新・闘わないプログラマ No.308

ポイント


最近、財布がやけに分厚くなっていたりして、かといって福沢さんがいっぱい入っていたりするわけではなかったりして、ではなぜこんなに分厚いのかといえば、その元凶の大半はカードだったりします。
いま手元の財布を調べてみると、キャッシュカードが3枚、クレジットカードが1枚、テレホンカードが2枚、鉄道関係のプリペイドカードが3枚入っているわけですが、それにもまして厚みを取っているのが、いわゆる店の「ポイントカード」。調べてみたところ、財布の中にはそのポイントカードが5枚入っていました。もちろんポイントカードはこれで全てではなくて、使用頻度の低そうなやつまで財布の中に入れて置くスペースが無いものですから、財布に入りきらないカードは手帳にカードホルダーを付けて、そっちに追いやっています。その数十枚。
似たような話はよく聞きますが、私も、もうこれ以上ポイントカードを増やしても仕方ないと思うので、
「ポイントカードはお持ちですか?」
「もってません」
「無料ですのでお作りしましょうか?」
「いりません」
「でも無料ですし、お持ち頂くと○○が××という特典もありま…」
「だから、邪魔なのでいりません」
などと言って断っているわけですけど、煩わしいことこの上ないですね。だいたいにして、そういう店では、ポイント(割引率)が1%程度だったりすることが多くて、たったそれだけの特典のために分厚いカードを携行するのもなんだかなあ、と思うわけです。
ちなみに、コンピュータ関連の販売店のポイントカードで私が持っているものと言えば、

こんなとこですね。ヨドバシカメラは最初にポイント制度が始まった頃から使っていて、ポイント還元率も高いので一番よく使っています。あとはビックカメラ。他はほとんど使っていないような…実際には処分してしまったカードもあるので、今持っているカード数は少なめになっています。

さて、ここで「ポイントの有効な使い方」というのを考えてみたいと思います。ヨドバシカメラを例に取ってみます(ヨドバシカメラを例にしたのは、私が一番使っているという以上の意味はありません)。ここのポイントカードのシステムは、

ここで重要な点は一番最後の項目「ポイントを使って買い物をした場合は、そのポイント分の金額についてはポイントが発生しない」です。
ここで、簡単な例を挙げます。いま10500ポイント手持ちがあったとします。ここで、

の2つの商品を買うことにします。いずれかの商品で手持ちポイントを使うことにすれば、

となり、同じ金額(10500円)を支払ったのに、1575ポイントもの差ができてしまうことになります。というわけで、結論としては「ポイントは、出来る限りポイント還元率の低い商品を購入する場合に使用しましょう」ということになります。
というわけで、20000ポイント以上貯まっていたヨドバシカメラのポイント、先日、本を買うのに費やしました。結城さんの「暗号技術入門」や、買おうと思いつつ中々手が出なかった「プログラミングPerl」(2冊)や、その他もろもろ。持って帰るのが一苦労だったのは言うまでもありません(分厚い本ばかりだったので)。

って、下らない考察をしてみましたが、何かコンピュータとは全然縁の無い話になってしまったような…。しかしそんなことより、こんな程度の考察、もうすでにどこかでやられてるような気がします。ま、細かいことは気にしないようにしておきましょう。


2004.2.9 追記
この話に関連して、「ポイント還元に関する考察」というページの作者の方からメールを頂きました。私の適当な内容と違って、はるかにまとまっています。

[前へ] [次へ]

[Home] [戻る]


mailto:lepton@amy.hi-ho.ne.jp