度。
インドルピーを日本円に換算すると、1HK$が16円程度だった。
日本円を直接HK$に両替すると、1HK$が16円程度。
単純に考えると米ドルからHK$に両替をするのが一番良い。
日本円をそのまま持っていくよりも米ドルにして行った方がレートが良い。
その時々の日本円と米ドルの力関係にも因るだろうから一概には言えないが、米ドルは強いというのを直に感じた。
最後の香港ドルを手にすると後は食事をして土産を購入したら終了。
土産を買う前にまずは昼飯と言うことで大衆食堂へ。
大事を取ってビールは控えてエビチャーハン。
前日もそうだったがどうも大衆食堂の炒め物系の食事は脂っこい。
最初は美味しいのだが、後半にもたれてくる。
それでもしっかり完食。
体調が万全でなくてもしっかり食事を食べられるというのは良いことだ。
食事が終了すると残すは土産購入のみ。
職場への土産は本当ならインドで怪しげなものを買って行きたかった。
しかしインド最終日は雨と体調不良で殆ど行動が出来なかった。
というわけで香港で土産を買うことになった。
香港なら何でも揃うだろうが、有名どころの定番と言うことでペニンシュラホテルのお菓子。
ペニンシュラ、沢木耕太郎の深夜特急にも登場する、香港のみならずアジアを代表する超一流ホテル。
そこで売られているチョコレートやクッキーは香港土産の定番。
土産を買う、というよりもペニンシュラホテルに堂々と入る口実が欲しかった。
高級ホテルにありがちな様々なブティックが併設されたホテル内。
効きすぎなくらいにエアコンが効いて寒い。
建物正面入口から入ったすぐにあるロビーは喫茶室のようになっていて優雅にクラシックが流れる。
結構な人でごった返していて、Tシャツとハーフパンツで入ったバックパッカー然の私も特に違和感なさそう。
お菓子などが売っているブティックにいた数人の客はどう見ても日本人だけ。
チョコレートは溶けるのが心配だったので缶入りのクッキー詰め合わせを購入。
高級ホテルとはいえやたら高いわけではなかったが、私がこれまで買った土産の中では最も高いかも。
空港までのバス代33HK$(528円)を除けば残りの香港ドルは10HK$(160円)強。
通貨は使い切らずに次回また来るために願をかけて取っておくにちょうど良いくらいの金額。
香港での両替は実に巧いこといった。
空港へ向かう2階建てバスに乗り香港を後にする。
今回は香港では殆ど何も出来なかったが、香港ならその気になればすぐにでも来ることができる。
スターフェリー乗って香港島行ったり、市場巡ったりとやりたかったことはまたいつかの香港で。
香港から成田へ向かう飛行機は香港時間の16時過ぎ出発。
機内食では迷った末にビールを注文。
美味しく飲めたということは体調も回復気味ということだろう。
香港時間20:30過ぎ、日本時間21:30すぎに成田到着。
色々あったが無事に帰国できた。
入国審査の前に気になる看板。
「旅行中に体調を崩した方はこちらへ」と健康相談所の看板。
これも経験の1つだと思い、初めてその門を叩く。
小さい病院の待合室みたいな所、時間も遅いからか他に人はいない。
医師が出てきて熱を測りながら問診。
帰国して初めて喋った日本語の相手が健康相談所の医師。
症状、どこへ行った、いつから体調悪い、1人で行動したか、下痢したか、動物には触ったか、薬服んだかetc.
熱は37.4℃って普通にあるじゃないか。
この日の体調で37.4℃だったら動くのもしんどかった前日は38℃越えていたんじゃないかと。
問診の結果は恐らく普通の風邪、健康相談所は病院ではないから薬は出せないと言う(ちなみに問診は無料)。
念のために連絡先を記入させられ、数日しても治らず病院へ行く際に提出する紙片を渡される。
「このカードを提示した方は、海外で感染症に罹患している可能性があります」なんて書いてある。
健康相談所を出ると入国審査だが、問診の間に他の乗客は全員終わったらしく誰一人並んでいなかった。
何事も無く入国審査と税関を通過して22時過ぎ。
いつも使っている地元行きのバスは既に終了していた。
仕方なく京成線のスカイライナーで行こうと思ったらそれも終了。
結局1番早い電車は各駅停車の上野行き。
体調悪い中を鈍行に揺られて帰路。
最終的に地元へ向かう列車は日付が変わって終電だった。
終電だからか車内はギューギュー。
空調が効いている分インドに比べれば数倍マシ。
さらに途中で車内で体調を崩されたお客様が〜とのことで20分の遅れ。
ギューギュー車内と列車の遅れ、どうやら私がインドから持って帰ってきてしまったか。
成田から自宅まで3時間半、チョットした飛行時間並み。
これからは到着時間もあまり遅くなりすぎないように考慮して航空券を買おうと思った。