1999/11/05 号 -------------------------------------------------------- 武者組「あるね」ニュース ------------------------------------------------MUSHA-GUMI [ArNe] News  山谷五兵衛がぶらりとやって来た。「何か面白い話はないか」と言うと  例によって「あるね」と言って、話しだした。 ---------------------------------------------------------------------- ● 今回は 3つ の話があります。 ○ 実篤記念館で関川氏の講演会が開かれます  現在実篤記念館では、秋の特別展「写真に見る 実篤とその時代 ─(1)大正 期まで─」が開かれていますが、この特別展を記念して講演会が催されます。 講師は関川夏央氏で、タイトルは「実篤とその時代〜大正時代を中心として」 です。日時は11月20日(土)13:30〜15:00、場所は調布市東部 公民館、実篤公園から仙川駅に向かうところにあります。定員は先着50名、 受講は無料です。詳しくは実篤記念館のホームページをご参照ください。  関川氏は前号でご紹介したように『文學界』で新しき村について連載を書い ておられますし、また今年7月には「『白樺』の意味と実篤・直哉らの『友 情』」と題する講演も行われています(”あるね”ニュース 1999/06/19号参 照)。 ◆ 実篤記念館ホームページ http://www.city.chofu.tokyo.jp/yokoso/inform/saneif.htm ○ 「新しき村」見学会が開かれます  実篤記念館ホームページによると、埼玉県の新しき村への見学会が12月1 日(水)に行われるそうです。今年2月に一度催されていますが、今回は毛呂 山町歴史民俗資料館の特別展「東の村60年〜武者小路実篤と新しき村」もあ わせて見学します。参加費は一人1,500円、定員50名。申し込みは往復はが きで11月16日(火)必着です。詳しくは実篤記念館ホームページ(上記) をご覧ください。  私は2月の回に参加しましたが、とても有意義な見学会でした。電車を乗り 継いで行くとかなり時間がかかりますが、大型バスで楽に、また調布市の催し ということでひじょうに安価に行かせていただき、とてもよかったと思ってい ます。新しき村に一度行ってみたいと思っておられる方も、なかなか機会がな いと実現しないかと思います。この好機をとらえて、1日会社や学校を休んで も行かれる価値はあると思いますが、いかがでしょうか。 ○ 写真集「木彫 高村光雲」、出版される  11月1日付け日経新聞に、高村光雲の孫・規(ただし)氏が光雲の木彫作 品の写真集をつくったときのお話を「光雲の木彫探し 孫の執念」と題して書 いておられます(朝刊、最終面)。本は今年9月の刊行で、全国各地に散らば った87点の作品を撮影して歩かれたそうです。光雲は芸術家と言うよりは職 人であり、光太郎・豊周(とよちか、規氏の父)兄弟が作品に相当する価格を つけるようすすめたにもかかわらず手間賃分しか受け取らなかったというエピ ソードは、その人柄をよく表しているように感じました。長野・善光寺の山門 にも光雲作の仁王像があるそうなので、行く機会があれば注意して見たいと思 います。今出ている『芸術新潮』のインフォメーションのコーナーにも、本書 の紹介と写真が少しだけ出ていました。 ☆このメールニュースに返信−>作者に届きます/ご意見・ご感想をぜひ! ---------------------------------------------------------------------- 武者組「あるね」ニュース 1999/11/05号 (不定期刊) 発行:こにし さとし konishi_satoshi@amy.hi-ho.ne.jp ↓配信先変更・登録削除はホームページから/実篤記念館見学レポートもあり 武者組ホームページ:http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~konishi_satoshi/ ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。( http://www.mag2.com/ ) マガジンIDは 0000008392です。 ----------------------------------------------------------------------