新・闘わないプログラマ No.226

ベアボーン


先週もちらっと書きましたけど、知り合いから頼まれてPCを2台ほど組み立てたのですが、そのうち1台は、とにかく安く上げて欲しいということだったので、家に転がっていたケースとCPUとメモリとハードディスクとCD-ROMドライブとフロッピードライブと、あとうちのPCに付いていた古いマザーボードとビデオカードとサウンドカードを外して、1台PCをでっちあげました。
で、うちのPCから無くなったマザーボードとビデオカードとサウンドカードは別途買いましたが、その購入金額の実費分ということで2万円(ソフトは自分で買ってね、ということで)で、そのでっちあげたPCを売ったのですが、これってもしかして悪徳商法でしょうか。

んで、そのPCを引き渡した直後、別の知り合いからまたPCが欲しい、それも小さくて静かで性能のいいやつ、しかも安くという条件で…。そんな無茶な、とは思ったのですが、とりあえず部品の手当てをしてみると…

というわけで結局、自分のところのPCから部品で新PCを組み立てようかと思ったわけですが、ここで一番悩んだのがケースとマザーボードはどうしようか、ということです。まず小さいことが条件ということなので、普通のATXのマザーボードとケースは却下。それより小さいやつということで、店でいろいろ探してみたら、こういう用途ならベアボーンも悪くないかなあ、と思ったりしたわけです。「ベアボーン」ってのは、ケースにマザーボードが取り付けられた状態で販売されているもの(ドライブ類も付いている場合もある)のことを一般的には指すようです ←正確な定義は実は知らない私。
小型のケースの場合、マザーボードの選択の範囲も狭いし、そもそも今回組み立てるPCの持ち主自体が自分でマザーボードを交換して、なんてことはしないだろうし、ベアボーンでもいいか(というか、ベアボーンの方がいいか)と思いました。
で、最近キューブ型のベアボーンが結構流行りみたいで、こういうやつもいいのかなあ、と検討してみたのですが、見た目はいいのですが値段が高めだし、なにより、どれも音がうるさいらしい、ということが判明。ということで、キューブ型ベアボーンも却下。
いろいろ検討の末、最終的に候補として残ったのが、次の2つ。

最終的には、将来の持ち主の意向で、安いTerminator Tuに決定しました。
で、早速秋葉原に行って、適当に安そうな店でこのベアボーンを買ってきました。以前、ATXのタワー型ケースを駅から持って帰ろうとしてえらい目にあったことがあるのですが、このくらいの小さいケースなら楽勝でした。
でもって組み立ててみたのですが、やはり小さいだけあって、ケーブルの引き回しとか、結構大変ですね。もっと小さいケースにしなくてよかった、とつくづく思いました。特に、CPUのファンの上にケーブルやらなんやらが覆い被さるような感じになってしまって、下手してケーブルとファンが干渉してCPUファンの回転が止まっちゃったりすると大変なので、結構気を使いました。大きめのケースの場合は、ケーブルなんて適当にまとめて空いてるベイのところにでも突っ込んでおけばよかったのですが、今回はそうも行かず…。
そんなこんなで、なんとか組み上げて電源を入れてみると…一瞬ファンが騒音を発したかと思うと、すぐに静かに。どうやら温度かなんかでファンの回転数を制御しているみたいです。とにかく音は評判どおりかなり静かです。夏になったらどうかは分かりませんが。現状ではハードディスクの回転音が一番うるさい感じです。
で、まずBIOSセットアップ画面を表示してみると…げ、CPUのクロックが「1300MHz」などと表示されている。あれー、おかしいなあ。確かCeleron 1GHzを付けたはずなのに、なんで1300MHzなどという表示がされるんだ? などといろいろ調べてみたら、このマザーボード、FSBの設定はジャンパーピンで行わないといけないことが判明。しかも出荷時設定が「FSB 133MHz」。がーん、やばいやばい、Celeron 1GHzを1.3GHzで駆動していたじゃんか。早目に気付いてよかった ←って、ちゃんとマニュアル読めよ ←だって英語だから読むの面倒だったんだもん。

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