2012/11/05 号 -------------------------------------------------------- 武者組「あるね」ニュース ------------------------------------------------MUSHA-GUMI [ArNe] News  山谷五兵衛がぶらりとやって来た。「何か面白い話はないか」と言うと  例によって「あるね」と言って、話しだした。 ---------------------------------------------------------------------- ● 今回は 2つ の話があります。 ○ [TV]「にほんごであそぼ」に実篤のことば(再放送)  前号で、「にほんごであそぼ」(Eテレ)という番組で実篤の「桃栗三年柿 八年だるまは九年俺は一生」ということばがとりあげられるとお知らせしたが、 その再放送が11月6日(火)にある。  本放送を見たが、こんな内容だった。コニちゃん(小錦八十吉)が桃と栗と 柿の植木鉢に水をやっている。すると男の子が扮した坊主が「桃栗三年柿八年 だるまは九年」と言う。それに続いて別の男の子がサッカーボールをドリブル しながら「俺は一生」と言う。かなりナンセンスな組合せだが、この番組は古 典を音で親しむという、漢文の素読のような意味は後からついてくるという考 えでつくられているので、男の子のドリブルと「おれはいっしょー」という言 葉が耳に残ればそれで成功なのだろう。  もう一つラップで「桃栗」をやっていて、こちらは女のことが「わたしはい っしょー」と言いながら縄跳びをしたりフラフープを回したりする。これもま た文章で書くと奇妙な印象を受けるが、映像のインパクトで言葉が耳に残れば 制作者の意図は達せられたのだと思う。  なんだろうと興味をもたれた方は、10分の番組(7:30〜7:40と、 17:15〜17:25の2回)なのでぜひご覧あれ。 ◆ にほんごであそぼ - キッズワールド NHK Eテレ-こどもポータル http://www.nhk.or.jp/kids/program/nihongo.html ○ 有島武郎研究会第52回全国大会  有島武郎研究会第52回全国大会が、12月1日(土)に埼玉学園大学で開 催される。同学会は有島武郎の名を冠しているが、有島だけでなく白樺派全般 を研究対象としており、今回のプログラムは以下の通りである。  研究発表「志賀直哉『濁つた頭』の試み」太田翼  シンポジウム《〈友情/絆〉を読む》司会:團野光晴   「志賀直哉における友情」富澤成實   「〈知識人〉言説のなかの有島武郎」木村政樹   「蝕まれるべき友情−小説構造から見た『白樺』派の小説−」中村三春  (発表要旨は同研究会のサイトにあり。)  今回の会場は関東圏では行きやすい場所ではないかと思う。参加自由・聴講 無料とあるので、興味のある方は行かれてみてはいかがだろうか。 ◆ 有島武郎研究会 http://d.hatena.ne.jp/arishimaken/ ■ 文化の日。この連休は近くの公民館で文化祭。学生時代を思い出しました。 ☆このメールニュースに返信−>作者に届きます/ご意見・ご感想をぜひ! ---------------------------------------------------------------------- 武者組「あるね」ニュース 2012/11/05号 (不定期刊) 発行:こにし さとし konishi_satoshi@amy.hi-ho.ne.jp ※本メールニュースの内容は、間違っている可能性もあります。他の情報源も ※併用されますようおすすめします。/↓登録削除・バックナンバーは下記。 武者組ホームページ:http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~konishi_satoshi/ ☆Twitter(@mushagumi)でも実篤&白樺関連情報をつぶやいています。 ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。( http://www.mag2.com/ ) マガジンIDは 0000008392です。 ----------------------------------------------------------------------