トップページもっと楽に生きるために>1

苦しくてどうしようもないとき


最初に何を書こうかと考えたのですが、どうしようもなく苦しくなったり、辛くなったりしたときというのは、わたし自身の経験からも、どんな慰めの言葉やもっともらしい言葉も心には響いてこないことが多いと思います。ですので、ありきたりの言葉を並べるのはやめて、とてもシンプルなエクササイズから。

まず

深呼吸してみましょう。


身体全体が風船のようにふくらむのをイメージしながら息を一杯に吸い込んで、それをぜーんぶはいてしまいます。もし余裕があれば、はくときは吸うときの2倍くらいの時間をかけてゆっくりはいていきましょう。もっと余裕があれば、吸うときに新鮮なエネルギーを身体に取り入れ、はくときには不要になったものを息とともに手放しいくのをイメージしてみましょう。

そんな余裕もないときは、ただ深呼吸するだけでいいです。意識的な呼吸は、心身を静め、深く浄化してくれます。

深呼吸するようなエネルギーもないときは、身体を横たえて、

自分の身体を感じてみましょう。


頭や、首や、胸や、腕や、お腹や、性器や、足が、そこにあるのを感じてみます。少し余裕があったら、今感じている苦しさやつらさが身体のどのあたりで強く感じられるかを調べてみましょう。そして、その部分に吸う息が流れこんでいくようなイメージで少し深く呼吸します。

布団かクッションなどがあったら、それを抱き締めてみましょう。その肌触りや温もりを感じてみます。

それでも、苦しさやつらさがどうしようもなかったら、小さく一言つぶやいてみて下さい。「大丈夫だよ」と。そして、スペースまほろばのホームページにあんなことが書いていたな、ということを思い出して下さい。

次へ>

Written by Shinsaku Nakano <shinsaku@mahoroba.ne.jp>
Last Update: 2005/02/03