12年間家にあった、1968年型カローラ1100です。
 物心ついてから中学生まで、「うちの車」として現役をまっとうしました。今見てもそれほどデザインに違和感がないと思っていますが、当時はなおさらのこと。特別狭いとも感じませんでしたし、運転をしていませんから、遅いとも感じませんでした(親に言わせると、初代マークIIよりもよく走ったとのこと)。
 その頃では珍しく、変速機は、4速のフロアマニュアルでした。シートベルトやエアコン(カー・クーラー)は、特別装備品で、ヘッドレストも知り合いから譲り受けたものをつけていました。
 リアシートは、背もたれの上側を支点に持ち上がるようになっており、フロントシートをいっぱいまでリクライニングさせると、背もたれがつながって、「フルリクライニングシート」にできました。
 親はボディカラーを購入時に、シックなダイアナオリーブにしたかったようですが、在庫の関係でアフロディテホワイトになったそうです。内装はスポーティーなオフブラックでした。
 当時のカタログを見ていると、ボディーがダイアナオリーブ、内装がベイジといった組み合わせもお洒落だったと思います。
カローラ デラックス諸元
全長 3845mm
全幅 1485mm
全高 1380mm
ホイールベース 2285mm
排気量 1,077cc
変速機 4段オールシンクロメッシュ
最高速度 140km
Toyota Corolla 1100