1960年4月に、2代目コロナとしてPT20型が登場しました。
 エンジンはP型1000cc。ボディは4ドアセダンの1タイプでした。

 1961年3月、初のマイナーチェンジを受け、RT20型が登場します。
 エンジンを、初代クラウンでも使っていたR型1500ccに載せ換えての登場です(ちなみにトヨタ車では型式の始めの方の英文字がエンジンを、後ろの方の英文字が車種を表します)。

 1961年10月には、今までモノグレードだったところにデラックス仕様を追加。
 専用のフロントグリル、オーバーライダー(バンパーの牙みたいなもの:当時の高級装備のうちの一つ)が装着されます。ラジオ、ヒーター等の高級装備も追加されました。

 1962年3月、マイナーチェンジ。
 デラックス車のフロントグリルが変わります。リヤサスペンションも、普通のリーフリジッドに変更されます。

 1962年11月、サキソマット車追加。
 わかりやすくいうと、オートクラッチ車です。ギヤチェンジは通常通りに行います。

 1963年9月、マイナーチェンジ。
 変速機はオール・シンクロメッシュ付きになります。さらにトヨグライド付き車も追加されます。トヨグライドとは、トヨタ内製のオートマチックです(ポジションは上からPNDLR)。
 メーターも従来のダイヤル式(横にスピードメーターの表示が伸びていくもの)から、扇形のものになります。
 フロントグリルも変わり、従来フォグランプと呼んでいたウィンカー兼用のフロントランプが楕円形となり、白色で点灯するようになります。フェンダーミラーも丸型になります。トランクリッドなど、よく見ると細かい変更点があります。
 Konのコロナは、1964年型デラックスですので、この最終型になります。
 次の「アローラインのコロナ(PT/RT40)」の登場が1964年9月ですから、8ヶ月間のうちのどこかで作られたことになります。
 30という番号が抜けているのは、同じ顔のコロナライン(バン・トラック)の型式がPT36まで使われたからと思われます。
RT20コロナとは
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