このところ、スペースまほろばのグループや個人セッションに、ご自身でもグループを主宰したりセラピストとして活躍されている方がお見えになることがしばしばあります。そういう方との対話はわたしにとっても非常に学ぶところが多く、よい刺激になっています。
その中で特に興味深かったのは、それぞれのグループやセラピーが持っている雰囲気の違い、その「場」のエネルギーの違い、についてでした。
その「場」のエネルギーは、究極的にはその場を主宰している人が持つエネルギーに負っているのだと思います。それは、よいとか悪いとかいう価値判断とはまったく関係なく、その人だけが持っている独特の雰囲気、エネルギーといったものがあり、それにひかれる人達が意識的にあるいは無意識的に集まってきて、その場が形成される。
それぞれのグループやセラピーは、たとえ似たような内容のものであっても、それぞれに違うエネルギーを持っていますから、自分にとっての相性がとても大切になってきます。
自分にあったものを見つけるためには、まずは直感にしたがって一度参加してみて、何かひかれるものを感じたり、自分の中でぴったりくる感じがしたら、しばらく継続的に通ってみる。そして、必要がなくなったときには静かに手放す。そういったプロセスが大切になってくるでしょう。
しかし、このことは人生全般に言えることみたいですね。(【まほろば通信】vol.25掲載1999/09/15)