グアム社員旅行

2006年3月11日 土曜日
前夜はかなり遅かったが目覚ましで8時には起床。
窓の外を見て唖然。
前夜は遅くに着いたので見られなかった窓からは素晴らしいオーシャンビュー。
そしてベランダに出ると朝だというのに早くも暑い。
朝食後にホテルの敷地内を散歩。
ホテルの敷地内にはプールにウォータースライダー、プライベートビーチ。
朝9時だというのに既に泳いでいる人もいる。
学生時代に使っていた水着を探して持ってきて正解だったようだ。
一緒に行動するのは同じ職場の先輩同僚後輩。
この日の行動プラン
グアムのメインストリートへ出て街をブラブラ。
泳ぐ。
以上
実に単純明快。
とりあえずグアムの中心地タモンのメインストリートを目指すことに。
「これを見せればバスが乗り放題」というカードを貰っていたのでそれを使ってバスに乗り込む。
郊外のショッピングセンターやスーパーなどを経由したバスをタモンの中心で降りる。
通称ホテル・ロードと呼ばれるメインストリートを歩く。
…のだが、人も車もあまりない。
最も華やかだ、とガイドブックにも書いてあったプレジャー・アイランド。
グアムの人工的なプレイスポットは殆どこの地域に集中しているとか。
さすがにこれまでよりも人は多かったがそれでも閑散とした感じ。
土曜の昼の時間、これが「最も華やか」なのだとするとグアムは相当閑散としているぞ…
とりあえずどこかに入ってみるか、と大きなショッピングセンターに入って謎が解けた。
ショッピングセンター内は人がいっぱい、殆ど日本人。
なるほど、外は暑いから観光客は殆ど店内にいたのだ。
これまで私が行った海外では、メインストリートを歩いて国(街)の空気を感じるのが好きだった。
しかしグアムではメインストリートに殆ど人は無く、大きなショッピングセンターの中がメインのようだ。
これまで私が経験したことの無い類の海外だということを実感させられた。
メインストリートにあまり見るものが無い、ブランド物ショッピングに興味は無い。
となると、とりあえず目先の飲み食いにテーマが移る。
韓国の焼肉キムチ、中国の中華料理…などのようにグアムといえばコレという名物料理は思いつかない。
そんなわけで世界でも屈指の規模と紹介されていた「ハードロックカフェ・グアム」へ。
暑い中を歩いたのでビールさえあれば良い。
3,4杯の適度なビールとつまみで1人20ドル程。
昼間からビールってのが最高だ。
残されたテーマは泳ぐこと。
ホテルへ戻り、メインイベントのビーチ&プール。
ツアーデスクで聞くとホテル内でも水着+サンダル+Tシャツで歩いて問題無しという。
部屋に戻って水着に着替える。
ビーチサンダルは地元のセブンイレブンで5ドル。
事前の情報でグアムの海ではビーチサンダル必須、と書いてあったので現地で購入した。
いざ、ホテルの敷地内のビーチ&プールへ。
ホテルの敷地内ということもあって人はまばら。
バスタオルも宿泊者には無料貸出と至れり尽くせり。
プールもあったがやはりまずは海へ直行。
恐らく高校以来10年ぶりくらいの海。
ホテルのビーチの砂浜は当然砂だが、海底は砂ではなく岩(珊瑚?)っぽく硬い。
ゆえにビーチサンダルを履いたまま海に入らないと岩や珊瑚のかけらで足を切ってしまいそうだった。
ビーチサンダル必須、という情報は正しかった。
ところがビーチサンダルを履いたままだと実に泳ぎ辛い。
サンダルが水勢に持っていかれそうになるので鼻緒の部分が足の指に食い込んで痛い。
サンダルではなく、マリンシューズのような物の方がより良かったようだ。
海はかなり遠いところまで行っても足が着くのでやや面白みに欠けた。
ただ遠くまで行くと所々で岩の切れ目があって急に身体が沈むことがあった。
海に落とし穴があるとは思っていなかった。
基本的には海水にプカプカ浮きながら穏やかな波に身体を預けているだけ。
海に浸かっていた方が暖かい。
水も綺麗でところによっては熱帯魚が泳いでいたとの情報も。
少ししてジャンケンで負けた先輩がビールを持ってくる。
良く晴れたリゾート地での午後、殆ど人がいないビーチで冷えたビール。
実に分かり易い至福の一時。
村上春樹の小説の1ページを切り取ったようだ。
アッという間に2缶のビールが無くなる。
さて、その勢いで再び海…でも良かったが、プールで気になっていたものに挑戦。
ホテルのプールには大きなウォータースライダーが付いていたのだ。
高いところからカーブもいくつかある本格的なウォータースライダー。
小さい子供がキャッキャ言いながら滑っている所へ間もなく27になるお兄さん(?)も挑戦。
勢いつけて仰向けで寝転がって足からスライダーに突入。
思いがけずスピードが出てスリルがある、冬季オリンピックのリュージュってこんな感じか。
予想以上に楽しくて滑り降りたその足でまた上に向かう。
10年ぶりの水遊び、10年分の借りを返すべくその後もプールや海。
グアムは街も大したことないし街もショッピングセンター内も日本人ばかり。
観光客の多さもあって殆ど日本語が通じる。
午前中に街を歩いた時はやはり「ケッ」という感じが抜けなかったが、午後のビーチ&プールで評価が一変。
この気候とビーチとプールとビールで大満足。
リゾートってのも悪くないな。
夜はホテルの中庭に社員全員が集まってバイキング形式の晩飯。
日本の夏にこんなことやったら蚊が多くて大変だろうが、グアムではそんな心配は無用だった。
主要人物への挨拶回りを済ませると例によってひたすらビールばっかり飲んでいた。
宴会を終え部屋に戻って改めて飲み直すか…と思っていたら部屋の電話が鳴る。
電話に出ると何と社長がいる部屋への呼び出し。
その時に部屋にいた同じ職場の連中と共に社長部屋へ。
社長専務以下主要人物勢揃い。
おぉ、何でこんな所に呼ばれたんだ…。
そういえば昨年の社員旅行でも社長一行とバッタリ遭遇して飲んだ経験があった。
とりあえず名前と顔を売っておくにこしたことは無い。
ただ既に昼から飲み続けて夜の宴会でも充分な量を飲んでいたので既にかなり酔っていた。
ゆえにどんな話をしたのか殆ど覚えていない。
ホテルの部屋で偉い人と飲んで語る…なんていうと前職を思い出すが、そんな堅苦しさは無かった。
社長の部屋でもビールやウィスキーなどをかなり頂いた。
どんどん飲んでいたってことはまぁそれなりに楽しかった、ということなのだろう。
もう何時かも分からないがフラフラで部屋に戻るなりベッドに倒れこんだのを覚えている。

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