2002/09/16 号 -------------------------------------------------------- 武者組「あるね」ニュース ------------------------------------------------MUSHA-GUMI [ArNe] News  山谷五兵衛がぶらりとやって来た。「何か面白い話はないか」と言うと  例によって「あるね」と言って、話しだした。 ---------------------------------------------------------------------- ● 今回は 3つ の話があります。 ○ “白樺派”の「ひまわり」が復元される  白樺美術館のために山本顧弥太が購入し、戦災で焼失したゴッホの「ひまわ り」がこのたび写真で復元された。兵庫県立美術館の「ゴッホ展」で展示され ているそうだ(2002年9月7日付け産経新聞)。当時のカラー図版をもとにデジ タル処理を行い、初めて日本にもたらされた「ひまわり」の姿を再現したとの こと。山本は兵庫県芦屋市に住んでいたため、同紙の別の記事では“芦屋”の 「ひまわり」と呼んでいたが、個人的には“白樺派(または白樺美術館)”の 「ひまわり」と呼んでほしいと思う。同館で9月22日(日)に予定されてい る講演会「芦屋の≪ひまわり≫」は、講師が復元作業の担当者なので、この絵 に関する話と思われる(未確認)。 ◆ 産経新聞ホームページ(「ゴッホ」で当該記事が検索可能かもしれない) http://www.sankei.co.jp/ ○ [読者より] 鵠沼で劉生・龍之介らの展示  読者のIさんからの情報。実篤らが『白樺』創刊の相談をし、岸田劉生が住 み、芥川龍之介が遊んだ鵠沼(神奈川県藤沢市)を紹介する「華ひらいた鵠沼 文化展−東屋・劉生・龍之介−」が、9月17日(火)〜9月29(日)まで 開かれる。「鵠沼を語る会」と市教育委員会の共催で、会場は藤沢市民ギャラ リー(JR藤沢駅ビル)。  東屋というのは旅館の名前で、実篤ら文人がよく宿泊しており、「お目出た き人」(第9章)などにも登場する。地域の人々が土地の歴史を大事にして調 査保存していかれるのは、見習うべきだと思う。 (Iさん、情報ありがとうございました。) ◆ 「鵠沼を語る会」ホームページ http://member.nifty.ne.jp/kurobe56/kugenuma/ ○ [雑録] 幻の銅像会社/河野通勢 ・「高村光雲とその時代展」を開催中の徳島県立近代美術館(徳島市)では、  9月28日(土)に美術館講座「幻の銅像会社をめぐって」を予定している。  内容はたぶん光雲が考えた銅像をつくる会社ではないかと思うのだが未確認。  上野の原に大仏をこしらえた人だから、会社をつくって一山あてようとか思  ったのではないかと想像してみる。 ・群馬県立近代美術館で開催予定の「長野県信濃美術館コレクション展−東山  魁夷と信州ゆかりの作家たち−」(9月21日〜11月4日)に、草土社の  河野通勢の絵も出展される。あくまでもメインは東山魁夷だが、もしも行か  れるようであれば劉生顔負けの写実画も忘れずに見てほしい。 ◆ 群馬県立近代美術館ホームページ http://www.edu-c.pref.gunma.jp/kyoui/bijutu/ ☆このメールニュースに返信−>作者に届きます/ご意見・ご感想をぜひ! ---------------------------------------------------------------------- 武者組「あるね」ニュース 2002/09/16号 (不定期刊) 発行:こにし さとし konishi_satoshi@amy.hi-ho.ne.jp ※本メールニュースの内容は、間違っている可能性もあります。他の情報源も ※併用されますようおすすめします。/↓登録削除・バックナンバーは下記。 武者組ホームページ:http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~konishi_satoshi/ ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。( http://www.mag2.com/ ) マガジンIDは 0000008392です。 ----------------------------------------------------------------------