2002/10/11 号 -------------------------------------------------------- 武者組「あるね」ニュース ------------------------------------------------MUSHA-GUMI [ArNe] News  山谷五兵衛がぶらりとやって来た。「何か面白い話はないか」と言うと  例によって「あるね」と言って、話しだした。 ---------------------------------------------------------------------- ● 今回は 2つ の話があります。 ○ [新刊情報] 志賀直哉『小僧の神様 他十篇』(岩波文庫)  岩波文庫の“新刊”として志賀直哉『小僧の神様 他十篇』が10月16日 に刊行される。これまで同名同構成の文庫があったと思うのだが、同社のサイ トで検索しても出てこないので、現時点ではないということなのだろう。  それにしても同日刊行の岩波文庫は、森鴎外『雁』『山椒大夫 高瀬舟』、 島崎藤村『破戒』、田山花袋『蒲団 一兵卒』芥川竜之介『羅生門 鼻 芋粥 偸 盗』と、いずれもどう見ても“新刊”ではないラインナップ。腑に落ちないが、 実物を見てみるしかないだろう。 ○ [開催中] 岸田劉生 装幀木版画展(不忍画廊)  東京・八重洲の不忍画廊では、「岸田劉生 装幀木版画展〜荘八・通勢とと もに」を開催中だ。会期は10月7日(月)〜19日(土)、日・祝休廊。  1921年に刊行された『劉生図案集』のために刷られた木版画の展示即売 である。昨夕見てきたが、「白樺十周年記念号」や実篤の『友情』など、本や 記念館の展示で見たことのある図案や、千家元麿や長与善郎の本の装幀もあり、 楽しく見られた。木村荘八の油絵・素描や河野通勢の挿絵もいっしょに展示さ れている。  画廊の方にいろいろ説明していただいたが、劉生の図案を木版に彫った彫り 師の伊上凡骨という人も重要らしく、彼の評伝『匠の肖像』(祖田浩一、1988、 朝日新聞社)を教えてもらった。劉生の木版画の価格は10万円前後から20 万円前後ぐらい。場所はJR東京駅八重洲北口を出て北にすぐ。詳しくは下記 ホームページ参照。 ◆ 不忍画廊ホームページ http://www.shinobazu.com/ ☆このメールニュースに返信−>作者に届きます/ご意見・ご感想をぜひ! ---------------------------------------------------------------------- 武者組「あるね」ニュース 2002/10/11号 (不定期刊) 発行:こにし さとし konishi_satoshi@amy.hi-ho.ne.jp ※本メールニュースの内容は、間違っている可能性もあります。他の情報源も ※併用されますようおすすめします。/↓登録削除・バックナンバーは下記。 武者組ホームページ:http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~konishi_satoshi/ ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。( http://www.mag2.com/ ) マガジンIDは 0000008392です。 ----------------------------------------------------------------------