3代目スプリンター・カリブ(E110系)の1998年4月のマイナーチェンジとともにデビューした新グレードがRossoです。
「アンナのRosso」として、テレビコマーシャルが流されました。
真っ赤な梅宮アンナさんが、真っ赤なRossoに乗って現れ、イタリア人のおじさんが真っ赤になってしまう、というものです。
名前に合わせて変わったデザインをしたように思われますが、実は輸出仕様(欧州、豪州向け)のトヨタ・カローラ・ワゴンとほぼ同じものです。WRCで活躍したカローラのボディ違いでもあります。
ボディカラーは1998年型ではレッド(3M7)、シルバーメタリック(199)、ブルーマイカメタリック(8L5)の3色が、1999年以降ではスーパーレッドII(3E5)、シルバーメタリック(199)、ブラックメタリック(205)の3色がラインアップされていました。ちなみにRossoとは、イタリア語で赤のことです。
KonのRossoはブルーマイカメタリックですから、かなりの稀少車になります。
Rossoを特徴付けているのがこのフロントマスクです。
丸型ハロゲンヘッドライトと、これまた丸型のフロントウィンカー、そして逆台形のメッシュのフロントグリルがレイアウトされています。
さらにフロントグリルの中には、「Rosso」のエンブレムが装着されています。レッドでは赤、シルバーメタリックとブラックメタリックでは銀、ブルーマイカメタリックでは青、そしてスーパーレッドIIではスーパーレッドのものが装着されています。