さてさて、わたしがこの世界に入っていった経験から少しずつ書き始めようと思っていたのですが、ちょっと気になるメールをいただいたので、今日はそちらについて書いてみます。
長崎のKさんより「ヒーラーになるための条件(人間性、適性など)」を掲載してほしい、とのこと。
うーむ、こういう質問を受けるということは、わたしは「ヒーラー」だと思われているのかな?(^_^;)
「ヒーラー」という言葉には、「ヒーラー」と呼ばれる人が誰か他の人を癒してあげる、というようなイメージがあって、なんとなくなじめないものがあります。もちろん、人間の癒しに関わる、という意味ではヒーラーであることは間違いないと思いますが、、、。
では、「癒し」とは何か、わたしの感じるところを少し書いてみますね。
わたしが最初に作ったホームページのタイトルは"Healing and Awareness"といいます。このタイトルは、わたしが自分のパソコンを買ったばかりの今から3年ほど前、いつかはホームページを作るぞ、と思っていた頃、突然、タイトルだけがこころに浮かんできたものでした。
このタイトルの中に、わたしの現在の生き方に対する姿勢が象徴的に込められているような気がします。
気づいていくことで癒しが起こり、癒されることでより深い気づきに至る。
癒しというのは、ただ単にリラックスしたり、気持ちよくなることだけでなく(もちろん癒しのプロセスの中ではそれは大切なことです)、自分自身と世界についての深い認識と結びついている。癒しは誰かが誰かに与えられことができるものではなく、関係の中で「起こる」もの。
カウンセラー、セラピスト、ヒーラー、等、他者を援助する職業に携わる者には、この「癒し」の神秘的な性質に敬意の念を払いつつ、関係の中で起こるプロセスに身を委ねる勇気が必要です。
「癒し」ということについては、今後、わたしの体験を書いていくなかでも、いろんな形で触れていくと思います。(【まほろば通信】vol.3掲載1998/10/09)