新・闘わないプログラマ No.406

炎上


思いっきり話題に乗り遅れて、いまさら感がありまくりなのですが、某有名(?)雑誌の元編集長のblogの件で“祭”があったようですね。くわしい話はリンク先をご覧いただくとして、なんと言うか、あまりにお約束どおりの展開に笑ってしまいました。

というのが、この手の“祭”におけるお約束の展開かな、と。2ちゃんねる住民も、常に“祭”になりそうなネタを探しているみたいなので、たまたまそれに引っかかってしまったのは運が悪い、とも言えなくもないのですが、そうは言っても、今回の主役である元編集長も、なんというか不用意すぎるよなあ、と思えて仕方ありません。

そもそも、大手の出版社から、私も電車の中吊り広告で誌名を見たことのあるくらい一般的な雑誌の編集長が、ここまで不用意な発言をすること自体、いったいナニを考えているんだろう、と思ってしまいます。考えられる理由としては、

  1. 何らかの意図があって、敢えてそういう言動をした。
  2. ただのバカだった。

くらいしか思いつきません。いまのところ1番目の「意図」が見えてきませんので、やっぱり2番目が正しいんでしょうか。大手雑誌の編集長をやっていた人だったら、どういう言動をしたら受け手にどういう影響を与えて、どんなリアクションがあるのか、ある程度想像がつきそうなものだと思うんですけどね。だって、そういうことを考えないで作った雑誌が売れるとは思えませんし。
自信満々に「いつでもかかって来んかい、ど素人」とまで言っておいて、そのすぐ後に、自分のblogや、自分が経営している会社のサイトまで畳んじゃうあたりにトホホ感が漂います。「いつでもかかって来んかい」と言ったら、どんなリアクションがありうるのか、そのあたりの想像力がなくても大手雑誌の編集長って務まるものなんですか? その昔「富士通の社長って楽そうだよねー」みたいなことを書いたことがありますが、大手雑誌の編集長もその類なんでしょうか? だったら、私も務ま……いや、何でもありません。

いや、別に私は件の元編集長のことを批判しているわけじゃなくて、純粋に疑問なんです。あまりにも一般人と同じ、お約束の展開だったもので。なんというか、雑誌の編集長までやった人だったら、もう少し“芸”を見せて欲しいものだ、と思うのですが。あ、ちなみに私は“芸”を見せるだけの能力もないので、おとなしくしています(←単なる野次馬とも言う)。

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