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おめでたき日々

(2001年3月)



2001年3月25日

●ふくやま美術館(広島県福山市)では、2000年度に購入した岸田劉生の油彩画4点を2001年1月4日(木)〜1月14日(日)に公開したようだ。作品は「橋」「静物(赤き林檎二個とビンと茶碗と湯飲み)」「新富座幕合之写生」「麗子十六歳之像」(「ふくやま美術館/展覧会情報」より)。

●また同館では、春季所蔵品展「花のうつろい」として、梅原龍三郎「薔薇図」(宋窒黒地白梳の壷)」、岸田劉生「麗子十六歳之像」などを展示中。会期は3月13日(火)〜6月17日(日)(「麗子十六歳之像」は5月22日(火)まで)。これは福山のプロバイダのページから。

●大原美術館(岡山県倉敷市)では、現在無料の65歳以上入館料を今年10月2日から有料とするそうだ(「日経B2O」より。初出は日本経済新聞地方経済面2001年3月10日)。金額は大人の半額の500円だが、入館料だけで運営している美術館であるため、入館者減少の折、有料化はやむをえないとのこと。
 実篤記念館も65歳以上は入館料無料だが、調布市の施設であるとはいえ、他人事とばかりも言っていられないだろう。

●最近は4月下旬のあたたかさの日もあり、桜の開花も早まっている。昨日実篤公園の桜の様子を見に行ったが、ちらほら咲き始めていた。3月末から4月初めにかけて見頃になるだろう。

2001年3月11日

●岸田劉生展の紹介記事「岸田劉生展――写実の果てにナゾ残す」(3月1日付け日本経済新聞名古屋夕刊)が、「日経B2O」のアートコーナーに載っていた。短いため軽めの内容。

●3月6日付けの読売新聞等によると、ロシア正教会はトルストイの破門(1901年)を解かないという決定をしたそうだ。これは子孫からの破門取り消し請求を退けたもので、鳥越俊太郎氏が「ほぼ日刊イトイ新聞」の中で触れていたが、トルストイ自身信念をもってとった行動であるし取り消されなくても問題ないのではないだろうかと、異教徒の私なぞも思ってしまう。

●3月4日放映の「新日曜美術館」ルノワール特集は、ルノワールの画風の変遷がわかってとても興味深かった。ルノワールというと晩年の様式のイメージが強いが、そこに至るまでの苦労(印象派と古典派のせめぎあい)が作品によってはっきりわかり、勉強になった。

●3月16日(金)夜には「バック・トゥ・ザ・フューチャー Part3」が放映される(日本テレビ系列)。予告編を見たら、今度のタイムトラベル先は1885年=実篤の生まれた年だ。当時のアメリカは西部劇の時代ということで、そんなことになっていたのかと少しびっくりした。

●おととい、実篤記念館から「友の会ニュース」が届いた。展示情報などといっしょに来年度の予定も入っていた。来年もいろいろな特別展が企画されていて、今から楽しみだ。来年度の展示予定は、公式ホームページ等で公開されてから当ホームページにも掲載する。


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