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「聖なる予言」との出会い

最近はブログでもいろいろな文章を書いています。「心の癒しと意識の目覚めのために」もご覧下さい。

 会社を辞める前の、東京暮しの2年間、いわゆる遠距離恋愛をしていました。だいたい、2週間に一度のペースで、週末は大阪にもどっていました。関西空港開業以来、帰りは関空発21:00前後の全日空の最終便、150便というのが定番になっていました。

 その日、95年の1月16日は月曜日でしたが、成人の日の振替休日で3連休の最終日でした。久しぶりに大阪でゆっくりして、帰りはいつもの150便を予約していたのですが、午後から彼女に用事ができたので、わたしはめずらしく、お昼過ぎの関西空港へやってきました。14時過ぎの全日空便は満席でしたが、キャンセル待ちの番号が8番目だったので、まあ大丈夫だろう、早く帰れるな、と思っていました。

 ところが、その便は予約の人だけで満席になり、キャンセル待ちの人は一人も乗れずに出発してしまいました。次のJAL便までは3時間以上あります。これなら新幹線でまっすぐ帰っていたほうが早かったなあ、と後悔しつつ、この時間をどうやって過ごそうかと考えていました。

 空港の3階に丸善があります。なにげなく立ち寄ると、そこに「聖なる予言」が積んでありました。新聞広告で見て以来、なんとなく気になっていたので、早速買って、ロビーのベンチで読み始めました。

 それから2時間ほどは、完全に時間を忘れて、「聖なる予言」の世界に没頭していたようです。ものすごいショックでした。自分の中のなにかが激しく揺り動かされたような感じです。エネルギーの奪いあいから発生する権力闘争をなくすには、他のエネルギー源からの無限のエネルギーを受け取る必要がある。それは神秘体験からえられる、神秘的意識状態を経験することによって可能になる。そのことがはっきりと書かれています。そして、そんな内容の本がベストセラーになるなんて!!いよいよ大きな変化のときが近づいているんだなあ、と思って、わくわくすると同時に、なんだか落ち着かない、いてもたってもいられないような気分になっていました。

 そのときは5章までいっきに読んでいました。今思えば、6章以降というのは、自分にとって未解決の問題が多く、もうすこし時間を必要としていたのでしょう。

 17時すぎのJAL便になんとか乗れて、落ち着かない気持ちのまま、東京へ向かいました。

 翌日、1月17日5時46分、地球のエネルギーに大きな変動が発生し、プロセスは新たな段階へと入っていきました。

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Written by Shinsaku Nakano <shinsaku@mahoroba.ne.jp>
Last Update: 1999/03/01