新・闘わないプログラマ No.163

外部記憶装置


先日、CD-R/RWドライブを買いました。いや、いままでも、4年くらい前に買った2倍速書き込みのドライブ(←高かった…)を持っていたのですが、書き込みは遅いし、外付けでファンが異様にうるさいし、キャディ式(って言っても、知らない人も多かったりして)だし、ライティングソフトがWindows2000に対応していないし、ってなわけで、12倍速書き込みの内蔵ドライブを買っちゃいました。
これで、晴れでWindowsNT 4.0は削除することが出来ます…今まで、このCD-Rを使うためだけにWindowsNT 4.0を削除できないでいたのです。でも、やっとWindows9x/NT4.0でしか動かないソフトを使う必要が無くなったので、WindowsはすべてWindows2000だけで済むようになりました。
いやしかし、早くていいですねえ、12倍速書き込みは。今までCD-R一枚を焼くのに、最大で40分近くかかっていたのが、今ではたったの数分。面倒なキャディへの出し入れも無くなって、いや便利便利 ←まあ、今までが不便過ぎた、とも言えますが。
ところで、今、キャディって売っているんでしょうか? その昔(←ほんの数年前)には、「音楽CDの再生と違って、精度の高い読み取りが必要となるCD-ROMの場合、特に標準速より高速で読み取るようなドライブの場合には、トレイ式は向かない」とかなんとか言っていたような気もするのですけど…。今じゃ、全く無くなっちゃいましたね、キャディ式。

ところで、CD-Rのメディアも随分安くなりましたよねえ。私が4年位前に初めて買った頃はには、1枚1000円くらいしていましたけど、今じゃ、怪しげなブランド物なら1枚50円以下でありますもんね。先日も、ドライブを買いに行ったときに、一緒にメジャーブランドのメディアを100枚買ってきましたけど、これで6000円。数年前なら、これだけで10万円ですね。
こんだけ安くなると、使い捨て感覚で使うことも出来ちゃったりして、1回しか書き込めない、ってのも別に問題にならなくなって来ちゃったりするわけで…。
で、最近はその影響か、他のリムーバブルメディアって、最近はどうもぱっとしないようですね。私など、MOは、確か10年近く前に3.5インチのドライブが出た当初から、いやいや、職場では、それより前の5インチのドライブも使っていました。5インチMOって、確か片面300MB、両面で600MBくらい(両側にピックアップは付いていないので、ひっくり返して使う)で、当時は「うわあ、すげー大容量だなあ、これ」なんて思っていたのを記憶しています。
当時の大容量メディアって言うと、磁気テープになるのでしょうけど、これだって600MBもの容量のあるメディアやドライブはあったかどうか…100MB〜200MB程度じゃなかったかなあ、メジャーなやつは。
いやまあ、そんなこんなで、MOには愛着(?)があったりするのですけど、最近はどうも旗色が悪いようですね。まあ、うちにも230MBのメディアが腐るほどあるのですけど、最近はあまり使っていないと言うか…データも持ち運び用として使っているくらいでしょうか。
昔みたいに、ハードディスクも容量が小さくて、MOにバックアップしておかないと…なんていう時代は過ぎちゃいましたし、そもそも単位容量あたりの単価は、今やハードディスクよりMOの方が高いか…。

私も、コンピュータを触りだして長いので…よくよく考えて見ると、もう25年くらいになる…いろいろな記憶装置に触れてきました。昔は、容量が少なくて苦労した、っていう経験が本当に多いですね。
カセットテープレコーダに「ぴーひゃらひゃら」と録音した時代もあったし、フロッピーディスクドライブがうん十万もして、5インチ2D(360KBくらいの容量)のフロッピーディスクのメディアが1枚1000円くらいしたのは20年くらい前の話ですか…。
大学では、メインフレームに1GBくらいのハードディスクが付いていて、「さすがに大型コンピュータ、ケタが違うよなあ」なんて思ったことも。そういえば、当時はリムーバブルのハードディスクがありました。ディスクドライブ…って言っても今のハードディスクのような小型の物じゃなくて、洗濯機くらいの大きさがある…のふたを開けて、円盤だけを取り出せるようになっているものでした。

自分でハードディスクを買ったのは、確か10年ちょい前くらいだったと思いますけど、当時使っていたPC98に内蔵する40MBのディスクを買ったのが最初でした。当時のお値段が15万円ほど。
ちなみに先日買ったハードディスクは、40GBで1.5万円。容量は1000倍になって、お値段は10分の1。要するに、10年で、単位容量あたりの単価は1万分の1になっている、ってことでしょうか。
しかし、昔、あんなにお金を使ったのは一体なんだったんだろうか、と思わせるような下がり方ですよね。うちでも、いまハードディスクは、デスクトップPCが56GB、ノートPCが20GB、iMacに10GB、って感じで入れてますけど、さすがにどれも余っています。
まあ、データの類は、適当にCD-Rに焼いちゃっていますから、それほど増えないってのもありますが。
でも、これだけハードディスクの容量が増えてくると、リムーバブルメディアの方の容量が小さく見えちゃうのが、ちょっとばかり…。DVD-Rあたりが安くなるの待ちでしょうか ←それでも、最近のハードディスクの容量に比べれば小さすぎて、バックアップ用途にはちょっと使えないか…。

なんか、いつもながら取り留めの無い話に終始してしまったような気もします。
しかし、CD-Rがこれだけ世間に普及するとは、私としては予想外だったのですけど、やっぱり音楽CDを焼いたりするのが流行っていたりするせいでしょうか。あ、あと、一杯溜まったえっちな画像を焼いて置くため?
え? 私がCD-Rで何を焼いているか、ですか? 100枚もメディアを買って、いったい何するんだ、って? いやまあ、その、いろいろと…ねえ。

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