インド一人旅

2008年7月26日 土曜日
考えてみれば1人暮らししてから初めての旅の始まり。
夕方発の飛行機だったため、午前中は家でゆっくり出来る。
前回のベトナム・カンボジア時には寒い日本から暑い海外への旅だった。
今回は暑い日本からさらに暑いと思われるインドへの旅。
衣類はTシャツだけで済むので、荷物はベトナム・カンボジア時よりも少なくてOK。
いつも荷物はバックパック1つだけ。
出発直前に地元で300米ドルを両替しておく、1米ドル≒110円。
時間に余裕があったので成田空港までは最安のルートを使用。
新宿〜日暮里〜成田空港。
日暮里からはビールを飲むためだけにスカイライナーに乗車。
ビール飲んでウトウトしているうちに到着。
インターネットでチェックインを済ませていたのでカウンターでは発券してもらうだけ。
空港内にあったタコ焼き屋で生ビールセット1,000円で休憩。
出国審査後の方が人が少なくて落ち着くのでさっさと出国審査を終えて搭乗開始待ち。
ネットで指定した今回の席は敢えて一番後ろの窓側席。
トルコへ行った時に前方の席を指定したら前の席にはベビーベッドがあるので子連れが座る可能性が高いことを学習した。
今回は後ろの席にして成功、特に急ぐ旅でもないし。
まずは経由地の香港へ向けて出発。
一番後ろの席にした難点が1つあった。
後ろが機内食などを用意する所らしくキャビンアテンダントの溜まり場みたいになっている。
機内食の時間には慌しくなるし、何も無い時間には談笑を始めるので思ったより結構うるさい。
それでも小さい子供のワーキャー泣き声よりはマシだが。
およそ4時間のフライトで香港到着。
飛行機乗り継ぎのため4時間ほどの待ち時間。
乗り継ぎ便はこれが面倒だが、私はそれほど嫌いではない。
目的地まで直行するのではなく、じわじわと目的地に近づく感じが好きなのだ。
乗り継ぎをするたびに機内の日本人率が低くなっているのを見て日本から離れているというのを実感できる。
街へ出るにはやや短い待ち時間だったので香港の空港内を一通り歩き回った。
成田空港よりも遥かに大きいと思われる香港の国際空港。
諸々のお店やフードコートも充実している。
香港も中国だなと実感させられたのは北京オリンピックの宣伝がアチコチに貼られていたこと。
北京オリンピックの公式グッズを扱う店も空港内にあった。
一通り空港内を散策し、出発便の案内を見るとデリー行き22:50のはずが「Est 23:30」となっている。
「Est」って何だよ、ちなみに漢字表記になると「預計」。
遅れなら「Delay」な気がするし、何だか分からないというのが1番気になる。
とりあえずさっさと搭乗ゲートへ行ってしまう。
搭乗ゲートへ行くと明らかにターバン巻いている人が増えたのでインド行きが一目瞭然。
搭乗開始時間になっても音沙汰無し。
ようやくアナウンスがあったと思ったら搭乗ゲート変更のお知らせ。
インドへ行く前に本やネットで調べた情報だとインドの列車は予定通り運行することが少ないとか。
それがインド流だからいちいち気にしていたら仕方が無い、とも。
やれやれ、インドに到着する前から飛行機でインド流を味わうことになるとは。
結局当初の予定より1時間近く遅れて搭乗開始。
今回も最後列の窓際席にしたが隣人が最悪。
シートにギリギリ収まる恰幅の良いデブインド人オッサン。
シートベルト締めるだけでフーフー言っている。
さも当然かのように真ん中の肘掛を占拠しやがる。
なんか独特のアジア臭みたいなの発散しているし。
こういうヤツはエコノミーシートに乗せちゃダメだろう、明らかに隣の迷惑だ。
或いは特別料金を徴収してそれを隣の客に還元しないと割が合わない。
遅れといい、隣のデブインド人といい、インドへ行く前から早くも色々な洗礼を浴びている気がする。
機内食では「ベジタリアンorノンベジタリアン?」との質問。
ノンベジと答えるとチキンとカレーみたいなのが出てきた、早速インド。
隣のデブインド人はベジタリアンを注文したくせにワインを2杯もお代わりしてやがった。
ベジタリアンでも酒は良いんだっけか?
5時間くらいの飛行の後にそろそろ着陸のアナウンス。
デリー時間だと深夜3時頃だが、思いのほか窓から眺めると電気の光で明るかった。
日本時間で6時30分、デリー時間だと3時にデリー到着。
香港との時差は2時間30分、日本との時差は3時間30分、時差が30分単位であるということを初めて知った。
入国審査は適当に記入した入国カードで何事も無くパス(泊まるホテルも決まってないし)。
深夜AM3時に到着した初体験の街へ繰り出す勇気は無い。
入国審査を済ませ、税関を通過する前、機内預け荷物が流れてくる広場にベンチが沢山。
中には寝ている人もいたので今宵の寝床はそこに決定。
入国審査は済ませたが税関カウンターを越えてはいないので、現地インド人は入ってこられないだろうと判断。
やや冷房が効きすぎて肌寒い中、ベンチに座って束の間の就寝。

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