新・闘わないプログラマ No.254

3代目


相変わらずお金が無いと言うのに、松下のCF-R1というノートPCを買ってしまいました。店で買うと、ハードディスクが20GB、オンボードメモリが128MB(最大384MB)、無線LANなし、というモデルしか選択肢が無いのですが、松下の直販ならば、ハードディスクが40GB、オンボードメモリ256MB(最大512MB)、無線LAN内蔵…って言葉は明らかに変だなあ、前々からこの表現が気にはなっていたのですが、じゃあ何と言えばいいのかなあ、「無線LAN対応」? まあ、それはともかく、そういうモデルも直販なら買うことが出来まして、店で買うより高い(というか店のポイントが付かない分高く感じる)のですけど、仕方なしにそこで買いました。
さて、私がノートPCを買うのはこれで3台目になります。どれも、B5サイズ程度で持ち運びが出来、かと言ってタッチタイピングが出来ないほど小さくも無い、という機種です。
最初に買ったのが富士通のFMV-5100NC/SっていうB5よりちょっと小さ目のやつで、これは3年弱使いました。最後の方は、IDEのインターフェースのあたりが壊れ気味になってきていて動いたり動かなかったり、またバッテリが(予備も含めて3本も買ったのに)ヘタってきて、もう限界と言う感じでした。
そんなこんなで買い替えたのが、いまのところ現役で使っているIBM ThinPad 240というやつす。これはもう3年以上使っています。その間に拡張保守サービスを使って3回修理に出していて、とりあえずはまだ使えなくも無いのですが、強いて挙げれば、画面が狭い(800x600)、遅い(Celeron 300MHz)、無線LANカードが邪魔、重い(大容量バッテリで1.5kg、大容量バッテリじゃないと実質使い物にならない)という不満もあったりして、手ごろな製品を探していたところでした。
で、今回買った機種を、今まで使った2機種と比べるとどんなもんか、というと…

スペックの比較
FMV-5100NC/S ThinkPad 240 CF-R1N
CPU Pentium 100MHz Celeron 300MHz Pentium III 866MHz
メモリ 16MB (Max 48MB) 64MB (Max 192MB) 256MB (Max 512MB)
HDD 800MB 6GB 40GB
解像度 640x480 800x600 1024x768

他にも、インターフェース関連とか、重さとか、バッテリのもちとか、いろいろな面で進歩している、というかそうじゃなけりゃ買わないわけですが…。

さて、そのCF-R1、この週末にいろいろ触ってみた印象を書いてみます。
まず、送られてきたときの箱の重さ…中は空なんじゃないの、と思わせるくらい軽かったです。紙のマニュアル類もほとんど入っていないというのも効いているかも知れませんが、本体も本当に軽いです。バッテリを外した状態で箱に入っていたのですが、バッテリが200g強ですから、本体の重さは800グラム以下ということになります。
それから、電源アダプタをみると、これもまた小さい。体積比で、今使っているThinkPad 240の奴の約半分というところでしょうか。本体も小さいし、全体的に小ぶりな印象です。それでもあまり華奢な感じがしないのは、そこそこ厚みがあるせいなのかも知れません。鞄に入れて頻繁に持ち歩くような用途だと、あまりにも薄いパソコンは折れてしまいそうで恐いし、このくらいの厚みは私にとっては逆に心強い感じがします。
他に、第一印象としては、銀色のノートPCが初めてなので妙に明るい感じがするなあとか、キートップがちょっと変な感じだとか、そんなところでしょうか。

ところで、このPC、当然のごとくOSはWindows XPです。でもって私自身、Windows XPは初めてまともに触りましたが、これ使いやすいんでしょうかね。ベースはWindows 2000とさほど変わっていないらしいので見た目だけの問題なんでしょうけど、なんと言ったらいいのか、いろいろと余計なことをするなあ、と感じました。ドライブをまるごと共有しようとするといちいち怒られるし、Windowsディレクトリの中を見ようとしても最初は見せてくれないし、あとなんだっけ、余計なおせっかいはするし、こちらから見えないところでなにやらいろいろとやっているような、という印象を持ちました。
で、半日ほど使ってみて、やっぱりWindows 2000にしたいなあ、とWindows 2000を入れてみることにしました(同じハードウェアを使った企業モデルにはWindows 2000がインストールされているやつもあるようなので、なんとかなるだろう、ということで)。
手持ちのUSB接続のCD-ROMドライブからはブートできなかったので、そのCD-ROMドライブのドライバを入れたWindows 98の起動フロッピーを作成して、それで起動させて、などと四苦八苦してなんとかWindows 2000をインストールしました。ドライバの類も、基本的にはもともとハードディスクに入っていたものを利用するとほとんど問題無かったのですが、一つだけ重大な問題が出ました。
それは、無線LANのドライバだけは、Windows XP用しか無く、無線LANの製造元のサイトからドライバを取ってきて(松下のサイトには無かったので)、それを入れたのですが、これがどうにもこうにも動かないのです。と言うか、どこを調べても問題は発生して無いし、無線LANのクライアントマネージャと言うソフトで状況を確認しても、診断しても、ちゃんとアクセスポイントに繋がっているのに、OS側ではネットワーク障害のときにWindowsがタスクトレイに表示する「ネットワークケーブルが接続されていません」の警告が出る。
いやまあ、無線LANだから「ネットワークケーブルが接続されて」いるわけない、というOS側のギャグですか? いやいや、そんなことはどうでもいいから、ちゃんと繋がって欲しいのですが…。無線LANが使えないと、この機種を買った意味が無いわけでして。


2002.11.18追記
Windows 2000で無線LANが使えない件は解決しました。

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