2000/11/30 号 -------------------------------------------------------- 武者組「あるね」ニュース ------------------------------------------------MUSHA-GUMI [ArNe] News  山谷五兵衛がぶらりとやって来た。「何か面白い話はないか」と言うと  例によって「あるね」と言って、話しだした。 ---------------------------------------------------------------------- ● 今回は 5つ の話があります。 ○ 岸田劉生の絵がオークションで3億円?!  11月29日午後のasahi.comに、「岸田劉生の「麗子像」がオークション に 3億円前後か」という記事が出ました。12月2日に開かれるオークショ ンに劉生の油絵「毛糸肩掛せる麗子肖像」(1920)が出品されることになり、落 札予想価格は2.5〜3.5億円だそうです。シンワアートオークション社が 企画したオークションで、同社のホームページを見ると他に油絵2点デッサン 1点が出るようです。「国内のオークションで、このような大作が取り扱われ るのは珍しい」(前出記事)そうですが、ちょっとだけ興味があります。 ◆ asahi.com(朝日新聞) http://www.asahi.com/ ◆ シンワアートオークション http://www.shinwa-art.com/ ○ [開催中] 増田三男・内藤四郎・富本憲吉展(うらわ美術館)  うらわ美術館(埼玉県浦和市)では「人間国宝の工芸 増田三男・内藤四郎・ 富本憲吉 ―身辺から生まれる美― 」を開催中です。会期は11月25日(土) 〜来年2月4日(日)、浦和ゆかりの彫金作家の増田三男と内藤四郎、二人が 多大な影響を受けた富本憲吉との交流と作品を紹介しています。  また樋田豊次郎氏(東京国立近代美術館工芸館主任研究官)による記念講演会 「近代工芸の創造的精神」が12月3日(日)に、新春座談会「工芸の美 − 身辺から生まれる模様− 」が来年1月14日(日)に催されます(出席者は 増田三男氏、日本画家の内藤五琅氏、坂本満館長)。ともに事前申込が必要で すので、詳細は美術館までお問合せください。また、12月10日、17日、 1月7日、28日にはギャラリー・トークもあります(いずれも日曜日、14 時から。自由参加でロビー集合、観覧券のみ必要)。 ◆ うらわ美術館ホームページ http://www.uam.urawa.saitama.jp/ ○ [開催中] マティス展(兵庫県立近代美術館)  神戸市灘区の兵庫県立近代美術館では、「マティス、その原点」展が開催中 です(11月18日(土)〜来年1月21日(日))。 ホームページによる と、マティスの生まれ故郷カトー・カンブレジのマチス美術館所蔵の油彩、彫 刻、デッサン、版画、挿絵など約90点が展示されているそうです。内容につ いてはそれ以上詳しい情報は載っていません。ここしばらく更新が止まってい るようです。 ◆ 兵庫県立近代美術館ホームページ http://www.senri-i.or.jp/museum/ ○ [次回展示] 梅原龍三郎展(名古屋・松坂屋)  「芸術新潮」12月号(新潮社)によると、梅原家、全国の美術館、個人所 蔵家から出品を受けた梅原龍三郎の回顧展が各地を巡回します。名古屋の松坂 屋(11月30日(木)〜12月18日(日))からスタートしますが、ホー ムページでは詳細がわかりません。  その次に開催される島根県立美術館(12月22日(金)〜来年2月4日 (日))のホームページには簡単な解説があります。こちらは来年1月に記念 講演会、ギャラリートーク(こどものための回もあります)、一時保育などが 予定されていますので、詳しくはホームページをご参照ください。  またその後の巡回先については、公式ホームページ等で確認がとれ次第、順 次ご紹介してまいります。 ◆ 松坂屋(名古屋市)ホームページ http://www.matsuzakaya-dept.co.jp/nagoya/ ◆ 島根県立美術館ホームページ http://www.pref.shimane.jp/section/spma/ ○ [次回展示] ハンリッヒ・フォーゲラー展(東京ステーションギャラリー)  東京ステーションギャラリー(東京都千代田区)では、12月2日(土)〜 来年2月12日(祝)まで「忘れられた愛と春の画家 −ハインリッヒ・フォー ゲラー 」展が開かれます。フォーゲラーはドイツの芸術家で絵画、工芸、デ ザイン、建築と幅広く活動し、その作品はアール・ヌーヴォーからプロレタリ アート芸術へと大きく変化しています。「白樺」は創刊の翌年に彼の版画展を 開き、特集号も出しましたが、柳宗悦との往復書簡など「白樺」との交流も紹 介されるそうです。  ホームページの紹介で誤解を招きそうな箇所があるので、あらかじめ補足説 明をしておきます。「その特集が組まれ、彼による“白樺の絵”はシンボルと して「白樺」の表紙を飾りました」とあるのは、フォーゲラーに依頼した白樺 の絵を大正元年10月号から表紙に掲載したということであって、皆さんがよ く知っている創刊号の白樺の絵ではありません。創刊号の白樺は、児島喜久雄 が描いたものです。 ◆ 東京ステーションギャラリーホームページ http://www.ejrcf.or.jp/ ☆このメールニュースに返信−>作者に届きます/ご意見・ご感想をぜひ! ---------------------------------------------------------------------- 武者組「あるね」ニュース 2000/11/30号 (不定期刊) 発行:こにし さとし konishi_satoshi@amy.hi-ho.ne.jp ※本メールニュースの内容は、間違っている可能性もあります。他の情報源も ※併用されますようおすすめします。 ↓配信先変更・登録削除はホームページから/実篤記念館見学レポートもあり 武者組ホームページ:http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~konishi_satoshi/ ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。( http://www.mag2.com/ ) マガジンIDは 0000008392です。 ----------------------------------------------------------------------