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第2回日本トランスパーソナル学会の極個人的報告

最近はブログでもいろいろな文章を書いています。「心の癒しと意識の目覚めのために」もご覧下さい。

1日目(5月23日金曜日)
2日目(5月24日土曜日)(作成中)
  「もも」のライブ、アイヌのダンスセレモニー。
3日目(5月25日日曜日)(作成中)
  ミーハー爆発。
4日目(5月26日月曜日)(作成中)

 5月23日から25日まで、昨年に引き続き今年も日本トランスパーソナル学会に参加してきました。第2回目となった今回の会場は昨年と同じく伊豆半島の南端に近い弓ケ浜の南伊豆国民休暇村です。
1日目(5月23日金曜日)

 昨年は日本トランスパーソナル学会旗揚げの第1回会議でもあり、わたしも会社を辞めたばかりの時期だったので、なんとなく気合いが入っていて、一ヵ月近く前から新幹線の指定席をしっかりと押さえ、何日も前から荷物をまとめ、準備にぬかりがなかったのですが、今回は前日になっても何時の電車で行くのかすら決めていないといういい加減さ。この1年でわたしも変わったなあ、などと同居人と笑いながら、それでも結局は去年と同じ法隆寺5:10発の始発電車に慌ただしく乗り込んだのでした。

 電車の中で時刻表を調べた結果、新大阪6:43発のひかりから名古屋8:00発のこだまに乗り換えれば熱海に10:05に着くことがわかります。新大阪で少し時間があったので、何気なく一本早い6:30発のひかりに乗りました。すると、これは静岡に停車することがわかり、結局一本早いこだまで熱海に着くことになったのです。ぬぬ?これは昨年、あらかじめ綿密に立てた計画と同じ電車ではないか。う〜ん、そんなに心配しなくても物事はうまくいくようじゃな、、、。

 熱海からは伊東線〜伊豆急行線で伊豆急下田まで行きます。伊豆急自慢の展望車両「リゾート21」の最前部の座席で女性運転手のきびきびした確認動作と伊豆の美しい海岸を楽しみながらビールなど飲んでいると、約1時間半で伊豆急下田に到着します。下田駅から会場まではバスで20分ほどです。会議のスタートは14時。一つ早い電車に乗れたので、下田に着いたのは11時半前でした。

 昨年は初めての会議ということもあってか、同じ時間の電車で着いたときには、改札の近くに「トランスパーソナル学会」という看板を持ったスタッフの方がいて、すでに数台の臨時バスが用意されていたのですが、今年は、それらしい様子はなにもありません。まだ時間があるので、さしあたって駅の近くで昼食を食べました。

 12時過ぎ、バス停の近くにスタッフの方が一人いました。臨時バスは1時15分頃の運行とのこと。次の定期バスも1時間近く後です。しようがないので、その場で会議参加者らしい方に声をかけて、5人でタクシーに相乗りして会場へ向かいました。料金は3,510円。一人700円でした。ちなみにバスは590円です。


 今年の会議は昨年と同じく、23、24、25日の3日間が主に講演、そして26日にワークショップが行われます。そしてこれも昨年と同じなのですが、わたしたちは今年もワークショップは受けないにも関わらず、もう一泊して26日にゆっくり帰りました。

 受付終了後、まだ部屋には入れないため荷物を荷物置き場に指定された部屋に入れ、情報交換コーナーのチラシをぼんやり眺めていると、わたしを呼ぶ声が、、、。なんと気づきのメーリングリストのYさんでした。MLの人はだれもこないかと思っていたので、嬉しくなってしばらく立ち話。

 続いて14時からのオープニングセレモニーに参加します。ちょっと以外な感じもしたのですが、セレモニーの冒頭は今回の会議のテーマとなっている「魂の源流と未来」をイメージしたスライドショーからスタートしました。その後、ティムマクリーンさんの挨拶に続き、菅靖彦さんの基調講演「意識の進化とダイナミズム」、上田閑照(しずてる)さんの「意識と自覚」、樋口和彦さんの「錬金術と心理療法」を続けて聞きました。

