武者小路実篤記念館について
※このページは こにし が作成している個人ページです。
公式な情報は、記念館の公式ホームページをご参照ください。
実篤記念館友の会「観梅のつどい」当日の梅の写真を、2015年分まで掲載しました。
■目次■
■話題■
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展示予定
= 2016年度の展示予定を掲載しました。武者組カレンダー(Googleカレンダー)でも公開中
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実篤記念館とは、どういうところか
= 実篤がつくりたかった小美術館と今の記念館
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記念館友の会について
= あなたも「友の会」に入りませんか
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資料収集への協力について
= 記念館ではいろいろな資料を集めています
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昔の実篤公園(大正・昭和編)
= 実篤公園の脇にある、「滝坂皇大神宮」について
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もっと昔の実篤公園(縄文時代編)
= 実篤公園には縄文時代から人が住んでいたって知ってましたか?
武者小路実篤は昭和30(1955)年に東京都調布市仙川に移り、晩年の20年間を過ごした。彼の死後、その邸宅と作品、収集美術品などが調布市に寄贈され、これを受けて昭和53(1978)年に屋敷跡を実篤公園として開園、昭和60(1985)年には記念館を公園に隣接して開設した。平成6(1994)年には資料館が増設され今日に至っている。
記念館は常設展示のかたちをとらずに、工夫をこらした企画展として年8回程展示替えが行われている。そのいずれも質の高い、愛情のこもった展示である。
公園は武蔵野の雑木林の雰囲気を残しており、湧水が上の池、下の池と呼ばれる2つの池をつくっている。上の池にはニジマスが、下の池には錦鯉が泳いでいて、子供たちの人気の的だ。
記念館の展示には細やかな配慮がなされており、また公園はいつ行ってもきれいに整備されている。運営しておられる方々、実際に働いておられる方々、そして見学者の方々がそれぞれこの場を大切にされていて、私にとっても気持ちの落ち着く居心地の良い場所である。
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開館・開園時間:9:00〜17:00(閲覧室は10:00〜16:00)
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休館日:月曜日(祝日のときはその翌日)、年末年始。
※展示室および閲覧室は休室日があるので、ご注意ください。
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入場料:
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大人(高校生以上)200円
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子供(小・中学生)100円
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65歳以上無料
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調布市内に在学の小中学生は、毎週土曜日は所定のカードを持参すると無料
- 実篤記念館友の会会員は半額(2008年度から)
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交通:
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京王線「仙川駅」または「つつじヶ丘駅」下車徒歩10分
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小田急線「成城学園駅」より「調布駅」または「神代団地」行きバス「稲荷前」下車徒歩5分
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連絡先:
- 2015年度(twitterから抜粋)
- 2015年9月27日
- 今日は実篤記念館で「僕の小美術館〜実篤コレクション名品展〜」の展示解説を聞いてきた。作品に正面から向き合った良い解説で、観覧者も興味深く作品を見ていた。国や時代やジャンルを超えて、愛し得る作品を求めた実篤。彼が晩年に夢見た小美術館が、今調布に実現している喜び。
- 2015年7月4日
- 実篤記念館で今日から始まった「実篤入門」展を見る。「教えて!実篤?」という質問形式の展示がおもしろかった。今春公開の名探偵コナンの映画に出てきた「芦屋のひまわり」のコーナーがちょっとした目玉。「ギャラリーフェイク」も言及されているので細野不二彦ファンの方もどうぞw。→。
