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新 宮 神 社


<神棚の祭り方>


*「神棚」は宗教じゃない?

  ほとんどの日本人はこう思っているのではないでしょうか?
 戦後から神道は宗教になったとはいえ、日本古来の民俗信仰だったからです。
 日本人の挨拶や生活習慣や通過儀礼、いろいろな儀式は全て、神道の範疇に
 入ります。宗教ではないと考えるのが当然です。もともと仏教には葬儀など
 なかったのですが、日本では違っていますね。仏壇と神棚が多くの家庭には
 あります。
  仏壇と神棚、どちらが早かったのでしょうか。ここでは神道学者の説から
 みて行きましょう。日本の古代、定住するようになった人々が屋内に祭った
 のが始まりだといわれております。日月天地風水山川海と生活全般に関わる
 良き神・悪しき神に祈りを捧げていました。古代からのこの祈りが受け継が
れてきました。仏教の民衆化が進み庶民に浸透してくると、人々は神棚と同
 じ祭りかたをしはじめたのです。仏壇という祭壇形式が出来上がってきまし
 た。これと同時進行的に、神棚もまた進化をしてきました。現在のような形
 式に仏・神共に定着したのは室町時代以降だと考えられています。
  古来神棚に向、家族みんなで朝拝や夕拝を行ってきました。家族のしあわ
 せを祈念してきました。それは次の世代への生きて行く子供たちに、人間の
 基本的な生き方を教えつぐものでもあります。

<神棚はどこにお祭りするの?>

 「清く、明るく、高い」場所で、お供え・礼拝に便利なところです。
 具体的にはどこがいいかといいますと。事務所や家庭でも設計段階で設定し
 ておくのが一番いいでしょう。
  まず、神棚の向きは、南向きがいいのですが、東向きでもかまいません。
  現在は、高層建造物が多いので、場所を選ぶのも大変です。このような場
 合、なるべく清浄な場所を選び、「雲板」を設けて、そのしたに神棚を置き
 ます。雲形付きのセットされた神棚もあります。大きさは、榊立、神燈、お
 供えをのせる三方、折敷き等の神具が置ける広さが必要です。

<神棚はどんな形がいいのですか?>


 神棚の宮形には、「神明型」、「片屋根型」、「箱宮型」などがあります。
 また、屋根を造る材料、御神座数により「一社造」「三社造」どと数多くあ
 ります。その地域の伝承様式と設置する場所とのバランスを考えて選ぶのが
 いいでしょう。
  

<新しい神棚はどうすれば?>


  ・家を改築した場合
 まず改築前に氏神様の神職から「神あげ」をしていただき、古い神棚を撤
去しなければなりません。そして一時的に、仮殿にお遷つり願わなければ
なりません。古い建物の解体前の取り壊し工事安全祈願祭の祭に、神職に
お願いして同時に処置しておくのが最も簡単です。
・新しい神棚に取り替える場合
 改築の場合とほとんど同じです。取り替え時点で神職に取り替えご遷座祭
を同時していただくのがいいでしょう。

  <神棚用の祭具>
 神棚の大きさに合わして以下のものを取り揃えます
。  ・注連縄(しめなわ)
 ・紙垂(しで)
 ・榊立(さかきたて)=白い陶器で榊を立てるもので、左右一対。
 ・瓶子(へいし)=白い陶器で、蓋付きのお神酒を入れる容器。左右一対。
 ・水器=お水を入れる白い陶器の器。
 ・平瓮(ひらか)=白い陶器製の小皿。
 ・神燈(燈明)=ロウソクを立てるもの。神式のもの一対。
 ・三方(さんぼう)か折敷(おしき)=三方は三方に穴のあいた台の付いた
もの、台のないものを折敷という。塗り物でない方がいい。

<神棚の内部の祭り方>
 ・伝承されてきた御霊代(御神体)がある場合は、
   伝承通りにご神座に安置します。錦の布や紅白の絹で覆った方がいい。こ
の遷座は神職にお願いした方がいいでしょう。
 ・一般的な神棚の場合
  神社でお受けしてきたお札をお祭りします。
  ご神座の順序。左右に余裕のある神棚の場合には、神棚に向かって中央が最
上位、次が右、次が左、の順に外側お祭りして行きます。
  例:@ABCD

<お詣りの作法>

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