GW弾丸ツアー
職場の人間と冗談で話していたゴールデンウィークの予定。2006年5月3日 水曜日
2日は普通に仕事をし、3日はAM2:30起床。
迎えに来た先輩の車は左ハンドルのマニュアル車。
1.先輩の車 2.左ハンドル 3.マニュアル
こりゃ自分は運転できねぇや。
夜明け前の首都高速道路を経由して東北道に乗るルート。
しかし明け方AM5時前、東北道に乗る前で早くも渋滞発生。
ゴールデンウィークとはいえ未明に出発したから渋滞は大丈夫だろうという目論見は早くも崩れた。
東北道に乗ってからも20km30kmクラスの渋滞が続々。
うーむ、恐るべしゴールデンウィーク。
最初の目的地である仙台は午前中に到着予定だったが、時間が経つほどに混んでいく高速道路。
予定通りに仙台に着いていれば寄りたい所もあったが、だいぶ時間も圧していたので断念残念。
仙台手前で仙台まで40kmの渋滞となっていたので早めに高速道路を降りて下道で行くことに。
すると下道はガラガラ。
東北道と並行して走る一般道で東北道の渋滞を横目に見ながらスイスイ走る。
もっと早くからこうしていれば良かった…
昼過ぎにようやく到着した仙台。
この旅最初の食事、妥当な線ということでガイドブックで見た老舗の牛タン屋を目指す。
店の近くと思われる駐車場に車を止めて店を探すとすぐに見つかった。
店の外に人が…と見るとなんと大行列している。
昼飯時+ゴールデンウィーク+ガイドブックに載っている老舗店=大行列
容易に想像がつく公式を全く頭に入れていなかった。
パッと見でも数十人が並んでいる行列に並んでまでその店で牛タンを食べる必要は無い。
そんなわけで私が仙台時代に数回行ったことのあるこちらも老舗の牛タン屋へ行ってみることに。
以前に行った時と同じ場所にあり、店内は混んでいたが待たずに入れた。
以前は1200円だったような気がした牛タン定食が1500円、以前1500円だった1.5人前定食が2000円。
そういえばアメリカ産牛肉輸入停止の煽りで仙台の牛タン屋がピンチ!という新聞記事を以前見た記憶がある。
塩・タレ・味噌ダレと3種類あったので3人がそれぞれを注文して交換。
味は…って以前のを覚えていないが無難に普通に美味い牛タン&麦飯&テールスープ
このツアー最初の目的を達成。
車に戻る際に先程の老舗の牛タン屋の前を通ると更に行列が伸びていた。
そこまでしてそこで食べなくても仙台に牛タン屋はいっぱいあるのだが…
牛タン後の予定は前沢で前沢牛の握り寿司を食って盛岡入りして一泊。
しかし仙台以北も渋滞が予想されたので前沢牛は翌日に回し、まずは盛岡へ向かってしまうことにした。
仙台から高速に乗り盛岡を目指すが、案の定渋滞が発生。
盛岡では一泊の予定なので、車内から盛岡のホテルに電話をかける。
いくらゴールデンウィークとはいえ盛岡なら当日予約でも大丈夫だろう。
そう思ってガイドブックを頼りにホテルに電話をかけるも全て満室と断られる。
ガイドブックのホテルに電話し尽して焦り始める。
携帯電話のインターネットでホテルを検索し更に電話をかけ続けるも満室満室満室。
いくらゴールデンウィークとはいえ盛岡、と思っていた。
しかし現実はいくら盛岡とはいえゴールデンウィーク、だった。
恐るべしゴールデンウィーク、ゴメンナサイ盛岡。
未明に出発しているので疲労もある。
ドライバーの先輩は運転しっ放し、最悪でも車中泊は避けたい。
とりあえず現地に行って観光案内所へ行けば何とかなるかも、という淡い期待を持って盛岡を目指す。
13:30頃に仙台を出発し、渋滞を経て17:30頃に盛岡駅前に到着。
まずは盛岡駅の観光案内所へ行ってみるが時既に遅し、営業時間が終わっていた…。
別の窓口にいた係員が「盛岡市内の宿は殆ど満室のはずだ」、と教えてくれた。
ゴールデンウィークを甘く見ていた、盛岡を甘く見ていた。
こうなったら片っ端からホテルに飛び込んで当日キャンセル狙いで行くしかない。
その前に私が学生時代に東北を旅したときに盛岡で泊まったカプセルホテルへ行ってみることに。
駅のすぐ前だったなとの記憶を頼りに探したらすぐに発見。
記憶の中の学生時代に泊まったカプセルホテルと変わらぬ様子、とりあえず入ってみる。
ダメ元で飛び込んでみたらまだ空きがあるという。
予約者分はいっぱいだが、飛び込み客のために残してあったらしい。
助かった、カプセルではあるが今宵の寝床が確保されたことは大きい。
仙台では牛タン屋の記憶が、盛岡では学生時代の旅の記憶が役に立った。
一泊2800円+サウナ入浴料500円、値段もビジネスホテルに泊まるよりずっと格安。
学生時代の旅から数年、またココに泊まることになるとは思わなかった。