- →調布市制60周年の関連か、映画でも1コーナー。栗原小巻さんと浅丘ルリ子さん出演の「愛と死」「世界を賭ける恋」のポスターなどを展示。展示の最後にある、実篤の描いたひまわりの絵は、大きくてのびのびとしている夏らしい良い作品だと思う。
- 2015年4月13日
- 昨日は実篤記念館に「野菜の美」展を見に行った。「何處にも美はある。あり過ぎると僕は思ふのである」という実篤のことばどおりに、野菜や果実に美を見出した作品を鑑賞。梅原龍三郎の評に「楽しさ」というのがあり、楽しんで描いているのが実篤の絵の良さなのかもしれない。
- 2015年4月5日
- 実篤記念館で「野菜の美」の展示解説を聞いてきた。「実篤が感じた美を絵にしているので、それを感じてほしい」というまとめは素晴らしかった。
- 2014年度(twitterから抜粋)
- 2015年2月17日
- 昨日は実篤記念館で展示解説を聴講。原稿と書の筆跡の違い、書も最初は言葉に意識があるため原稿に似ていて、その後気張って書く時期を経て、自由な書に至る。谷崎や三島など交流のあった人々の手紙やトルストイの草稿などを展示。「芦屋のひまわり」の特別展示も見られてよかった。
- 2015年1月13日
- 実篤記念館で「わき出づる泉」展を見て来た。出版に関する展示。「白樺」や実篤自身が発行した雑誌、新しき村の出版事業や稀覯本まで、点数も多くとても勉強になった。展示は1/25まで。1/18午後1時半から展示解説もあり。
- 2014年11月29日
- 実篤記念館の特別展「父・実篤の周辺で」を見てきた。家族とのエピソードの展示。親馬鹿で祖父馬鹿の実篤が微笑ましい。最後に実篤が病床の安子夫人に宛てた手紙が出ていて、読んだら涙が出た。文章におかしいところがあるかもしれないが、これを耄碌とか呼ぶ奴がいたら、俺が相手になる。
- 2014年8月17日
- 昨日実篤記念館で「もっと知りたい武者小路実篤」展を見てきた。新しい視点から、初めて実篤に接する人向けに構成された展示。実篤と言えば南瓜ということで、南瓜が描かれた作品や商品を集めたコーナーや、いつもよりやさしいキャプションに、こういう見方もあるのかと思った。9/7まで。
- 2014年7月7日
- 今日は実篤記念館の「この道を歩く〜詩と言葉〜」の展示解説を聞いてきた。よく目にする実篤のことばがその背景まで掘り下げられた説明があり、勉強になった。実篤は死ぬまで向上すると信じて精進していたこと、死んだ先のことは考えていなかった(志賀と対照的)というお話が印象的。7/13まで。
- 2013年度(twitterから抜粋)
- 2014年2月23日
- 実篤記念館の観梅のつどいに行ってきた。三本の梅の花も咲いて、よい会だった。今年のコンサートは十七絃箏と尺八、フルートとクラリネットだった。交流会でもいろいろなお話が聞けた。湧水は大事にしなければいけない。
- 2013年11月17日
- 今日は実篤記念館で「画道精進 椿貞雄と実篤」の展示解説を聴いてきた。作品もよかったが、写真もよかった。椿と実篤が映っているのとか、椿の回顧展での実篤のさびしそうな後ろ姿とか。アトリエも新築してこれからというときに亡くなったのか…。
- 2013年9月29日
- 今日は実篤記念館「新しき村95年」の展示解説を聞いてきた。まだまだ勉強しなければ。村の農作業の記録が残っているが、それがどういうものか評価するとか。全国各地にあった新しき村の支部についても調べたら面白そうだが、資料が膨大なようで、軸を決めないと発散しそうだ。
- 2013年9月15日
- 今日は実篤記念館の読書講座「『愛慾』を読む」に行ってきた。英次を罰しない結末と、実篤の思想との関連が興味深かった。作品の一部を読んだが、千代子が英次をdisる言葉が、「友情」で杉子が野島を嫌う言葉並みにキツくて、男性陣にはつらかった。
- 2013年4月29日
- 実篤記念館で春の特別展「託された思い」を見てきた。同館に寄贈された品々を寄贈者に着目して紹介した初めての試み。よく見る実篤作品を改めて寄贈者の名前とともに見る。どういう人たちからもたらされたのかに思いを致す。館の方を含め多くの人々に支えられて、今日の記念館があることのありがたさ。
- 2013年4月14日
- 今日ようやく実篤記念館で「ポスターに見る 実篤文学作品」を見てきた(最終日)。初めて見るものもあり、いろいろと考えながらじっくり見てきた。関東大震災で実篤の実家が焼けてしまい、焼け跡の河野通勢のスケッチに石と木しかなくて、改めて凄さを思った。
- 2012年度(twitterから抜粋)
- 2013年2月17日
- 今日は13時から、実篤記念館で「観梅のつどい」。演奏会と友の会の交流会。梅は少し咲いたと思うが、今年もまだ寒い。調べてみたら満開になるのは2回に1回
- 実篤記念館友の会「観梅のつどい」に行ってきた。梅は一分咲きだったが、演奏も講演会も楽しかった。梅の写真をホームページにアップした。
- 実篤記念館ができるまで、また運営に対してこんなにご苦労があったとは。関係者の方々に深く感謝したい。寄贈受け入れから記念館立ち上げまでの貴重なお話が聞けて、観梅のつどい第二部はとても有意義だった。
