2000/10/30 号 -------------------------------------------------------- 武者組「あるね」ニュース ------------------------------------------------MUSHA-GUMI [ArNe] News  山谷五兵衛がぶらりとやって来た。「何か面白い話はないか」と言うと  例によって「あるね」と言って、話しだした。 ---------------------------------------------------------------------- ● 今回は 3つ の話があります。 ○ 実篤記念館、秋の特別展が始まりました  実篤記念館では秋の特別展「白樺−美術への扉」が10月28日(土)から 始まりました。会期は12月3日(日)までです。記念館は通常年6回の企画 展と2回の特別展を開いていますが、中でも春と秋の特別展は力が入っていま すので、初めておいでになる方には特別展をおすすめします。資料性の高いき れいなパンフレット(200円)もつくられますし、また講演会なども開かれ ます(今年は11月11日)。隣接する実篤公園を散歩するにも良い気候で、 公園の中の実篤旧邸も10月と11月の毎週土曜日は公開されています(11 :00〜15:00、ただし雨天のときは公開中止)。ぜひ一度おいでになら れますよう、ご案内申し上げます。 ○ [新刊情報] 荒俣宏『プロレタリア文学はものすごい』  平凡社の「月刊百科」に連載されていた、荒俣宏の「プロレタリア文学はも のすごい」が平凡社新書になって発売されました。これはプロレタリア文学を 現代の視点からおもしろく読み直そうという試みで、「プロレタリア文学=ス プラッタ文学」など様々な切り口で読み返していった作品です。ちょっとくせ のある観点のため冷静には読みにくいかもしれませんが、素直に読むとそれな りに読めます(腹を立ててはいけません)。連載時には読んでいなかったので すが、プロ文の人々が尊敬した志賀直哉も1章もうけられています。その文芸 の特色をよく分析していると思いますので、一読をおすすめします。荒俣氏に は「白樺記」という作品もあり、白樺派への造詣は深い人です。ちょっと茶化 しているようにも見えますが、レスペクトはあると思いますので、私はそこは 素直に読んでいます。 ○ [新刊情報] 柳宗悦『茶と美』  講談社のPR誌「本」11月号に、講談社学術文庫最新刊として柳宗悦の 『茶と美』が出ていました。柳の新刊というのは久しぶりだと思います。 ☆このメールニュースに返信−>作者に届きます/ご意見・ご感想をぜひ! ---------------------------------------------------------------------- 武者組「あるね」ニュース 2000/10/30号 (不定期刊) 発行:こにし さとし konishi_satoshi@amy.hi-ho.ne.jp ※本メールニュースの内容は、間違っている可能性もあります。他の情報源も ※併用されますようおすすめします。 ↓配信先変更・登録削除はホームページから/実篤記念館見学レポートもあり 武者組ホームページ:http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~konishi_satoshi/ ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。( http://www.mag2.com/ ) マガジンIDは 0000008392です。 ----------------------------------------------------------------------