 昨年の会議では、わたしたちは休暇村には泊まらず近くの民宿に宿をとっていたこともあって、わたしは特に興味のある講演以外は民宿で昼寝している時間のほうが長かったようです。講演は半分も聞かなかったかな。今年は昨年に較べると、よく講演を聞きました。ただし今年もメモなどはとっていませんし、内容はほとんど忘れていますので、講演の内容に触れる場合でも、あくまでわたしの感想という形になりますので、あらかじめご了承下さい。

 上田さんという方はどういう方なのかまったく知りませんでしたし、プログラムのレジュメも、それこそハイデッガーの訳本を読んでいるような内容であまり期待していなかったのですが、(わたしのイメージする)哲学者らしからぬ話からスタートして、存在の背景にある空、といった話にまで進んでいくうちにどんどん引きこまれてしまいました。

 樋口さんはユング心理学で有名な方で、今回の講演ではガイアシンフォニーの龍村監督と並んで一番期待していた講演でした。意識の変成のプロセスを錬金術と対比させてユーモラスな口調で語っていただいたこの講演はとても印象深いものになりました。心理療法は「学」であるよりも「術」である、という観点が非常におもしろいものでした。


 さて、荷物を自分の部屋に入れて、お楽しみの夕食の時間となりました。昨年の民宿の食事は、値段の割には大変満足いくものだったので、こちらはどうかな?と思っていたのですが、うん、まあ合格、としましょう。(^_^)

 食事中、わたしの斜め向かいの方から、突然「ホームページを作っておられる中野さんですね」と声をかけられ、びっくり。全員が首から名札をぶらさげているので、それを見れば名前はわかるのですが、どうしてホームページのことがわかったのだろう。わたしはぜんぜん知らない人なのに。

 お話をうかがってみると、こちらもホームページを持っておられるJさんのお知り合いだと判明。そして、その時わたしはまだ気づいていなかったのですが、その方は他のMLではよくお見かけするOさんだったのです。翌日のお風呂で気がつきました。Oさん、ごめんなさい。(^_^;)

 その場で現金精算のビールなど注文して、ほろよい気分で次の分科会へ突入〜。


 分科会は全部で4つあったのですが、わたしは結局「心理療法におけるインナーチャイルドワーク」を選びました。大半の方は隣の大広間で行われていた、徹底討論「ウィルバー『万物の歴史』をどう読むか」に参加していたようです。こちらはかなり盛り上がったようですが、どなたか詳しく報告してくれないかなあ。

 インナーチャイルドワークの方は参加者40名ほど。もっとも主催者側ではこれほど集まるとは思っていなかったようで、資料の追加コピーに走り回っておられました。もともとこのグループはインナーチャイルドワークを使って実際にセラピーをやっている方どうしの情報交換の場として企画されていたようなのですが、集まった人に聞いてみると、インナーチャイルドワークを自分自身でも経験したことのない人が9割近くいることが判明。急遽予定を変更して、簡単なイメージ誘導を使ったワークをやり、体験をシェアーする形になりました。

 分科会が終わって今回の最大の楽しみだった温泉へ直行。昨年の民宿は残念ながら温泉ではなかったのです。休暇村の浴場は3階にあって外の見晴らしもよく、広くてとてもきれいでした。結局3泊4日の間に計7回温泉に入ってしまいました。実は10日ほど前から生まれて初めてかみそり負けというのに悩まされていたのですが、会議が終わるころにはすっかりよくなっていました。今回の一番の収穫はこれかも。(^_^)

 朝、4時起きでつらかったので、部屋に戻って11時過ぎにはそうそうに寝てしまいました。だんだんお天気が悪くなっているようだけど、明日は大丈夫かな?

2日目(5月24日土曜日)(作成中)
3日目(5月25日日曜日)(作成中)
4日目(5月26日月曜日)(作成中)

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Written by Shinsaku Nakano <shinsaku@mahoroba.ne.jp>
Last Update: 1999/03/01