- 2013年2月10日
- 昨日実篤記念館で「もう一歩 実篤の詩と書」展を見てきた。twitterで毎日のように実篤の言葉を見ているが、自筆の書で見るとまた伝わってくるものが違う。言葉(テキスト)だけでなく、書としての味わい。
- 2012年12月2日
- 今日実篤記念館の「本の美」展をようやく見学。昭和に入ってから自分で装丁するようになり、それが戦後のブームの頃まで続き、実篤の本=自分で描いた絵というイメージが定着したのだろう。そして最近は実篤の絵以外で装丁されるようになりつつある(蒼井優の写真、最近の新潮文庫)。
- 午後は実篤記念館主催の講演会を聴講。うらわ美術館の森田さんのお話。より広い視点から装丁をとらえ直すことができて、面白かった。劉生の装丁は絵と地続きという指摘は図版を並べられるとすごくよくわかる。逆に言うと、本の中身はあまり考慮していないように見える。
- 2012年10月4日
- 実篤記念館の「美を求めて」展は今日が最終日。実篤の愛蔵品が中心の、美術館のような展示。彼が目指した小さな美術館が実現しているようで、ちょっと胸が熱くなった。
- 2012年8月12日
- 今日実篤記念館の「もっと知りたい武者小路実篤」展を見てきた。小中学生を対象としたわかりやすい説明。基本的な部分をおさえていて、説明が具体的なので大人にもわかりやすい。9/2まで。ギャラリートークは来週8/26にあるので、興味のある方はぜひ。
- 2012年7月15日
- 今日ようやく実篤記念館の「かお」展を見てきた。明日まで。実篤が娘を描いた絵が3人分並んでいるのはよかった。二女の妙子さんの絵が最近館に収蔵されたそうだ。愛情をこめてかわいらしく描かれているのがすてきだ。自画像も真正面から描いていて、実篤らしいと思った。
- 2012年6月30日
- 今日は実篤記念館の歴史散歩に参加。若葉町から東つつじヶ丘を歩いてきた。知っているつもりの地元で2時間半も楽しく歩けるだけの発見があるとは、参加してとてもよかった。もっと勉強せねば。
- 2012年6月3日
- 今日実篤記念館は「手紙に見る実篤への思い」最終日。劉生、長与、千家の熱い思いが伝わる、いい展示だった。実篤公園は花菖蒲がきれいに咲いていた。それからニジマスを放流したと友の会ニュースにあった、上の池を見に行く。元気に泳いでいて安心した。
- 2011年度(twitterから抜粋)
- 2012年3月20日
- 今日実篤記念館で「原稿」展を見学。中庭の梅が満開だった。写真を撮ってきたので、ホームページを更新。
- 2012年2月19日
- 今日は実篤記念館友の会の観梅のつどいがあった。残念ながら梅は間にあわなかった。今日もとても寒かったし。それでもミニコンサートは満席で、交流会も盛況だった。25周年記念出版もあり、とても楽しい日だった。
- 2012年2月11日
- 実篤記念館で「君は君 我は我也 されど仲よき-実篤の交友-」を見学してきた。展示解説もあったので、じっくり聞いてきた。実篤の人柄で交友範囲が広かったことがよくわかった。漱石の手紙、有島武郎や長与善郎などの立派な書、谷崎や前田青邨との交流など、良い展示だった。
- 2012年1月21日
- 今日ようやく実篤記念館の新収蔵品展を見てきた。会期は明日まで。冷たい雨の降る一日だったが、記念館中庭の梅はまだ咲く気配がない。観梅のつどいまであと1月。大丈夫かな。
- 2011年11月26日
- 今日、ようやく実篤記念館の「実篤の旅」展を見てきた。実篤の活動を旅という切り口から見た、面白い展示だった。人生の転機には旅があったという。昭和11年の欧米旅行のお土産や、横浜から出航するときの映像などもあり。来週末12/4まで。
- 2011年10月16日
- 今日の実篤記念館の文学講座はとてもおもしろかった。急に暑くなったけど、天気もよかったし。視野を広くして、ちゃんと勉強(研究)しないといけないと思った。
- 2011年9月18日
- 今日は実篤記念館で「野菜を描く〜実篤の画〜」を見てきた。何度も見たことのある馬鈴薯よ南瓜の絵だが、改めて説明を読みながら見ると、また違うものが見えてきた。生命力への関心や(年齢に関係あるか)、きちんと配置を考えて描いていることなど。10/16まで。
- 2011年8月18日
- 実篤記念館の夏休み企画展「もっと知りたい武者小路実篤」を見てきた。「震災と実篤」コーナーもあり。北伊豆地震(昭和5年)も体験していたとは。先日行われた「実篤に挑戦!」(実篤のように絵を描くイベント)の作品も展示。特に子どもの描いた絵がすてき。
- 2011年5月15日
- 今日実篤記念館で「生きぬく力〜実篤の言葉」を見てきた。実篤の名言とされるものを原典にあたって、紹介していた。原典が明示されずに実篤の名言とされているものも多いとのこと。展示を見ながら、実篤の「人生論」や「人類の意思について」が私の原点だったと再確認した。
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※実篤記念館以外の「白樺」関連展の見学レポートは、「勉強勉強勉強」にあります。
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