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浄化


最近はブログでもいろいろな文章を書いています。「心の癒しと意識の目覚めのために」もご覧下さい。

急に具合が悪くなったのは12月28日でした。それまでの1週間くらいは、軽い喉の痛みを感じつつも、うがい薬によるうがいを頻繁にしたりすることでなんとかしのいでいた、という感じ。

29日朝、喉の奥の方まで達する激しい痛みに咳とタンまで出始めて、熱を測ると、なんと38度5分。普段平熱が低いわたしは、38度以上熱を出すことなんてほとんどありません。この仕事をするようになってはじめて、わたしの体調不良でセッションの予約をキャンセルしてしまいました。

重い身体を引きずるようにして近所の病院へ行くと有無をいわせず点滴です。うーむ、点滴したのなんて10年ぶりくらいだ。いや、そもそも風邪で病院に行ったのも5年ぶりくらいかな。わたし病院きらいなんです。(笑)

あとはただひたすら寝るだけ。でも、病院に行った日の夜は熱が高くてうなされるような感じであまりよく寝付けませんでした。こんな感覚ほんとに久しぶりだー。<喜んでる場合か。

いやはや、でもね、正直いうと、風邪をひく感覚って嫌いではないのです。もちろんつらいことはつらいのですが、、、。でも、何か大きな変化が起こっている。自分の中の何かが死んで生まれ変わろうとしている、そんな感覚がわたしをわくわくさせてくれます。風邪によるハイってやつですね。10年前の臨死体験によく似た体験のときも、自分が死ぬ、ということを受け入れた次の瞬間、死の瞬間が体験できるということに妙に興奮した感覚を覚えています。

そんなこんなで三が日まではただ寝るだけ、4日あたりから少しずつ動けるようになってきました。身体が思うように動くようになってふと気がついたのですが、なんだか以前より身体が軽くなったみたい。それに、以前に較べるとわたしの世界全体が静かになったような感じです。

熱というのは、身体の、そして心の中のいらないものを燃やしているのですね。そんなこんなでちょっとバージョンアップしたような気分の2000年のわたしです。(笑)

それはともかく、この年末年始、わたしのまわりではわたしと同じようにひどい風邪をひいた、という人がかなりいるようです。新しいミレニアムを迎えるにあたって、気づかないところで宇宙全体のエネルギーがシフトしたのかな?なんて夢想してみたりする2000年のお正月でした。

【まほろば通信】vol.33掲載1999/12/22)


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Written by Shinsaku Nakano <shinsaku@mahoroba.ne.jp>
Last Update: 2001/06/10