2002/10/04 号 -------------------------------------------------------- 武者組「あるね」ニュース ------------------------------------------------MUSHA-GUMI [ArNe] News  山谷五兵衛がぶらりとやって来た。「何か面白い話はないか」と言うと  例によって「あるね」と言って、話しだした。 ---------------------------------------------------------------------- ● 今回は 1つ の話があります。 ○ [開催中] 岸田麗子展 『麗子像』以後を生きる  東京都渋谷区の松濤美術館で開催中の「特別陳列 岸田麗子展 『麗子像』以 後を生きる」を見学してきた。小さな展示だったが、とても良かったので興味 のある方には強くおすすめする。  渋谷区制70周年記念 友好都市ゆかりの美術展と併催で、ともに観覧料は 無料。岸田麗子展は2階のサロンミューゼという喫茶もできるスペースに展示 されている。入口に劉生の「野童女」「麗子立像」、奥のスペースの入口に木 炭水彩の「麗子像」(ぽっちゃりしていてかわいい)が展示されているが、あ とはすべて麗子の作品と資料。  油彩、日本画、スケッチとあるが、中でも母親らしいたくましさを感じる2 枚の自画像がとてもよかった。それと劉生と幼い自分を描いた「1923年8 月の思出」は、父の笑顔と鵠沼の強い陽射しと全体を包む幸福感が胸に迫った。 また、子供時代の遊び描きや父母に宛てた手紙(1通は大連滞在の劉生宛て)、 家族写真や子供のスケッチなどもあり、生身の麗子を感じることができた。  新しき村の村外会員としての演劇活動も展示され、写真やプログラム、また 個展の案内状や回覧雑誌に寄せた自筆原稿なども見ることができる。年譜も整 理され、戦災で大半の作品を失った中で、できうる限りの回顧展となっている ように思った。  残念ながら会期は10月6日(日)まで。最寄り駅は京王井の頭線神泉駅。 図録は700円で手に入るが薄くて展示品のすべてを掲載できているわけでは ない。ぜひ実物をご覧いただきたい。 ☆このメールニュースに返信−>作者に届きます/ご意見・ご感想をぜひ! ---------------------------------------------------------------------- 武者組「あるね」ニュース 2002/10/04号 (不定期刊) 発行:こにし さとし konishi_satoshi@amy.hi-ho.ne.jp ※本メールニュースの内容は、間違っている可能性もあります。他の情報源も ※併用されますようおすすめします。/↓登録削除・バックナンバーは下記。 武者組ホームページ:http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~konishi_satoshi/ ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。( http://www.mag2.com/ ) マガジンIDは 0000008392です。 ----------------------------------------------------------------------